(2000年9月15日)
今回のバトルフィールドは小惑星が漂う宇宙空間。
デスサイズヘルを操るまなぶ軍曹は敵部隊の情報収集のため一人で敵本陣に向かっていた。
それに対し、そのまなぶ軍曹と対立している部隊に属するヤザン軍曹はメリクリウスの調整のため小惑星群に身を潜め機体の調整を進めている。
まなぶ軍曹は敵本陣に立ちふさがる小惑星の間を注意して進む、しばらくして小惑星の影から謎の光が見えた。
ハイパージャマーを使い光の正体を確認するべく光に近づくと、そこにはメリクリウスがいた。メリクリウスのプラネイトディフェンサーが光り輝いていたのだ。
ヤザン軍曹はガンダムデスサイズヘルが近づいた事に気づかずに調整を進めている・・・
まなぶ軍曹は戦闘経験が少なく本来なら遠くから諜報活動に専念すべきだがメリクリウスの光が妙に気になり戦士としての血が少しだけ冷静さをなくさせる。
まなぶ軍曹はメリクリウスに敵の紋章が機体にあるのを見つけ奇襲することにした。
戦いが始まる!
ガンダムデスサイズヘルはハイバージャマーの効果でヤザン軍曹に気づかれることなくメリクリウスのいる戦闘エリアに急接近することに成功。
デスサイズヘルはメリクリウスの背後を取った。
いきなり背後が暗くなり後ろを振り向いたヤザン軍曹だがその時には既にデスサイズヘルは攻撃態勢を取っていた・・・
デスサイズヘルのバルカン攻撃が見事命中!奇襲が成功したことでまなぶ軍曹は少し興奮気味だ。
不意を付かれたがヤザン軍曹は体勢を立て直しデスサイズヘルに反撃を試みる。
クラッシュシールドを構えシールドの中心からビームが発射される、興奮状態で防御を忘れたデスサイズヘルにメリクリウスが襲いかかる。
クラッシュシールドによるメリクリウスの攻撃がデスサイズヘルのアクティブクロークをはじき飛ばし鮮やかに決まった!
両者とも情況を把握し冷静になり相手をにらみ合う。
まなぶ軍曹・26 ヤザン軍曹・28
ヤザン軍曹は続けて攻撃を仕掛ける。デスサイズヘルのアクティブクロークを無理矢理開かせて無防備になった胴体にねらいを定め攻撃する。
同時にまなぶ軍曹もメリクリウスに近づき攻撃を仕掛けた。
メリクリウスのクラッシュシールドが一閃し、クリーンヒット!
まなぶ軍曹も負けじと再度バルカン攻撃を試みる。防御を考えず攻撃するデスサイズヘルには鬼気迫るものがあった。
デスサイズヘルが放ったバルカンはメリクリウスに予想外のダメージを与える。
まなぶ軍曹・20 ヤザン軍曹・24
予想外にデスサイズヘルの機体のダメージが大きかったので、まなぶ軍曹はアクティブクロークを閉め一時防御で体勢を整える。
ヤザン軍曹も相手の必殺技を警戒しビームガンを取り出し距離を置いてデスサイズヘルに構えた。
メリクリウスのビームガンが発射されたがアクティブクロークによってはじかれてしまう・・・
逆にデスサイズヘルは今までのバルカン攻撃によるメリクリウスの機体損傷箇所にねらいを決めて
傷口を広げるようにバルカン攻撃をする。そしてまなぶ軍曹はねらいをはずさず的確に相手にダメージを与えた。
まなぶ軍曹・19 ヤザン軍曹・22
アクティブクロークによって攻撃を防がれてしまったメリクリウスはバルカン攻撃を避けるため戦闘エリアの移動を考える。
メリクリウスがビームガンを構えて相手が一瞬ひるんだ隙に移動を開始した、まなぶ軍曹も気を取り戻しメリクリウスを追跡する。
小惑星を避けながら2体の機体は距離を縮め、また距離を離す・・・
ヤザン軍曹はデスサイズヘルを振り切るのは無理と判断し小惑星に身を潜めた。ちょっとした隙にメリクリウスを見失ったまなぶ軍曹は辺りを見回す。
完全に相手を見失い無防備状態になったデスサイズヘルに向かってメリクリウスはビームガンを構え攻撃をする。
攻撃するために姿を見せたメリクリウスを見つけたまなぶ軍曹はメリクリウスに接近しようとしたがメリクリウスの攻撃の方が早かった。
急接近をするデスサイズヘルに見事ビームガンは命中する。あわててまなぶ軍曹もバルカンで反撃。
両者の攻撃が成功し、またも同じエリア内での戦いが続く。
まなぶ軍曹・16 ヤザン軍曹・20
お互いここが勝負時だと感じ緊迫した雰囲気が辺りを包み込む。先に動いたのはヤザン軍曹のメリクリウスだった。
今までメリクリウスの背中にあったプラネイトディフェンサーが動きだし片方がメリクリウスの前面に移動した。
そしてプラネイトディフェンサーが展開し雷を思わせる凄まじい光がプラネイトディフェンサーを中心にメリクリウスを包み込む。
その強力なメリクリウスのディフェンスフィールドは相手が中に入っただけでもダメージを与えてしまう・・・
まなぶ軍曹もアクティブクロークを広げ腕ののバスターシールドを構えると同時にシールドの中央からビームソードが出現する。
実はまなぶ軍曹はメリクリウスとは今回初めての戦いであり相手の機体の調査は不十分であった。
プラネイトディフェンサーがどのようなものか見極められないままバスターシールドで攻撃をしてしまう・・・
まなぶ軍曹は一撃で決着を着けるべくメリクリウスの頭部めがけてバスターシールドによる捨て身の突きを繰り出したが
プラネイトディフェンサーによって攻撃がはじかれてしまう。
ヤザン軍曹はパワーを上げさらにディフェンスフィールドを強めデスサイズヘルを寄せ付けることを許さなかった。
しかしデスサイズヘルの強力な攻撃はメリクリウスのディフェンスフィールドを突き破り傷を負わせていたのだった!
お互い相手の必殺技を受けてしまったがどちらも致命傷にはならない。
まなぶ軍曹・9 ヤザン軍曹・12
必殺技を防ぎきったが頭部の損傷が激しいメリクリウスはクラッシュシールドで防御態勢をとる。
デスサイズヘルもプラネイトディフェンサーの恐ろしさを体験し攻撃をためらっていた。
ヤザン軍曹はメリクリウスの頭部の負傷がまだ戦える状態であることを確認し、そのままクラッシュシールドでの攻撃をする。
プラネイトディフェンサーでの防御を止め一気にデスサイズヘルに襲いかかる。
メリクリウスが襲いかかってくるの見てデスサイズヘルはバルカンで応戦する。
クラッシュシールドはデスサイズヘルを確実にとらえ、デスサイズヘルのバルカン攻撃もメリクリウスに命中する!
お互いの攻撃が当たりその反動で2体の間に白煙が立ち上り距離ができてしまった。
まなぶ軍曹はこれを利用して相手との距離をもっとあけプラネイトディフェンサー攻撃に備えるため今いる戦闘エリアを移動する。
デスサイズヘルはハイパージャマーの効果で今いる戦闘エリアからの離脱を成功させた。
白煙が収まりヤザン軍曹は辺りを見回したらデスサイズヘルが遠くに離れてしまったことに気づき愕然とする。
まなぶ軍曹・6 ヤザン軍曹・10
お互いの距離が離れてしまったため、デスサイズヘル・メリクリウスほぼ同時に遠距離攻撃の体勢に入った。
デスサイズヘルはバルカン、メリクリウスはビームガン。
そして攻撃を察知したまなぷ軍曹とヤザン軍曹はこれまたほぼ同時に防御を取り始めた。
デスサイズヘルのバルカンはメリクリウスのクラッシュシールドによって受け止められ
メリクリウスのビームガンはデスサイズヘルのバスターシールドによって受け止められる。
互いに一呼吸おき次の攻撃をうかがっていた。
まなぶ軍曹・5 ヤザン軍曹・9
デスサイズヘル・メリクリウス共に機体の損傷が激しく、戦いがもうすぐ終わりを迎えるだろうと2人のパイロットは予感した。
デスサイズヘルの腕が背中にあるツインビームサイズをつかもうとしたときヤザン軍曹はその攻撃に備え再びプラネイトディフェンサーを展開した。
プラネイトディフェンサーを展開し強力なディフェンスフィールドがメリクリウスを中心に広がり一切の攻撃を受け付けることを許さない光の壁がメリクリウスを包み込む。
光の壁を遠目で見ながらデスサイズヘルはツインビームサイズを手に取り相手に向かって構えると同時に2枚の刃が出現した。
先ほどの攻撃でディフェンスフィールドを体験し強力な磁場が発生しこちらの攻撃力が半減し多少のダメージも受けることをまなぶ軍曹は学習した。
しかし決してダメージを与えられないわけではない、と闘志を燃え上がらせ最後の決着を付けるべくツインビームサイズを握り直す。
ヤザン軍曹も相手の攻撃を防ぎきればチャンスはあると信じ最大パワーでディフェンスフィールドを作り出す。
メリクリウスの光の壁が太陽のように光り輝いた瞬間デスサイズヘルはメリクリウスに向かって突進した。
メリクリウスを見てまなぶ軍曹は一つのアイデアが浮かんだ。メリクリウスを包むディフェンスフィールドは広範囲に広がっているが
ダメージを受けるほど強力なフィールドはメリクリウスの中心部分だけだ。中心部分にさえ触れなければ・・・
こう考えたまなぶ軍曹はとっさにツインビームサイズを持つ手をツインビームサイズの中心から一番端に持ち替えた。
これによりデスサイズヘルは通常より遠距離からの攻撃が可能となった。
デスサイズヘルの攻撃目標はやはりメリクリウスの頭部。メリクリウスが目の前に近づきツインビームサイズを振り上げる。
ヤザン軍曹はプラネイトディフェンサーを信じ相手の攻撃を全て打ち砕くべく気合いを入れディフェンスフィールドの磁場を強くする。
デスサイズヘルが相手に当たるか当たらないかギリギリのところでツインビームサイズを頭部めがけて振り下ろした!
強力な光の壁によりツインビームサイズの刃がメリクリウスに当たる前に消滅するが
2枚刃の最後の一枚だけがなんとか残りメリクリウスの頭部を切り裂いた!!
デスサイズヘルもメリクリウスのダメージゾーンに近づきダメージを受けそうになるがその瞬間メリクリウスの頭部が爆発し光の壁も消え去った・・・
メリクリウスの頭部が爆発する瞬間にヤザン軍曹は脱出ポッドで脱出した、そして復讐を心に誓う・・・
戦闘経験の少ないまなぶ軍曹は戦いの勝利の余韻を味わうよりも何が起こったのか気持ちの整理をつけることで精一杯だった。
敵本陣を調査するだけの予定だったが予想外の戦いで精も根も尽き果てていた。当然諜報活動の事は頭に残っていない。
数分後、情況を理解し始めて安心のあまり一言つぶやいた
「ありぁ?勝てた・・・?」
今回の勝負はまなぶ軍曹のガンダムデスサイズヘル勝利
まなぶ軍曹・5 ヤザン軍曹・0
このコーナーを作り初めてのバトルでしたがいかがでしたでしょうか?
