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多くのガンダムシリーズでキーワードとなる「戦争」がGガンにはそれ程影響がないのも特徴だと思います。
他のガンダムシリーズでは戦争に巻き込まれた子供達が戦争をむなしく思ったり戦争に翻弄されたりする姿を描写するのが定番でしたが
Gガンでは一応ガンダムファイトが「代理戦争」と位置づけられてますが、ガンダムファイター達はガンダムファイトに勝って全世界の主導権を握るということは頭に無く
それよりも、純粋に戦いに勝つことだけを目的にガンダムファイトをしているように思います。ストUシリーズのリュウのような奴らばかりが集まっているというところでしょうか。
「戦争」の悲哀の部分を排除してGガン独自の世界観(格闘主体の世界)を持ったことは、見る人によって印象は違うと思いますが僕個人の意見としては大成功だったと思います。
逆に軍隊対軍隊の戦いが好きな人にとっては、物足りない・味気ない・なじめないシリーズだったと思います。
ただしGガンにも戦争の空しさ等を表現している部分があります。それはガンダムファイトによって生じた建造物の破壊は無罪という点です。
意図的なコロニー落としとかモビルスーツによる都市部の武力制圧という感じでは戦争の空しさは表現されてませんが
街なかをガンダムファイトの場に選ばれたら確実にそこら辺一体は廃墟になりますよね。
さらに第1話では人がガンダムファイトによって死にそうな目に遭うにも関わらず普通の戦争同様単に「不運の人」で済まされてしまう。
軍隊対軍隊による戦争と比べたらはるかに一般の人への被害は少ないかもしれないけどGガンでも少しは戦争の空しさを表現しているんですね。
でも結局は主人公達(善)とデビルガンダム(悪)との戦いを描いた勧善懲悪という誰もが何も考えずに楽しめるストーリーになっていて
新たなガンダムワールドを作った事には間違いないでしょう。
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