ストーリーの組立は中立を心がけて作りましたが、もしどちらかに片寄った感じがしたら僕の文章技術が未熟だからです、ごめんなさい。
さて、今回の戦いですが予想以上に接戦でしたね。ヤザンさんはガードやノーガードなどの第二動作をあまり使いませんでしたね。
もし第二動作も効果的に使うことができたら勝負はどうなっていたか分かりません。必殺技も使い切ってませんでした。
それに対しまなぶさんは第二動作を効果的に使っているように感じました。
今回は同じターンに両方が必殺技を使うことになってますが、これはすごい偶然ですね。
メリクリウスの必殺技の特殊効果であるダメージ減少が見事に働いていましたが、デスサイズヘルの必殺技の威力がそれなりに高いので
メリクリウスは必殺技で防いでもそれなりにダメージは受けてしまいました。
メリクリウスの必殺技は通常攻撃を防ぐのはそれほど意味はありませんが、相手の必殺技を防ぐと非常にストーリーの展開が面白くなりますね。
また、メリクリウスの必殺技を使うときは第二動作の急接近を使うと確実に相手にダメージを与えることが出来ますね。
このコーナーの初めての戦いとしては大変白熱して上出来だと思います。
今後はお互い必殺技を繰り出すタイミングを研究して戦いを構成するとよりスリリングなものになると思います。
まなぶさん、ヤザンさんまたの対戦お待ちしてます♪
話題は変わりますがストーリーの作り方について少しお話をします。
一応文章によるバトルゲームなので本来なら「うおおぉぉ!」とか「はぁ!」とか「どりゃあぁ!」とか「このぉ」とか気合いのセリフがあったり
「君には負けない」とか「こんな事でくじけるか!」などパイロットのセリフがあって当然なのですが、セリフは無しの情景描写だけでストーリーを進めました。
例外として投稿のその他の欄に書かれていた勝ちセリフは使ってます。
セリフを極力使わなかった理由として幾つかあり、一つ目は今回のまなぶさんとヤザンさんの性格やキャラを固定させないため。セリフは当然その人の性格が出るものだし
今後の投稿に悪影響が出ると思いました。
二つ目としてテレビゲームのRPGではなくシュミレーションを目指していたからです。詳しく説明するとRPGは戦いよりもストーリーを楽しむ物だと考えます。
キャラクターの行動や会話で物語りは進みます。それに対してシュミレーションはストーリーよりも戦略に重点があるものと考えてます。
このバトルのシステム自体軍人将棋を少しだけ参考にしてまして、相手の出方が分からない状態でなおかつ相手の戦略を読み攻撃方法を考える。
従ってターンごとの結果だけを分かるようにすれば良かったのですが、それでは味気なさ過ぎると思いストーリー部分を付け加えたという訳です。
三つ目として僕は文章作成能力が低いので下手にセリフを入れると読んでいて恥ずかしいストーリーになってしまい白けてしまうからです。
文章が上手い人だとセリフを入れると非常に読み応えがあり文章の味わいが深くなりますが、僕のような素人がセリフを入れて感情たっぷりのストーリーを作ると
もろに文章の幼稚さが出てしまいストーリーを読む気力が無くなるという非常事態が発生すると確信していたからです(笑)
参考のために今回の戦闘記録を読んで何か感想があったら遠慮なく掲示板にカキコして欲しいです。
「文章が短い」「もうちょっとセリフを入れて欲しい」「もっとストーリーに力を入れ雰囲気を出して欲しい」「もっと簡潔なストーリーにして欲しい」など思ったことをカキコして下さい。
皆さんの意見を参考にして次回のストーリー作りに役立てたいと思います。
今回の対戦データ
対戦者 |
まなぶ軍曹(1)・ガンダムデスサイズヘル |
ヤザン軍曹(1)・メリクリウス |
戦闘エリア初期値 |
第六戦闘エリア |
第九戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ1通常攻撃+急接近 |
タイプ1通常攻撃1 |
第二ターン |
タイプ1通常攻撃+ノーガード |
タイプ1通常攻撃1 |
第三ターン |
タイプ1通常攻撃+ガード |
タイプ1通常攻撃2 |
第四ターン |
タイプ1通常攻撃+急接近 |
タイプ1通常攻撃2 第10戦闘エリアへ移動 |
第五ターン |
必殺技2+ノーガード |
必殺技 |
第六ターン |
タイプ1通常攻撃 第六戦闘エリアへ移動 |
タイプ1通常攻撃1 |
第七ターン |
タイプ1通常攻撃+ガード |
タイプ1通常攻撃2 ガード |
第八ターン |
必殺技1+ノーガード |
必殺技 |
第九ターン |
タイプ1通常攻撃+ガード |
タイプ1通常攻撃1 急接近 |
第十ターン |
必殺技1+ノーガード |
必殺技 |
(2000年9月15日)
今回のバトルフィールドは草木が生い茂る山岳地帯。
ひろし軍曹は山岳地帯の特徴である土地の起伏の激しさを利用してバトルの特訓をしていた。
普段は軍を抜け出しあてもなくさまよい歩き、偶然見つけたモビルスーツに戦いを挑むという軍律違反をしているはぐれ軍曹である。
るーるー軍曹は宇宙から久々に地球に帰ってきて、とある部隊と合流するため移動しているところである。
何年かぶりの地球の景色を楽しみ山岳地帯に広がる緑に心を奪われているようだ。
ひろし軍曹がふと遠くを見ると宇宙で活躍してるいと噂されるるーるー軍曹が操るアルトロンガンダムを見つけた。
「これほどの特訓相手はいない・・」
とつぶやき突然空に向かってバルカン攻撃をした。
空輸戦闘機に乗っていたるーるー軍曹は突然のバルカン攻撃に反応し辺りを見回す。
そして遠くにバルカン攻撃を仕掛けた張本人であろうゴッドガンダムを発見した。
敵対する部隊のガンダムではなさそうだが決してタダではこの空域を通してくれない予感がした。
さらにるーるー軍曹はゴッドガンダムを見るとこちらに向かって攻撃態勢を取っているのを確認した。
「明らかに挑発している」と感じたるーるー軍曹も戦闘機を降り戦闘体勢に入った。
戦いが始まる!
最初に攻撃を仕掛けたのはゴッドガンダムだった。
アルトロンガンダムがゴッドガンダムに向かってくるのを見て
ひろし軍曹は近くまで来ると予想し今度はアルトロンガンダムに標準を向けバルカン攻撃をした。
るーるー軍曹は先手必勝とばかりに背中にあるツインビームトライデントに手をかけた。
そして一気に近づきゴッドガンダム目がけて強力な突きを繰り出そうとした瞬間、相手からのバルカン攻撃を察知した。
バルカン攻撃の射程外にとどまろうとして必死に急停止を試みるるーるー軍曹。
手にしていたツインビームトライデントをその場で振り下ろし地面に差し込みブレーキ代わりにする。
何とかバルカン攻撃を避けたるーるー軍曹はゴッドガンダムを見つめる。
ひろし軍曹も相手の攻撃に備えガードをしていたがアルトロンガンダムが立ち止まったのを見て一呼吸をおく。
互いに何事もなく辺りには静寂が広がる。
ひろし軍曹・30 るーるー軍曹・30
相手との距離を考え次の攻撃を考えるるーるー軍曹。
かなり遠くにゴッドガンダムがいるので次の攻撃は遠距離攻撃。
「遠距離攻撃」という言葉を思い浮かべた瞬間背中のビームキャノンが動き出した。
ビームキャノンのねらいは当然ゴッドガンダム。威力はかなり減るが確実にダメージを与えられるだろうとるーるー軍曹は考えた。
ひろし軍曹はアルトロンガンダムの頭の上に出てきたビームキャノンを見て、その対応策を考える。
今すぐ相手の近くに急接近するのはビームキャノンの餌食になるだけだ、そう考えたひろし軍曹は
仕方なく相手のビームキャノンをバルカンで相殺することにした。
アルトロンガンダムのビームキャノンは一直線にゴッドガンダム目がけて発射された。
それと同時にゴッドガンダムのバルカンが発射される。ビームキャノンの勢いは凄まじく
次々とゴッドガンダムのバルカンを飲み込んでいき、遂にビームキャノンがゴッドガンダムに命中。
バルカンの相殺効果もあり軽傷で済んだが、これからの戦いが楽な展開には決してならない事をひろし軍曹は予感した。
ひろし軍曹・29 るーるー軍曹・30
るーるー軍曹は遠距離攻撃ではらちがあかないと判断し接近戦で戦いを挑む決意をする。
再びツインビームトライデントを手にしゴッドガンダムに向かって急接近をする。
ひろし軍曹もバルカンではダメージすら与えられないことを悟り急接近で相手を叩く作戦に出る。
腰にあるビームソードを取り出しアルトロンガンダム目がけて急接近する。
2体ほぼ同時に相手に向かい急接近するのを見て、ひろし軍曹・るーるー軍曹ともに一瞬急接近を止めようとしたが
同時に相手を力でねじ伏せたいという気持ちもわき上がり2人とも急接近を止めなかった。
激しい地面の起伏を乗り越え遂に2体のガンダムが目の前に迫り、そしてツインビームトライデントとビームソードが相手に向かって振り下ろされる!
2つの武器が交錯したが威力は相殺されることなく互いの胴体部分にダメージを与えた。
突進の勢いもありお互いの攻撃を受けた後も勢いは止まらず2体のガンダムは衝突し倒れ込む。
初めて間近で相手の機体を見たひろし軍曹とるーるー軍曹は改めて相手の強さを認め合い闘志を燃え上がらせる。
戦闘エリアが先ほどまで2人がいた場所の中間地点(第六戦闘エリア)に移った。
ひろし軍曹・25 るーるー軍曹・26
突進の衝突でほんの少し距離があいたが必殺技のチャンスとひろし軍曹は考えた。
ゴッドガンダムはゆっくりと立ち上がり右手を握りしめ胸に当て、ひろし軍曹は精神統一を始める。
自分の拳を信じ相手を見つめたその瞬間ゴッドガンダムの右手が赤く光り輝き始めた。
「よし、今だ!爆熱ゴッドフィンガーー!」
ひろし軍曹は気合いの雄叫びとともにアルトロンガンダムの頭部に燃え上がるような赤い右手を突き出し急接近する。
目の前でゴッドガンダムの右手の異変を見たるーるー軍曹はただならぬ脅威を感じ
このまま近づけさせてはダメだと判断し、少しでも距離を保つために自分の腕を伸ばし始めた。
伸ばしきったアルトロンガンダムの手の先に今までいなかった龍が突然現れた。
そしてアルトロンガンダム目がけて向かってくるゴッドガンダムをその龍は口を開きかみ砕こうとする。
ドラゴンハングはゴッドガンダムの左肩に噛みついた、しかしゴッドガンダムの勢いは止まらず
大きく開かれた赤い右手はアルトロンガンダムの頭部をしっかりと捉えてしまった。
ゴッドガンダムの右手はさらに赤く燃え上がりアルトロンガンダムの頭部を握りつぶそうとしている。
そのとき、アルトロンガンダムのもう一つの腕が伸びもう一匹の龍がゴッドガンダムを攻撃する。
ゴッドガンダムの右手が相手のとどめを刺すべくさらに光り輝いた瞬間
アルトロンガンダムの2つのドラゴンハングによってゴッドガンダムははじき飛ばされた。
あれだけの攻撃を受けながらアルトロンガンダムの頭部モニタに異常が無かったことにるーるー軍曹は一安心した。
しかしゴッドガンダムとの近距離戦は要注意だと感じる。
ひろし軍曹はあと一歩で頭部を破壊できたのにと、悔しさと2匹の龍に対する闘争心でいっぱいだった。
ひろし軍曹・23 るーるー軍曹・16
今もう一度あの必殺技を受けたらひとたまりもないと感じたるーるー軍曹は、戦闘エリアの移動を始めた。
しかし、先ほどの攻撃でアルトロンガンダムの機動性が思いのほか悪くなっていた。
必死にゴッドガンダムから離れようとするがゴッドガンダムは容赦なく近づいてくる・・・
2度目のゴッドフィンガーを受けてしまうのかとあきらめかけたとき、無意識にるーるー軍曹はビームキャノンを動かしていた。
生き残るための本能からか、今まで沈黙していた背部のビームキャノンの照準は素早くゴッドガンダムに向けられ
考えるまもなくるーるー軍曹はビームの発射スイッチを押していた。
ひろし軍曹はビームキャノンが発射される前に考えていた。連続してゴッドフィンガーは使えない。
しかし相手は必要以上にゴッドフィンガーを恐れている様子だ。このまま近づきゴッドフィンガーを仕掛ける振りをしてビームソードでとどめを刺そうと。
ゆっくりアルトロンガンダムに近づいていく。その時アルトロンガンダムのビームキャノンが目にも止まらぬ早さでゴッドガンダム目がけて発射された。
予想外の攻撃にひろし軍曹は一瞬我を忘れてしまい、もろにビームキャノン攻撃を受けてしまう。
ビームキャノンがヒットしゴッドガンダムに隙が生じたのをるーるー軍曹は見逃さず戦闘エリアの移動を再度試みる。
ひろし軍曹も気を取り直し逃げるアルトロンガンダムにバルカン攻撃を仕掛けたが、時すでに遅しで効果的なダメージを与えられないまま
草木に身を隠し、ときには険しい山を飛び越えるアルトロンガンダムを捕まえることは出来なかった。
アルトロンガンダムの戦闘エリアの移動は成功した。
ひろし軍曹・20 るーるー軍曹・15
戦闘エリアの移動に成功してもアルトロンガンダムのビームキャノンの照準はゴッドガンダムを外してなかった。
この距離でならビームキャノンの威力もそう落ちることはないとるーるー軍曹は実戦経験で分かっていたのだ。
ここはチャンスだとばかりにるーるー軍曹はビームキャノンの発射スイッチを押し再びビームキャノンがゴッドガンダムを襲う。
ビームソードでのとどめを刺しそびれたばかりか相手との距離を広げてしまったひろし軍曹はショック状態にある。
呆然とアルトロンガンダムを見ていたひろし軍曹だがアルトロンガンダムから再びビームが放たれたのを見て我に返った。
アルトロンガンダムのビームキャノンを、ゴッドガンダムは手にしていたビームソードを構え直して迎え撃つ。
ビームソードではビームキャノンを止めることなどできないのは分かっているが他に迎え撃つ手段が瞬時に思い浮かばなかったのだ。
アルトロンガンダムから放たれた強力なエネルギーの塊をビームソードで切り裂こうと言わんばかりにゴッドガンダムはビームソードを振り下ろした。
しかし、無情にもエネルギーの塊の中をビームソードは空を切り、アルトロンガンダムの攻撃を防ぐことはできなかった。
無防備状態のゴッドガンダムはビームキャノン攻撃をまともに受けてしまう。
るーるー軍曹によるビームキャノンの連続攻撃は見事ゴッドガンダムにダメージを与えた。
ひろし軍曹・15 るーるー軍曹・15
ひろし軍曹はゴッドフィンガーを繰り出して相手に大ダメージを与えた直後は調子に乗りすぎていた。
その結果、油断が生じ2度もアルトロンガンダムのビームキャノンを受けることになったと今さらながら反省した。
そんな油断をした自分が許せず、もし次もビームキャノンで攻撃するならもう一度こちらもビームソードで対抗しようと思った。
るーるー軍曹は、さすがに3連続ビームキャノン攻撃は防御されてしまうだろうと次の攻撃方法を思案していた。
そんなときるーるー軍曹がゴッドガンダムを見るとビームソードを構えたままであるのに少し驚いた。
もし今すぐビームキャノンを撃てばゴッドガンダムがダメージを受けることを相手は知っているはずなのに
ビームソードに固執している相手の行動がるーるー軍曹には信じられなかったのだ。
今すぐにビームキャノンを撃てば確実にダメージを与えられる、そう思ったるーるー軍曹は3度目のビームキャノンを発射した。
発射した瞬間るーるー軍曹は、もしかしてゴッドガンダムは突進して接近戦に持ち込むのではと考え防御態勢を取る。
ビームキャノンがゴッドガンダム目がけて発射され、ひろし軍曹は自分の油断を戒める絶好の機会とビームソードを握りしめる手に力を入れる。
ひろし軍曹は心の中で
「もう二度と油断はしない!そして絶対負けない!!」
と叫び、ビームキャノンに向かってビームソードを振り下ろした。
考えられないことだがビームソードでビームキャノンを切り裂きビームキャノンの直撃を防いだ。物理的には考えられないことだが
ひろし軍曹の気合いが不可能を可能にしたのか、ビームソードでビームキャノン攻撃を防いでしまった。
アルトロンガンダムのビームキャノンによる大ダメージは防げたが、ビームキャノンの威力自体は死んでいるわけではなく
二つに分断されたビームキャノンのエネルギーの塊のうちの一つがゴッドガンダムの一部をかすってダメージを与えていたのだった。
ひろし軍曹・14 るーるー軍曹・15
ビームソードでビームキャノン攻撃を防いだことをるーるー軍曹は信じられなかった。
それと同時に自慢のビームキャノンによる攻撃がビームソードごときに防がれたことに怒りさえこみ上げてきた。
怒りで完全に自分を見失ったるーるー軍曹は怒りの感情のままゴッドガンダムに向かって急接近をしてきた。
樹木をなぎ倒しビームキャノンのエネルギーを最大限まで高める。
異様な雰囲気に包まれているアルトロンガンダムを見たひろし軍曹は、ビームソードで応戦しようとした。
しかし、あまりの迫力にビームソードでは太刀打ちできないだろうと判断して最後の必殺技で迎え撃とうと考える。
ゴッドガンダムの右手は再び輝き始めた、今度は赤くではなく太陽のように黄色く光り輝く。
そんなゴッドガンダムの右手の変化に気づくことなくあっという間にアルトロンガンダムはゴッドガンダムの目の前に来た。
そして最大出力のビームキャノンを精神集中して無防備状態にあるゴッドガンダムに向けて発射した。
るーるー軍曹は怒りで我を忘れているが狙いを外すことはなかった。ゴッドガンダムの左腕は粉々に砕け散った。
攻撃が成功し冷静になりかけたるーるー軍曹はようやくゴッドガンダムの右手に気づいた。
ゴッドガンダムとの接近戦は危険だと分かっていたのに自らゴッドガンダムの近くに接近した失態をるーるー軍曹は後悔する。
ゴッドガンダムの左腕を失うがひろし軍曹はなおも精神集中を続ける。精神集中をするごとに右手は光を増していく。
まるでゴッドガンダムの右手が太陽そのものに思えるほど光り輝いたとき、ゴッドガンダムは右手をアルトロンガンダムに突き出した。
「これで終わりだ、石破天驚拳!」
ひろし軍曹が叫ぶと同時に右手からアルトロンガンダムに向かって今まで見たことのないエネルギーの塊が放出された!
石破天驚拳はアルトロンガンダムの両腕、両脚を粉砕し胴体と首だけとなったアルトロンガンダムをはじき飛ばす。
アルトロンガンダムを粉砕するだけでは収まらず、まわりの草木を消滅させ巨大な山をも石破天驚拳は貫いたのだ。
戦闘不能になったアルトロンガンダムは激しく地面に打ちつけられ、中にいたるーるー軍曹はコックピットに頭をぶつけ額を割ってしまう。
「ぐはぁっ!!プッシューッツ!!(鮮血)」
「さすがるーるー軍曹が操るアルトロンガンダム、宇宙で活躍しているとの噂は伊達ではなかった」
と戦いに勝てて満足し思わずつぶやいてしまうひろし軍曹。
満足するのもつかの間、ゴッドガンダムの左腕が無くなっているのに今頃気づいたひろし軍曹は軍に戻ったら絶対に謹慎処分になるだろうと気を重くするのだった。
今までは軍律違反を犯してもゴッドガンダムが勝てば軍の名が世間に広まると大目に見てもらえていたのだが今回は・・・
今回の勝負はひろし軍曹のゴッドガンダム勝利
ひろし軍曹・8 るーるー軍曹・0
いかがでしたでしょうか今回のバトルは?
僭越ながら僕もバトルに参加してしまいましたが、決してるーるーさんの投稿を見て僕が勝てるように細工したなどのイカサマは絶対してませんので(笑)
僕の今回の戦略は必殺技の使い所に重点を置くことです。必殺技は後になるほど威力が増すので初期値は通常攻撃と変わらないように設定してます。
従って必殺技を後半に使うのは当然なのですが、第四ターン〜第六ターンの威力が2倍に変化するときに少しでも相手の機体耐久ポイントを減らそうと思い
第四ターンでゴッドガンダムで一番威力の高い技を使ってみました。相手のダメージを奪うのも目的でしたが早めに必殺技を使った第二の理由として
第二動作のガードは第四ターンでは使わないだろうと考えたからでした。最終ターン近くの必殺技は当然警戒しなくてはいけない事なので
ガードは後半に集中するだろうとの読みは今回のバトルに関して言えば的中しました。
しかしビームソード攻撃は射程距離外のアルトロンガンダムに届かず見事に空振りばかりをしてしまいました。
るーるーさんが第五ターンで戦闘エリアを移動されたのが痛かったです。今回のバトルは近距離攻撃の難しさがでたバトルだと思います。
るーるーさんは今回が初めての投稿ということで雰囲気も掴めずに戦闘データを考えるのに苦労されたと思います。
必殺技はセオリー通りに第九・第十ターンで使われましたが残念なことに出番がありませんでしたね。
その原因として第二動作のガードを2回残されたことがあるでしょう。ガードは3回使えるのでよほどの事がない限りガードは使い切った方がよいでしょう。
もしゴッドガンダムの必殺技をガードされていたら僕に勝ちは無かったのではないでしょうか?
投稿される皆さんが第二動作を効果的に組み込むようになればさらに戦いは白熱するようになるでしょう。
るーるーさん、またの投稿お待ちしております!
さて今回も少しストーリー部分の説明を。
今回は僕自身がバトルに参加しているのでセリフを所々に入れてみました。それほど恥ずかしいセリフや雰囲気をぶちこわすセリフは無いと思いますがどうでしょう(汗)
それと山岳地帯という設定は全然活かされませんでしたね。まわりの風景をストーリーに効果的に組み込むのはけっこう難しいっス。
あと、僕の設定を「はぐれ軍曹(笑)」と固定したりしましたが、投稿される皆さんも自分好みの設定があればその他欄に書き込んで下さい。
今回は2回目のストーリー作りということで少し余裕を持ってストーリーを考えることができました。
そのせいか1回目のストーリーを比べると文章量が多くなってしまいました。より具体的な情景描写をしようと思いすぎたのかもしれません。
今回のストーリーをお読みになった人はぜひ掲示板に感想を書いて欲しいです。前回同様文章の内容に関する意見でも構いませんし
文字の色や行間をもっと開けた方がいいの悪いのかなど何でも構いませのでお願いします。
今回の対戦データ
対戦者 |
ひろし軍曹(1)・ゴッドガンダム |
るーるー軍曹(1)・アルトロンガンダム |
戦闘エリア初期値 |
第十一戦闘エリア |
第一戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ1通常攻撃1 ガード |
タイプ1通常攻撃2 |
第二ターン |
タイプ1通常攻撃1 |
タイプ2通常攻撃 |
第三ターン |
タイプ1通常攻撃2 急接近 |
タイプ1通常攻撃2 急接近 |
第四ターン |
必殺技1 急接近 |
タイプ1通常攻撃3 |
第五ターン |
タイプ1通常攻撃1 |
タイプ2通常攻撃 第十一エリアへ移動 |
第六ターン |
タイプ1通常攻撃2 ノーガード |
タイプ2通常攻撃 |
第七ターン |
タイプ1通常攻撃2 ガード |
タイプ2通常攻撃 ガード |
第八ターン |
必殺技2 ノーガード |
タイプ2通常攻撃 急接近 |
第九ターン |
タイプ1通常攻撃2 ガード |
必殺技 |
第十ターン |
タイプ1通常攻撃1 |
必殺技 ノーガード |
(2000年9月30日)
今回のバトルフィールドは深夜の巨大洞窟。
今から数ヶ月前、たかいっぺ軍曹はある巨大な洞窟の中を探検していた。
軍の休日を利用して古代遺跡があると噂の洞窟を半年分の携帯食料を持参で見回っていたのだ。
そこはガンダムが飛び回っても天井にぶつかることはないと思われるほど大きな洞窟だ。
大きいと同時にその洞窟は迷路状にもなっていた。次第に方向感覚がなくなりたかいっぺ軍曹は迷ってしまう。
軍ではたかいっぺ軍曹は2ヶ月ほどで戻ってくると連絡を受けていたが2ヶ月を過ぎても軍に戻ってくることはなかった・・・
その数ヶ月後ヤザン軍曹は洞窟の付近に住む住民の要望により洞窟の調査に来ていた。
住民によると近頃洞窟の中から大きな音が聞こえときどき地震のような揺れもあるということだ。
付近の人は恐くて夜も眠れないので軍に調査を依頼し、その調査員としてヤザン軍曹が選ばれた。
ヤザン軍曹は念のためにガンダムダブルエックスに乗って洞窟を調査した。
調査から1週間、遂にヤザン軍曹はとある広場にたどり着く。そこにはガンダムを思わせる巨大な石像のような物があった。
近づいてみるといきなりその石像の目が妖しく光り出す。ヤザン軍曹はただの石像ではないと思い攻撃態勢を取る。
実はその石像と思われる物体は紛れもなくガンダムそのものであり、中に乗っているパイロットはたかいっぺ軍曹だ。
たかいっぺ軍曹はこのガンダムを見つけコックピットを調べているときに自動的にコックピットの扉が閉じてしまい出られないで困っていたのだ。
「戦闘をしなければデビルガンダムの扉は開かない」というメモがあり、たかいっぺ軍曹はなんとか脱出しようとデビルガンダムを操縦していた。
しかし扉は開かずまわりの壁を崩すだけで最後には石像のようにデビルガンダムを土に覆わせる結果となった。そして時は流れていった。
敵を見つけたデビルガンダムは目を光らせ勝手に動き出す。コックピットも自動的に明るくなり戦闘準備を始める。
たかいっぺ軍曹は戦闘する気はなかったのだが、コックピットから脱出するために戦う決意をする。
ヤザン軍曹も洞窟の中ではサテライトシステムが使えないが戦うしかないと決意を決め巨大な敵に立ち向かう。
戦いが始まる!
ヤザン軍曹はデビルガンダムの目の光りに驚き後ろに飛び退いて構えていたが落ち着いてみると
ガンダムダブルエックスより5メートル以上も大きいが紛れもなくガンダムだと見抜いた。
ただ単に大きいだけなら戦闘に勝てる可能性は十分あると考えるが、相手の攻撃力など詳細なデータが分からないので
戦闘を長引かせるのは得策ではないと思い敵の頭部を一気に破壊する作戦を考えた。
ヤザン軍曹はためらうことなくデビルガンダムの頭部に素早く近づきヘッドバルカンでの攻撃を仕掛ける。
ヘッドバルカン攻撃はヒットしたがデビルガンダムはよほど装甲が厚いのか致命傷を受けた様子はない。
ヤザン軍曹は驚いたが、その中にいるたかいっぺ軍曹も装甲の丈夫さに驚いていた。
たかいっぺ軍曹は敵を攻撃するチャンスと思ったがほとんど操縦方法が分からず武器のボタンと思われるボタンを押してみた。
すると突然デビルガンダムの頭部が伸びだしダブルエックスめがけて頭突きを繰り出した。
その頭突きをダブルエックスはまともに受けてしまいその反動で地面にたたきつけられた。
ヤザン軍曹・22 たかいっぺ軍曹・28
たかいっぺ軍曹はコックピットにある2種類しかないのに前々から不思議に思っていたが今の攻撃で理解できた。
攻撃方法は少なくともその威力は絶大なものだと。そしてもう一つのボタンも敵が近くにいる今なら確実にヒットするだろうと思った。
デビルガンダムの攻撃を受け地面に倒れ込んでいたダブルエックスだが、特に重大な故障もなくヤザン軍曹は一安心していた。
しかし、安心している暇などないと感じたヤザン軍曹はいきなり腰のアーマーからハイバービームソードを取り出しデビルガンダムの頭部をめがけて飛びついた。
それと同時にたかいっぺ軍曹は先ほどのとは違う攻撃ボタンを押し迎撃に出る、するとデビルガンダムの右腕が上がり拳を振り上げる。
明らかにパンチ攻撃だとヤザン軍曹もたかいっぺ軍曹も思う。そのパンチはゆっくりとした動作だが重く威力がありそうだ。
ちょうどデビルガンダムの右手が上に伸びきったときにダブルエックスはデビルガンダムの頭部にたどり着きビームソードを頭部に突き立てた。
そしてそのままデビルガンダムの顔をダブルエックスは蹴り反動をつけて飛び去る。
ダブルエックスが飛び去った後に勢いよくデビルガンダムのパンチがさっきまでダブルエックスがいた位置に攻撃をしたがむなしく拳は空を切った。
近くにこれ以上いるのは危険と判断したヤザン軍曹は戦闘エリアの移動をする。
たかいっぺ軍曹も相手が戦闘エリアの移動を察知して追いかけるがデビルガンダムは機動性が思いの外悪くとても追いつけない。
ダブルエックスは余裕で戦闘エリアの移動を成功させた。
ヤザン軍曹・22 たかいっぺ軍曹・26
戦闘エリアを移動しある程度距離を開けることに成功したヤザン軍曹は遠距離攻撃を仕掛ける。
今ダブルエックスからデビルガンダムまで確実にダメージを与えることのできる武器はヘッドバルカンとDX専用バスターライフルがある。
ヤザン軍曹は威力の高いバスターライフルを次の攻撃方法として選んだ。
手に持っていたDX専用バスターライフルを構え照準をデビルガンダムに合わせる。バスターライフルは発射され見事にデビルガンダムに命中する。
たかいっぺ軍曹は次の攻撃は当然パンチは届かないので頭部が伸びるガンダムヘッドによる攻撃を繰り出すつもりでいた。
ガンダムヘッド攻撃のボタンに手を当てたときデビルガンダムの目がまたも妖しく光り始める。そしてボタンを押そうと思った瞬間ダブルエックスの
バスターライフルが命中してしまい間違えてパンチ攻撃のボタンを押してしまった。
ヤザン軍曹はデビルガンダムの目の光を見てまたあの伸びる頭突き攻撃がくるのかと思いガード体勢をとる。
しかし目の光りは徐々に薄らぎパンチ攻撃をするのを見て、なぜ無意味な攻撃をするのかと疑問に思いながらガードを解除した。
せっかくの攻撃チャンスを台無しにされたたかいっぺ軍曹だがデビルガンダムの強大さゆえか怒りを感じることはなかった。
ヤザン軍曹・22 たかいっぺ軍曹・23
たかいっぺ軍曹はもう一度ガンダムヘッドによる頭突き攻撃を仕掛ける。二度と同じ間違いをするつもりはない。
ダブルエックスが攻撃を仕掛ける前に今度は確実にガンダムヘッドの攻撃ボタンを押した。
するとまたもガンダムヘッドの目が妖しく光り出し、徐々に頭部が伸びてきてダブルエックスに向かっていく。
ガンダムヘッド攻撃を見てヤザン軍曹は賭にでた。頭部がこちらにギリギリまで近づいたら逆にハイパービームソードで斬りつけてやろうと。
ガンダムヘッドの攻撃スピードは早く、あっという間にダブルエックスの近くまで来た。ヤザン軍曹も素早くハイパービームソードを取り出す。
ダブルエックスがガンダムヘッドを斬りつけようとした瞬間、たかいっぺ軍曹は何もしていないのに勝手にガンダムヘッドが軌道を変えて
ダブルエックスの背後に回ってしまった。ヤザン軍曹は相手の急な動きに惑わされハイパービームソードを空振りし地面に落としてしまう。
無防備となったダブルエックスの背中にガンダムヘッドの頭突きが炸裂する。
ヤザン軍曹・10 たかいっぺ軍曹・23
ヤザン軍曹はこのままでは勝ち目はないと思いサテライトキャノンをこの洞窟の中で使えないか考えてみた。
普通なら洞窟から月にある送信施設からのエネルギーを受け取ることなどできる訳がない。
それならバルカンで洞窟を打ち抜いて無理矢理サテライトキャノンを使えるようにすればいいと思いついた。
洞窟調査でこの辺りの天井は割合薄いことを確認している。ヤザン軍曹は早速ヘッドバルカンで洞窟の天井を撃ち始めた。
突然天井に向けてバルカンを撃ちだしたのを見てたかいっぺ軍曹は不思議に思いながらも今が攻撃するチャンスだと思った。
相手が天井に集中している間に最も威力の大きい至近距離での攻撃をするべくデビルガンダムはダブルエックスに急接近した。
そしてダブルエックスの間近に迫ったところでデビルガンダムの目が光り始める。
ダブルエックスのバルカンで洞窟の天井を撃ち抜いてようやくヤザン軍曹は相手を見る余裕ができた。
しかしデビルガンダムはすぐ目の前まで来ていてしかもあのガンダムヘッドによる攻撃をしようとしていたのだ。
あわててヤザン軍曹はデビルガンダムの妖しく光る目にヘッドバルカンを撃ち込んだが大したダメージを受けた様子もなく
至近距離でのガンダムヘッドの頭突き攻撃を受けてしまった。
たかいっぺ軍曹はコックピットからの脱出のことなど忘れて今はただこの戦闘を楽しんでいる。
一方デビルガンダムの攻撃を受け再度地面に仰向けに倒されたダブルエックスの中のヤザン軍曹は
バルカンで開けた天井の穴を見て、そこには月がなく厚い雲に覆われているのに気がつき愕然としてしまった。
ヤザン軍曹・3 たかいっぺ軍曹・21
サテライトキャノンが使えないと分かったヤザン軍曹は玉砕覚悟の攻撃をする事にした。
もうダブルエックスはボロボロだが最後に何度攻撃しても自然修復しているように見える頭部へビームソードを突き立てる作戦に出た。
2本目のハイパービームソードをダブルエックスは取り出しデビルガンダムの頭部をめがけて突進した。
相手の突進を見てたかいっぺ軍曹は冷静に相手の攻撃に備えガードをする。
そのデビルガンダムのガードに気合いとともに突進したダブルエックスのハイバービームソードの突きは、はじき飛ばされてしまう。
そしてデビルガンダムは容赦なくダブルエックスにパンチを繰り出しダブルエックスを粉砕した。
ダブルエックスを壊され危機一髪のところをヤザン軍曹は何とか脱出していた。戦場でもないのにこんなところで犬死にをする必要はないのだ。
ヤザン軍曹は無惨な姿になり果てたガンダムダブルエックス見つめ次にデビルガンダムを見た。
一体この無敵のガンダムは誰がなんのために作ったのだろうと不思議に思い見つめていたがその時またもデビルガンダムの目が光り出した。
生身の状態で攻撃などされたら影も形もなくなると恐怖を感じたヤザン軍曹は急いでその場を脱出し洞窟を後にした。
一応今回の任務である洞窟の謎は分かったが住民になんと説明しようかヤザン軍曹は悩んだ。
大きな音や地震は実は洞窟の中にいたガンダムが原因ですから安心して下さいとはさすがに言えない。
もしかしたら付近の住民に強制非難を要請することになるかもと思うと少々後味の悪いものを感じた。
一方まだ洞窟に残っているたかいっぺ軍曹は戦闘が終わって一息ついていた。そうしてる間にコックピットの扉が開きだした。
急いでコックピットから脱出したたかいっぺ軍曹はダブルエックスの無惨な姿を見て改めて思った。
もしかしたら助けに来てくれたのかもしれない人の機体をこんなにまで無惨に粉砕してしまってなんということをしてしまったのだろうと。
最初は戦う気などさらさらなかったのに、コックピット脱出のためとはいえ途中から戦いを楽しんでしまった自分自分が許せなかった。
次に憎しみを心に秘めながら、たかいっぺ軍曹はデビルガンダムの方を向きにらみつける。
よく見ると今まで傷ついていたところが自己修復されてほとんど無傷の様なデビルガンダムの姿にたかいっぺ軍曹は恐怖を感じた。
当然勝利の喜びなどなかった、しかしその時デビルガンダムの目が妖しく光りたかいっぺ軍曹は意識をもうろうとさせる。
たかいっぺ軍曹はほとんど意識をなくしデビルガンダムの手下になりかけていた。だがまだ心の奥底にはデビルガンダムに対抗しようとする気持ちがある。
そんな気持ちとは裏腹に今回の戦いを勝利した喜びの気持ちがわき上がり思わず勝利の雄叫びをあげてしまう。
「グオオオオオオオオオオ!!!」
デビルガンダムの魔力が勝つのか、たかいっぺ軍曹のデビルガンダムに対するわずかな抵抗が自意識を取り戻させるのか誰にも分からない。
今回の勝負はたかいっぺ軍曹のデビルガンダム勝利
ヤザン軍曹・−6 たかいっぺ軍曹・20
今回はヤザンさん、たかいっぺさんの2人にお謝りしなければいけない戦闘になってしまいましたね・・・
デビルガンダムの予想外の強さというかバランスの悪さが、もろに出てしまい、デビルガンダムの圧勝という形になってます。
考えてみればデビルガンダムの攻撃の威力は並の必殺技ぐらいはあり、必殺技を無制限で使っているようなものですよね。
結果論になりますがデビルガンダム対策もないわけではないです。最初にガードで攻撃を耐えて第四ターンから必殺技を連続で使う。
デビルガンダムがガードを成功させない限りなんとか倒せると思いますが、あくまでデビルガンダム用の戦略であり他の機体では使えないかも。
お互い相手がなんの機体で勝負するかは分かりませんから勘に頼るしかありませんが、必殺技の威力が2倍になるターンも上手に利用することは
どの機体に対しても有効な作戦かもしれませんね。
それにしてもデビルガンダムは強すぎ。ノーガード攻撃を3回成功させれば勝利確定ですもんね・・・
このままでは勝ちたい人はみんなデビルガンダムを使うかもしれないから、バランスを考えデビルガンダムのデータを変えるかもしれません。
今回の戦いで言わなければいけないこととして、第二ターンでヤザンさんが有利になるようにストーリーを組み立てました。
本来ならデビルガンダムのパンチが当たってから戦闘エリアの移動をしなければいけないのに戦闘エリアの移動を先にしてパンチを空振りさせてます。
結果は変わりませんのであえて僕の独断でずるをしたことをお許し下さい。
それと今回のストーリー部分について。今回の舞台を洞窟にしたのは訳があって、ダブルエックスのサテライトキャノンを劇的に演出しようと思ったんですよ。
危機に陥ったダブルエックスが天井を壊してわずかな隙間から月を探し出しサテライトシステムを起動させるという予定でした。なかなか上手くいきませんね(汗)
それどころか今考えたら洞窟でサテライトキャノンを撃ったら洞窟が崩れてストーリーが進まなくなっちゃいますよね(笑)
とにかく今回の戦いを一方的なものにした原因はデビルガンダムの機体データのバランスを考えなかった僕の責任です、申し訳ありませんでした。
これに懲りずヤザンさん、たかいっぺさん、またの投稿お待ちしております。
今回の対戦データ
対戦者 |
ヤザン軍曹(2)・ガンダムダブルエックス |
たかいっぺ軍曹(1)・デビルガンダム |
戦闘エリア初期値 |
第7戦闘エリア |
第七戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ1通常攻撃1 急接近 |
タイプ1通常攻撃2急接近 |
第二ターン |
タイプ1通常攻撃2 第3戦闘エリアへ移動 |
タイプ1通常攻撃1 |
第三ターン |
タイプ2通常攻撃 ガード |
タイプ1通常攻撃1 |
第四ターン |
タイプ1通常攻撃2 ノーガード |
タイプ1通常攻撃2ガード |
第五ターン |
タイプ1通常攻撃1 |
タイプ1通常攻撃2急接近 |
第六ターン |
タイプ2通常攻撃 急接近 |
タイプ1通常攻撃1ガード |
第七ターン |
必殺技 |
タイプ1通常攻撃1 |
第八ターン |
タイプ1通常攻撃2 ガード |
タイプ1通常攻撃2ガード |
第九ターン |
必殺技 |
タイプ1通常攻撃1 |
第十ターン |
タイプ1通常攻撃2 急接近 |
タイプ1通常攻撃1ノーガード |
(2000年10月7日)
今回のバトルフィールドは見通しの良い大草原。
まなぶ軍曹は何も障害物のない見通しの良い平原の中にガンダムデスサイズヘルに乗ってある人物を待っていた。
実は先日まなぶ軍曹宛てに一通の手紙が来ていた。その文面には、
「A地区の平原にて決闘を申し込む ボール」
という内容の手紙であった。
こういう決闘や不意の戦闘はよくあることなので、まなぶ軍曹は相手が誰か分からなくても余計な心配をすることなく決闘の場所に来たのだ。
数時間が過ぎて遙か彼方にモビルスーツの影が見え始めた、たぶんボールと名乗った人物のモビルスーツだろう。
ボール軍曹は今大多数の軍人に流行している傭兵タイプの軍人であった。一つの軍隊にとどまらずに
有名なモビルスーツ乗りと戦い、より高額の給料を支給してくれる軍隊に移り続ける軍人だ。
今回の決闘もボール軍曹が自分のステップアップをするために仕組んだ決闘である。
お互いの姿を確認できるまでの距離に近づくと、ルールなどは特にないのだが相手に敬意を払う意味で二人の軍曹は礼をし戦闘準備に入る。
戦いが始まる!
最初に攻撃を仕掛けたのはまなぶ軍曹だった。まなぶ軍曹は相手の機体を見たことがあり
今時珍しく飛び道具のないガンダムエピオンに間違いないと一目で確信した。
飛び道具がないならある程度距離があいている今が攻撃のチャンスだとまなぶ軍曹は考えたのだ。
早速バルカンで先制攻撃をして、エピオンに軽い挨拶をした。
ボール軍曹は自分が今乗っている機体「エピオン」の特徴は十分理解していた、近距離戦に持ち込まなくては勝機はないことを。
腰にあるビームソードを手に取りデスサイズヘルに近づこうとしたときにデスサイズヘルのバルカン攻撃を受けてしまった。
少しでもバルカン攻撃を防ごうとビームソードでバルカンを受け止めたが、防御が間に合わず被弾してしまう。
被弾しながらもデスサイズヘルに近づこうとした勢いは止まらずボール軍曹は戦闘エリアを移動してしまった。
まなぶ軍曹・30 ボール軍曹・28
先ほどは不意を撃たれたボール軍曹だが、もう一度デスサイズヘルの近くまで距離を縮めるべく急接近を試みる。
エピオンが急接近をしようとしたその時、デスサイズヘルのほうが一足早く急接近をしていた。まなぶ軍曹は危険を承知で奇襲戦法を仕掛けたのだ。
デスサイズヘルの通常武装は現段階では貧弱と認めざるを得ないが
それだからこそ奇襲戦法で少しでも多くのダメージを与えなければならないとまなぶ軍曹は考えたのだ。
あっという間にデスサイズヘルはエピオンの間合いに入りバルカン攻撃をした。急接近のため狙いがほんのわずかにずれ頭部ではなく胴体部分にバルカンは命中した。
ボール軍曹は急接近の体勢でバランスを崩し、しかもバルカン攻撃を受けながらも目の前にいるデスサイズヘルにビームソードを振り下ろした。
かなりバランスを崩したせいかエピオンのビームソードによる攻撃はデスサイズヘルに致命的なダメージを与えることはできなかった。
結局お互い効果的なダメージを与えられないでエピオンのいた戦闘エリアに移動しただけとなる。
まなぶ軍曹・23 ボール軍曹・25
まなぶ軍曹とボール軍曹はデスサイズヘルとエピオンの体勢を立て直し同じ事を考えていた。
相手の機体がこれだけ近距離にいるのだから、今こそ最も得意な攻撃をするときだと。
先に動いたのはボール軍曹だ。腕のシールドに付いているヒートロッドをデスサイズヘルに向けて斬りつけた。
いつもならヒートロッドが赤銅色になりダメージを倍増させるのだが戦闘が始まってまだそれ程時間がたってないのでいまいち反応が鈍い。
本来の力を出せそうにないと思ったボール軍曹はその不利を補うべくノーガードで攻撃を続ける。
エピオンのヒートロッド攻撃を見たまなぶ軍曹は武人としての勘からか今まで開けていたアクティブクローク閉じバスターシールドを構えた。
エピオンのヒートロッドはバスターシールドによって防がれてしまう。
まなぶ軍曹はヒートロッド攻撃を防ぎきったのを確認して無防備状態のエピオンにツインビームサイズを振り下ろした。
エピオンは防御するまもなくツインビームサイズの餌食となってしまった。
まなぶ軍曹・22 ボール軍曹・18
得意のヒートロッドを防がれてしまったボール軍曹だが、まだエピオンの方に攻撃のチャンスはあると気を取り直した。
ヒートロッドがまだ本調子ではないのならビームソードで確実にダメージを与えようとボール軍曹は考えた。
デスサイズヘルはツインビームサイズによる攻撃が成功しエピオンの様子をうかがっていると思ったボール軍曹は
一瞬エピオンの脚をぐらつかせ戦闘不能と相手に思わせ相手に隙を作らせてから素早くビームソードでデスサイズヘルを斬りつけた。
先ほどとは逆に今度は自分が不意を打たれたまなぶ軍曹は逃げるまもなくエピオンのビームソード攻撃を受けてしまう。
やはりこれ以上エピオンの近くにいるのは危険と判断したまなぶ軍曹はバルカンで頭部を狙い目くらましをしながら戦闘エリアの移動をする。
エピオンのビームソード攻撃で少しセンサーが故障したのかデスサイズヘルのバルカンは頭部には当たらず攻撃失敗に終わる。
デスサイズヘルのバルカン攻撃を見たボール軍曹はガードをして相手を見守る。まなぶ軍曹はセンサーを使わず手動でもう一度エピオンの頭部を狙う。
今度は確実にエピオンの頭部にデスサイズヘルのバルカン攻撃がヒットしたが、頭部には直接は当たらずガードしているシールドにあたった。
それでも目くらましの効果は失われず、まなぶ軍曹はなんとか戦闘エリアの移動に成功した。
まなぶ軍曹・16 ボール軍曹・18
デスサイズヘルと少しだけ距離を開けさせてしまったボール軍曹はもう一度ヒートロッドで攻撃してみようと思った。
距離はあるがヒートロッドなら十分射程距離ないだし、今ならヒートロッドの本領が発揮できるとボール軍曹は考えたからだ。
エピオンがヒートロッドを構えると一番最初にヒートロッドを構えたときとはまるで別物のようにヒートロッドが不気味な赤銅色に発熱し始める。
ヒートロッドを振り回すだけでも十分威力のある武器なのに、強力な熱が加わることで並のモビルスーツなら同時に2.3体は切り裂ける驚異の武器だ。
今なら大ダメージを与えられると思ったボール軍曹はより確実にダメージを与えるためにデスサイズヘルに急接近しながらヒートロッドで攻撃を仕掛ける。
まなぶ軍曹はエピオンがこちらに向かってくるのを見て当然距離を開けながらの遠距離攻撃を予定していた。
しかし、底知れぬパワーを感じるエピオンにバルカンで体力削りをしてもらちがあかないと思いカウンター狙いの急接近を仕掛けた。
お互いが急接近をして結果としてパワー対決になる。一瞬早く攻撃を繰り出したのはエピオンだった。
エピオンのヒートロッドが容赦なくデスサイズヘルを襲う。ヒートロッドはデスサイズヘルのアクティブクロークを完全に破壊してなおかつ無防備の胴体部分も切り裂いた。
デスサイズヘルは大ダメージを受けながらも何とか攻撃をくい止め近距離でのバルカン攻撃に成功した。
バルカン攻撃が決まり、その上デスサイズヘルの急接近の勢いが止まらず体当たりのような形でエピオンに当たり
2体そろって今までエピオンがいた戦闘エリアに倒れ込んでしまった。
まなぶ軍曹・9 ボール軍曹・15
デスサイズヘルとエピオンの衝突は思いの外凄まじく、しばらくまなぶ軍曹とボール軍曹は気を失っていた。
デスサイズヘルはアクティブクロークを破壊され半壊状態だ。エピオンも衝突とバルカン攻撃のダメージで機体の反応が鈍くなっている。
先に気がついたのはまなぶ軍曹だった。まなぶ軍曹は倒れていたデスサイズヘルを立ち上がらせエピオンを探した。
エピオンはまだ地面に転がっていた。デスサイズヘルはもう攻撃をする事ができるかどうか微妙な状態だが今なら確実にダメージを与えられる。
まなぶ軍曹は迷っていた。このまま一時退却するのも一つの手だ、しかもこの戦いは軍と軍との戦いではなく単なる決闘だ。
だがせっかくの攻撃チャンスを目の前に逃げるなんて今までの軍人としてのプライドが許さない。たとえ満身創痍の状態だとしてもだ。
『ここで攻撃を失敗したら・・いや、成功させてみせる!』
まなぶ軍曹は意を決しツインビームサイズを取り出しエピオンに振り下ろした。
この攻撃で相手を再起不能にしなければ勝機はないと思ったまなぶ軍曹は渾身の力を込めてツインビームサイズで攻撃した。
狙いはエビオンの胴体を真っ二つに切り裂くこと。エピオンの胴体にツインビームサイズの刃が当たろうとした瞬間エピオンが動き出した。
ボール軍曹は間一髪で意識を取り戻しデスサイズヘルの攻撃をかわそうとしたのだ。エピオンが転がりながらツインビームサイズを避けるが
やはり避けきれず両脚がツインビームサイズによって切り落とされた。勢い余ってデスサイズヘルはその場に倒れ込む。
脚を失ったが近距離にいるデスサイズヘルにとどめを刺すことはボール軍曹にとって簡単なことだった。
エピオンの目を不気味に光らせゆっくりとビームソードを構えるとボール軍曹は容赦なくデスサイズヘルにビームソードを突き刺した。
その瞬間デスサイズヘルの目の光りは消えただの鉄の塊と化す、戦いが終わったのだ。
まなぶ軍曹はコックピットから脱出しその場を退散した。戦いの後のさわやかな握手など決闘には無縁なのだ。
いつも勝てるとは思っていないが、あと一歩というところで勝利を取り逃がしたまなぶ軍曹は今までにない悔しさをかみしめていた。
いつかまた戦うときこそ完全なる勝利をもぎ取ってやる・・・とまなぶ軍曹は心に誓うのであった。
勝つには勝ったが両脚を切り裂かれ、相打ち同然の結果にボール軍曹は満足していなかった。
戦いに勝ったことで当初の目的である有名な軍からの呼び出しはかかること間違いないだろう。
たとえ今の自分の地位がこの戦いによって上がったとしても素直に喜ぶことは傭兵のプライドが許さなかった。
ただ勝てばよいのではない、圧倒的大差をつけて相手をうち負かさなければ満足などできるはずがない、そうボール軍曹は思う。
しばらくの間今回の戦いの事を考え、再びまなぶ軍曹と戦うことを予感しエピオンをモビルアーマー形態に変形させ大空に飛び立った。
そして、今回の戦いを思い起こしながら一言つぶやく。
「覚えたぞ・・・」
今回の勝負はボール軍曹のガンダムエピオン勝利
まなぶ軍曹・0 ボール軍曹・2
今回のバトルはいかがでしたか?結構白熱した戦いになりましたね。
まなぶさん、ボールさん二人とも必殺技をバトル前半に使用していたのが特徴だと思います。
第三ターンのエピオンの必殺技は倍加されないので実は通常攻撃のビームソードより威力は低かったんですね。
必殺技は初期値は意識的に威力を低めに設定してます。その理由としてターンが進むと倍加するのでバランスをとるためです。
テレビゲーム・テレビアニメや小説でも物語の最初に必殺技を使うよりも後半のテンションが上がったときに必殺技を使った方が物語が盛り上がるでしょ?
まあエピオンの必殺技は威力よりも攻撃の射程距離が魅力だから使い所は難しいですよね。
ボールさんが一回必殺技をガードされましたが二人とも効果的に必殺技を使うことができてお互い作戦成功というところでしょうか。
また戦闘エリアの移動や第二動作の急接近を多用されたのも今回のバトルの特徴だったと思います。
射程距離が0の通常攻撃しかないエピオンにはダメージは増えますが急接近は必須の第二動作だと思います。
あと、過去の戦闘記録を見ても第十ターンまでもつれるバトルはないんですよね。僕が予想していた展開は
第十ターンまでもつれ込んで判定勝負になるバトルが多くなるだろうなーと思っていたのですが、どのバトルも中盤か後半初期にバトルが終了してます。
投稿される皆さんも第九や第十ターンに最後の必殺技をもってくるので、その必殺技が使えないでいつももったいないなーと思いながらストーリーを作ってました。
機体耐久ポイントは現在30ですが、もう少し増やして40ぐらいにした方がいいのかな?ストーリー作りが大変になっちゃうけど・・・(笑)
投稿される皆さんは早い段階で決着が着くのと最後までもつれ込んで判定勝負になるのとどちらがお好みなんだろう?
ストーリー部分の解説。今回は二人の決闘という設定で話を進めました。このアイデアはどんなときでも使える設定ですよね?(笑)
もともとGガンのガンダムファイト形式を参考に考えましたが、これなら二人が戦う理由が簡単だし納得できるし。
次に今回のバトルで困ったのは両方が急接近をしたときどちらの戦闘エリアに移動したのかを決めることでした。
お互いが離れていて中間のエリアがある場合はその中間のエリアに移動したことにしますが、隣り合ったエリアで急接近をした場合は考え物です。
僕はそれ以降の対戦データを見てよりダメージが多く当たる戦闘エリアにいる機体の方に移動したことにしています。
上の説明では分かり難いと思いますが簡単に言うと、対戦データ全体を見てトータルでより多くのダメージが当たるように戦闘エリアの移動をさせるという事です。
最後に、第六ターンでまなぶさんがセリフをしゃべっていますが、あれはまなぶさんのその他欄に書いてあったことを多少僕がアレンジして使いました。
本当はデスサイズヘルがバスターシールドを使うときに違うセリフをしゃべる予定でしたが、ご承知のように今回はバスターシールドを使う場面がありませんでした。
でもせっかくセリフを書いていただいたので使わないのはもったいないと思い僕の独断でアレンジしてセリフを使いました。
効果的にセリフを使えたかどうかは不安ですがいいアクセントにはなったと思います。
まなぶさん、ボールさん対戦ありがとうございました、またの投稿をお待ちしてます!
今回の対戦データ
対戦者 |
まなぶ軍曹(2)・ガンダムデスサイズヘル |
ボール軍曹(1)・ガンダムエピオン |
戦闘エリア初期値 |
第六戦闘エリア |
第二戦闘エリア |
第一ターン |
通常攻撃1 |
タイプ1通常攻撃 第十一戦闘エリアへ移動 |
第二ターン |
通常攻撃1+急接近 |
タイプ1通常攻撃 急接近 |
第三ターン |
必殺技1+ガード |
必殺技 ノーガード |
第四ターン |
通常攻撃1 第十六戦闘エリアに移動 |
タイプ1通常攻撃 ガード |
第五ターン |
通常攻撃1+急接近 |
必殺技 急接近 |
第六ターン |
必殺技1+ノーガード |
タイプ1通常攻撃 |
第七ターン |
通常攻撃1+ガード |
タイプ1通常攻撃 |
第八ターン |
通常攻撃1+ノーガード 第六戦闘エリアに移動 |
タイプ1通常攻撃 ノーガード |
第九ターン |
必殺技2+ノーガード |
タイプ1通常攻撃 ガード |
第十ターン |
通常攻撃1+ガード |
必殺技 ノーガード |
(2000年10月25日)
今回のバトルフィールドは見通しの良い荒れ地。
現在フリーのモビルスーツ乗りをしているたかいっぺ軍曹はとあるジャンクショップからの帰りだった。
−−軍に属してないのになぜ「軍曹」という肩書きがあるかというと
モビルスーツに乗るには全世界の代表者達が集まり運営しているモビルスーツ管理組織の試験を受け
見事合格した者のみモビルスーツに乗る資格が与えられる。資格を取った後は特定の軍に入隊したりフリーでモビルスーツを乗り回そうと個人の自由である。
そのモビルスーツ管理組織は経験に応じてランクを決める階級制度も取り入れているのだ。
軍は勝手に階級を決めることはできない。モビルスーツ管理組織の決めた階級を元に軍は入隊者を選ぶ基準にすることもある。
−−言ってみれば、モビルスーツ管理組織は各国軍隊の影の最高組織であり、その下に各国の軍が存在していると言っても過言ではないだろう。
たかいっぺ軍曹はたまたま見つけたジャンクショップで掘り出し物のガンダムを買い上機嫌で人や車の通らない荒れ地を進んでいた。
買ったガンダムの名はガンダムヴァサーゴチェストブレイク。外見は少し恐いがマニアの間では幻のガンダムとして話題になっていた。
一方今回たかいっぺ軍曹と戦うことになるBUN軍曹は週刊ガンダ室士官学校より推薦を受けて軍に配属された新人である。
士官学校では安全面・モビルスーツ操縦資格の関係でモビルスーツの実地訓練はなく、コンピューターを使ってのシュミレーションが主な訓練方法だった。
当然実戦経験0であり、多少不安もあったが軍に配属されてすぐにガンダムに乗れた喜びは強かった。
今回のBUN軍曹の任務はライバル関係にある軍の偵察だ。BUN軍曹が受け持った偵察地域はライバルの軍はあまり出没しない地域で
BUN軍曹をモビルスーツに慣れさせるための軍からの訓練だったのかもしれない。いきなり危険な地域の偵察を新人にさせるほど軍もきびしくはない。
軍がBUN軍曹のために特別にネービーブルーに塗装したマスターガンダムに乗り何事もなく偵察終了の時間を迎えようとしたとき1体のモビルスーツを発見した。
そのモビルスーツには敵軍の紋章があり、しかも幻のガンダムである。BUN軍曹は一気に頭に血が上り軍への連絡を忘れて攻撃態勢を取った。
BUN軍曹が見つけたガンダムとはもちろんたかいっぺ軍曹のガンダムであり、たかいっぺ軍曹はそんな紋章があったことなど気にもしていなかった。
たかいっぺ軍曹は遠くでこちらに向かって攻撃態勢を取っているガンダムを見つけ何が起こったのか分からないまま相手を見つめていた。
戦いが始まる!
BUN軍曹は我を忘れてヴァサーゴチェストブレイクに急接近をした。体当たりでもするのかと思うくらいの勢いで突進したが
士官学校でのシュミレーションが体に染みついたのか無意識のうちにマスターガンダムの武器を出していた。
どこから取り出したのかは不明だがいつの間にかマスターガンダムの手に布のようなビーム兵器が出現した。
誰が名付けたのかその武器は「腰帯」と呼ばれ、時には布のように時にはナイフのように鋭く変化する変幻自在のビーム兵器である。
BUN軍曹はヴァサーゴチェストブレイクの間近に迫り腰帯をナイフのように鋭くさせ斬りつけた。
ヴァサーゴチェストブレイクは相手の奇襲攻撃をまともに受けてしまったが、斬りつけられるとすぐにマスターガンダムを突き飛ばしてしまう。
少しだけ距離を空けたたかいっぺ軍曹はお返しとばかりにマスターガンダム目がけて急接近をする。
たかいっぺ軍曹は先ほどのBUN軍曹とは違い冷静にクロービーム砲の準備をしていた。
そしてヴァサーゴチェストブレイクはマスターガンダムに迫り至近距離でクロービーム砲を発射し、狙いを外さずマスターガンダムに命中。
BUN軍曹は攻撃を成功させ、すぐに相手の攻撃を受け、さらに初めての実戦ということでかなり気が動転している。
戦いはBUN軍曹が最初にいた戦闘エリアでしばらくの間繰り広げられるようだ。
たかいっぺ軍曹・26 BUN軍曹・25
BUN軍曹は攻撃を受け情況を理解する冷静な心を取り戻すどころか、逆に目の前の敵を倒すことしか考えられないバーサーカーと化した。
無防備のままチェストブレイクに向かってマスターガンダムは攻撃をする。マスターガンダムの手にあった腰帯は消え
今まで腰帯を持っていた腕を後ろに引き突きを繰り出す構えをマスターガンダムはした。
たかいっぺ軍曹はそんな情況を冷静に観察し、相手の突きをかわそうと考える。
マスターガンダムが腕を伸ばし突きを繰り出そうとした時、急にマスターガンダムの腕がさらに伸びだしたのだ。
ニアクラッシャーと呼ばれる攻撃をたかいっぺ軍曹は知らなかった。ニアクラッシャー攻撃をかわす余裕はなくなったが
たかいっぺ軍曹は攻撃より防御を優先して考えていたためガードでニアクラッシャーを防ぐことには成功した。
攻撃を防がれたBUN軍曹はここにきてようやく冷静さを取り戻し始めたが、冷静になるのが少し遅すぎたようだ。
チェストブレイクは無防備のマスターガンダムにまたもクロービーム砲を発射した。
当然マスターガンダムはガードすることもかわすこともできずにチェストブレイクの攻撃をまともに受けてしまった。
たかいっぺ軍曹・25 BUN軍曹・18
至近距離での戦いが続く中、チェストブレイクのストライククローはBUN軍曹にとっては不気味な存在だ。
当然ストライククローでの攻撃を警戒しなくてはならないが、その先についているビーム砲も警戒しなくてはならない。
そんなBUN軍曹の迷いをよそにたかいっぺ軍曹はストライククローとクロービーム砲のある腕をゆっくりとマスターガンダムに向けた。
たかいっぺ軍曹はBUN軍曹が次にチェストブレイクがどのような攻撃をしてくるのか予測を迷っていることを勘づいていたのだ。
その迷いを利用して素早くノーガードで次の攻撃を仕掛けた。その攻撃とはクロービーム砲であった。
実戦経験の差が出たのかBUN軍曹はとっさの判断ができないままチェストブレイクのクロービーム砲攻撃を受けてしまう。
相手の強烈な攻撃を受けたBUN軍曹だが、最初の頃と比べて少しだけ冷静になっていたためか至近距離でのアドバンテージは自分にあると判断し
ノーガード状態のチェストブレイクにマスターガンダムはニアクラッシャーで反撃する。
マスターガンダムの攻撃は見事に決まったが、これ以上至近距離での戦いが続くとBUN軍曹にとっては精神的に疲れてしまうので
チェストブレイクが次の攻撃を仕掛けないうちにBUN軍曹は戦闘エリアの移動をした。
たかいっぺ軍曹・17 BUN軍曹・10
戦闘エリアを移動するBUN軍曹に気づいたたかいっぺ軍曹は急いでマスターガンダムのあとを追った。
接近戦はチェストブレイクにとっては不利なはずだが、今までの戦いで接近戦は今回に限っては有利と判断したからだ。
BUN軍曹はまわりを確認せずにとにかく戦闘エリアの移動をしていた。ふと後ろを見るとチェストブレイクが急接近しているのに気づき驚く。
ほぼ戦闘エリアの移動は完了したのに敵まで一緒に付いてきて、予想外のことにBUN軍曹の精神的な疲れは増してきた。
マスターガンダムが戦闘エリアの移動を終えたと同時にチェストブレイクは急接近しながらストライククローで攻撃してきた。
並のモビルスーツなら簡単に貫くことのできる威力のあるストライククローは的確にマスターガンダムへダメージを与えた。
接近戦ではマスターガンダムの武器ではニアクラッシャーの方が威力があるのだが、敵から離れたいという意識からか自然と腰帯が手に現れた。
急接近でバランスを崩しているチェストブレイクにマスターガンダムの腰帯攻撃がヒットする。攻撃というより腰帯で相手を突き放そうとしている感じだ。
2体のガンダムの間にある程度距離が開けた時、BUN軍曹はまたも戦闘エリアの移動を試みた。
たかいっぺ軍曹・13 BUN軍曹・7
マスターガンダムの戦闘エリアの移動は無事成功し、BUN軍曹はチェストブレイクへの次の攻撃方法を思案していた。
チェストブレイクから受けた攻撃のダメージは大きくあと2、3回攻撃を受けたら間違いなくマスターガンダムは負けるだろう。
遠距離から腰帯で少しずつダメージを与えるのが一番安全かもしれないが相手が黙ってそんな攻撃を許してくれるはずもないだろう・・・
BUN軍曹は時間にして数十秒だが攻撃方法を考えた結果、急接近による奇襲戦法にでることにした。
まさか自分が急接近で接近戦に持ち込むとは相手は思わないだろう、そして意表をついた攻撃で一気に攻め立てようとBUN軍曹は考えたのだ。
マスターガンダムの手に腰帯が出現し攻撃態勢を取る。それを見たたかいっぺ軍曹は遠距離からの攻撃を警戒した。
ところが遠距離攻撃ではなくいきなりチェストブレイクめがけて急接近をしてきたのだ。たかいっぺ軍曹は予想しなかった攻撃にノーガード状態になる。
マスターガンダムは腰帯を日本刀のように変化させチェストブレイクに斬りつけダメージを負わせたが、チェストブレイクの腕を破壊しただけで致命傷にはならなかった。
不意をつかれて腕を失ったが、たかいっぺ軍曹はたじろぐことなく今がチャンスだとさえ思った。
今のマスターガンダムの攻撃は明らかに捨て身の奇襲攻撃だ、つまりマスターガンダムのパイロットはなりふり構わず短期決戦に持ち込もうとしているのだろう。
集中力が高まればたとえどんな初心者モビルスーツ乗りでもあなどることは危険だ、こちらも本気を出さなければ負けるとたかいっぺ軍曹は思った。
たかいっぺ軍曹はここでチェストブレイク最強の武器を使う決意をした。チェストブレイクの胸部の外装が開き、さらに腹部がのびだす。
まるで悪魔が目を見開き口を開け不気味に叫び声をあげているかのような外観だ。BUN軍曹はその外観に圧倒されもはや戦意を喪失している。
さらにチェストブレイクは悪魔の目と口に見えるメガソニック砲にエネルギーを充填し、マスターガンダムにトリプルメガソニック砲を発射した。
トリプルメガソニック砲はマスターがダムに命中しマスターガンダムの装甲を次々と溶かしていくが、マスターガンダムの安全装置が働き
死の恐怖を味わっているBUN軍曹をコックピットごとマスターガンダムの外部に脱出させた。
マスターガンダムからの脱出時に気を失い数時間後に気を取り戻したBUN軍曹は、しばらく何も考えることができなかった。
士官学校を優秀な成績で卒業しエリートコースを歩むはずだったのに実戦第一戦で負けてしまうなんてどうしても信じることができなかった。
「なぜだーー!」
勝負に負けた悔しさからかBUN軍曹は大声で叫んだ。
一方たかいっぺ軍曹は勝負に勝ち満足だった。一体なぜ戦わなければいけなかったのか最後まで分からなかったのは心残りだが。
こんな性能の良いガンダムを見つけることができて本当に今日は運のいい日だ、とたかいっぺ軍曹は心から思った。
早くチェストブレイクの腕を修理して世間のモビルスーツ乗り達を驚かし自分の名を上げてやろうと思うたかいっぺ軍曹だった。
今回の勝負はたかいっぺ軍曹のガンダムヴァサーゴチェストブレイク勝利
たかいっぺ軍曹・7 BUN軍曹・−15
今回のバトルはいかがでしたか?今回も第五ターンで終わってしまう短期決戦になってしまいましたね。
やはり機体耐久ポイントが30では少なすぎるのでしょうか?あと一試合だけ様子を見て機体耐久ポイントを増やします。
ところで今回はたかいっぺさんが勝ちましたが実はBUNさんが勝てるシナリオもあったのです、かなりBUNをひいきしたシナリオですが。
その訳は第二動作の戦闘エリアの移動にあります。具体的に言うと攻撃を戦闘エリアの移動の前にするか後でするかによって結果が変わるのです。
そこのところをきっちりルールで決めなかったのでストーリー作りも苦労しました(僕の自業自得です)。
と言うわけで次回からは第二動作の戦闘エリアの移動と急接近に関するもっと細かいルールを付け加えますので詳しくは説明ページを見てね。
で、今回のバトルはほとんど通常攻撃だけで機体耐久ポイントを減らし合うという展開でしたが最後はたかいっぺさんの必殺技で勝負を決めた形になりました。
BUNさんは今回が初めてだから必殺技を第八ターンで使ってますが、第四ターンから第六ターンの必殺技の威力が2倍になるターンでも
ノーガードを利用するとガードされない限り大ダメージは確実ですので今後のバトルの参考になったかな〜と思います。
ストーリー面では、今回はBUNさんが色々と設定を書いて下さいました。ストーリー作り、特に序章を考える際にとても役立ちました♪
ところが問題が一つ。BUNさんは「士官学校」という設定を希望されましたが、実は僕は「士官学校」という言葉を詳しく理解してませんでした(汗)
理解してないというかほとんど知識がなかったのです。そこで「士官学校」というキーワードで検索エンジンで探しまくり
検索したHPで少し勉強して序章を作りました。ですからBUNさんのイメージとは違う感じで序章を作ってしまったかもしれません。
その他欄にいろいろと設定を書いて頂くのは大歓迎ですが、その設定を僕が100%理解できるかどうかは保証できません、許してね♪
それではたかいっぺさん、BUNさんまたの投稿をお待ちしております!
今回の対戦データ
対戦者 |
たかいっぺ軍曹(2)・ガンダムヴァサーゴチェストブレイク |
BUN軍曹(1)・マスターガンダム |
戦闘エリア初期値 |
第七戦闘エリア |
第2戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ2通常攻撃急接近 |
タイプ2通常攻撃 急接近 |
第二ターン |
タイプ2通常攻撃ガード |
タイプ1通常攻撃 ノーガード |
第三ターン |
タイプ2通常攻撃ノーガード |
タイプ1通常攻撃 第13戦闘エリアに移動 |
第四ターン |
タイプ1通常攻撃急接近 |
タイプ2通常攻撃 第5戦闘エリアに移動 |
第五ターン |
必殺技ノーガード |
タイプ2通常攻撃 急接近 |
第六ターン |
タイプ2通常攻撃急接近 |
タイプ1通常攻撃 ガード |
第七ターン |
タイプ1通常攻撃ガード |
タイプ1通常攻撃 急接近 |
第八ターン |
タイプ2通常攻撃ガード |
必殺技 ノーガード |
第九ターン |
タイプ2通常攻撃 |
タイプ2通常攻撃 ガード |
第十ターン |
タイプ2通常攻撃 |
タイプ1通常攻撃 ガード |
(2000年11月4日)
今回のバトルフィールドは軍のモビルスーツ試験場。
まなぶ軍曹は前回決闘に敗れ愛機のデスサイズヘルが大破してしまい代わりのガンダムで出歩いていた。
デスサイズヘルを乗り回す以前に使っていた機体で倉庫に眠っていたガンダムデスサイズである。
デスサイズを改良などをしてなかったので今となってはやや旧式ではあるがパイロット次第では最新型と戦うことのできるポテンシャルをもった機体だ。
デスサイズであてもなく歩いていたまなぶ軍曹だが、いつの間にかモビルスーツの性能を検査する試験場の辺りに着いたようだ。
その試験場の中にいる一体のモビルスーツの様子がおかしいことにまなぶ軍曹は気づきしばらく様子を見る。
数日前BUN軍曹は前回の初めての実戦で負けてしまい何か吹っ切れた様子で軍に戻ってきた。
エリートコースを歩んでいるはずだったのに初戦で負けの烙印を押されたことはBUN軍曹にとってかなりショックなことだったのだろう。
負けてからのBUN軍曹は荒れに荒れて上官の命令も聞かずに自分勝手な行動をとっていた。
手を焼いていたBUN軍曹の上官は一つの実験を試すことにした。軍が独自に開発を行っている「強制命令服従薬物」の実験台にBUN軍曹を選んだのだ。
わけも分からずに実験台にされたBUN軍曹は最初のうちは予定通りに上官の命令を良く聞く優秀な人材として動いていたが
心の奥底で眠る初戦の負けのショックが影響してきたのか、徐々に命令を聞かなくなり最後には凶暴な獣のようになり果ててしまった。
人間の心を失ったBUN軍曹は目の前にあったデビルガンダムに乗り込みモビルスーツ試験場を破壊していた。
ちょうどその時BUN軍曹の目にデスサイズが映った。目に映る物は全て敵と認識してしまう今のBUN軍曹は当然デスサイズに攻撃を仕掛ける。
まなぶ軍曹も明らかに様子のおかしいあのモビルスーツはこちらに敵意を向けていると感じ攻撃態勢を取る。
BUN軍曹に投与された薬物の効き目はあと2,3時間で消える、モビルスーツ試験場の研究者達は早く時間が過ぎることを祈っていた。
戦いが始まる!
戦うと決めたら何も相手の出方をうかがうまでもないとデスサイズは勢いよくデビルガンダム目がけて急接近した。
デビルガンダムは急接近したデスサイズに動揺した様子は見せなかったが、まなぶ軍曹は構わずバルカンで先制攻撃をした。
バルカンはデビルガンダムの巨大なボディに当たったがそれ程ダメージを受けた様子はない。
半狂乱状態にあるBUN軍曹は相手の攻撃が終わるとすぐに反撃にでた。デビルガンダムの頭部が異様な感じで伸びだしデスサイズを襲う。
急接近で近づきすぎたデスサイズをデビルガンダムの頭部・ガンダムヘッドが頭突きのような形でヒットした。
単なる頭突きのように見えたが圧倒的な重量感があり予想外の大ダメージをデスサイズは受けてしまう。
まなぶ軍曹・23 BUN軍曹・28
薬物のせいか闘争本能だけで動いているBUN軍曹は続けて攻撃をした。先ほどよりさらにダメージを与えようとしたのか
その巨体からは想像もつかないようなスピードでデスサイズに急接近をしてガンダムヘッドの頭突きを喰らわせた。
あまりのスピードにデスサイズはガードをすることができず1撃目よりもさらに大きなダメージをデスサイズは受けてしまった。
続けて2回も大ダメージを受けたまなぶ軍曹だが、急接近したためにバランスを崩しているデビルガンダムを見てすぐに攻撃態勢を整える。
デスサイズが腰のビームサイズを取り出し構えると鎌上のビームが出現した。死神の大鎌を思わせるビームサイズでデスサイズはデビルガンダムを斬りつける。
全身全霊をかけたデスサイズのビームサイズ攻撃はデビルガンダムの分厚い装甲を切り裂いた。
まなぶ軍曹・14 BUN軍曹・19
ビームサイズ攻撃によりダメージを受けたBUN軍曹だがデスサイズを恐れる様子もなく、なんとノーガードで攻撃を仕掛けてきた。
普通なら自分が乗っている機体に損傷が出たら相手との距離を少し空けて様子を見るところだろうが今のBUN軍曹は攻撃しか頭にないようだ。
再度デビルガンダムはガンダムヘッドで攻撃を仕掛けたのだが、まなぶ軍曹は冷静に相手の出方を見て素早くガードをした。
ガンダムヘッド攻撃はデスサイズのガードの前に威力を失ってしまう。
無防備状態のデビルガンダムにまなぶ軍曹は確実にダメージを与えるためにバルカンで先ほどビームサイズでダメージを与えた部分に攻撃をする。
バルカン攻撃は威力こそ弱いが、至近距離でしかも無防備状態のデビルガンダムには予想以上のダメージを与えることができたようだった。
まなぶ軍曹・13 BUN軍曹・14
デスサイズのガードで効果的なダメージを与えることができなかったBUN軍曹だか、またもガンダムヘッドの頭突きを仕掛けてきた。
薬物の影響で作戦を考え直す知能さえも失いBUN軍曹は攻撃をするだけの機械と化しているのだった。
まなぶ軍曹はバトルの最初こそ意表をつかれた感じでガンダムヘッドによる攻撃を受けはしたが何回も同じ攻撃を受けるうちに
デビルガンダムの攻撃のくせが何となく分かるようになり、今度のデビルガンダムの攻撃も余裕を持ってガードすることができた。
当然デビルガンダムのガンダムヘッド攻撃はデスサイズのガードにより威力をまたも失ってしまった。
デビルガンダムの攻撃をガードし終えるとすぐにデスサイズはビームサイズを手に取りデビルガンダムに斬りつけた。
BUN軍曹はデスサイズの攻撃をガードすることもかわすこともせずただ呆然と見守るだけであった。
今のデスサイズの攻撃で今までデスサイズの方が機体の損傷度が大きいように見えたが
逆にデビルガンダムの機体の損傷度の方が大きくなったように見えてきた。
まなぶ軍曹・12 BUN軍曹・10
機体の差で負けるかもしれないと覚悟をしていたまなぶ軍曹だが、今かすかに勝機を感じ最後の気力を振り絞ってデビルガンダムに立ち向かった。
デスサイズが攻撃態勢を取ると同時にデスサイズの左腕にあるシールドの先端の刃が左右に広がり中央からビームの刃が出現した。
至近距離にいるデビルガンダムに今最も大きなダメージを与えるにはバスターシールドによる攻撃しかないとまなぶ軍曹はデビルガンダムをにらみながら考えていたのだ。
ビームサイズやバルカンで広げたデビルガンダムへのダメージ部分めがけてバスターシールドの刃を突き刺そうとしたその瞬間BUN軍曹に異変が起きた。
今まで全く自制心を失っていたBUN軍曹だったがここにきて薬物の効き目が薄れ通常の状態に戻ろうとしていたのだ。
BUN軍曹はなぜデビルガンダムに乗り目の前にいるデスサイズと戦わなければならないのか理解できなかったがせっぱ詰まった情況だとはすぐに理解できた。
目の前の敵がシールドで攻撃しようとしているのを見て、BUN軍曹はもうろうとしている頭でとっさにガードをした。
今までガードなどはせず闇雲に攻撃を仕掛けてきたはずなのに、ここにきてガードをしたことに多少驚いたまなぶ軍曹であったが
今さら引き返すことなどできないと思い全身全霊をかけ相手のガードを突き破るようにノーガードでバスターシールドをデビルガンダムに突き刺した。
だがデビルガンダムのガードをうち崩すことができずにバスターシールドによる攻撃は不完全のまま終わった。
逆にBUN軍曹は相手の攻撃を防ぎきり今が攻撃のチャンスだとばかりにガンダムヘッド攻撃を実行した。
いつも通りガンダムヘッドが伸び頭突きをするものだと思ったまなぶ軍曹だったが、予想外にガンダムヘッドが口を開き噛みついてきたのだ。
ロボットが噛みつくなど常識では考えられない攻撃を無防備なデスサイズはまともに喰らってしまう。
まなぶ軍曹・3 BUN軍曹・9
わけも分からずバトルが始まっており一段落がついて情況を少しでも理解しようとBUN軍曹は努力していた。
既に自分が乗っている機体は相手の攻撃を受けてボロボロの状態だが相手もかなりのダメージを受けている。
BUN軍曹はおそらく次の一撃で勝負は決まるだろうと判断した。
相手の様子を見ているヒマはない、先に攻撃を成功させた方が勝負に勝てると思ったBUN軍曹はとっさにデスサイズに向かって急接近をした。
デビルガンダムが急接近するのを見てまなぶ軍曹は絶体絶命だと思った。バスターシールドによる攻撃を防がれ次の攻撃方法が思い浮かばない。
再度バスターシールド攻撃をして防がれたら負けてしまう、かといってバルカンでは決定的なダメージを与えられない。
ビームサイズは急接近してくるデビルガンダムに対して攻撃が間に合わない。まなぶ軍曹が迷っている間にもデビルガンダムは容赦なく近づいてくる。
すぐ目の前まで迫ったデビルガンダムを見てまなぶ軍曹は自然にバスターシールドをデビルガンダムに突き出していた。
生き残るため、または勝負に勝つための本能からだろうか、バスターシールドから出ているビームソードはデビルガンダムを切り裂いた。
デスサイズに急接近をしていきなりバスターシールドを突き出されBUN軍曹はかわすこともガードすることもできずに攻撃を受けてしまった。
デビルガンダムの機体から煙が立ち上るのを見てまなぶ軍曹は勝てたものだと思った、しかしそれが油断を生んでしまった。
最後の一撃を喰らわせようと執念を燃やすBUN軍曹はデスサイズにパンチを繰り出したのだが、まなぶ軍曹は反応できない。
デビルガンダムのパンチはデスサイズの脚を粉々に砕いて戦闘不能にした、しかしデビルガンダムも同時に動力炉が壊れ動きを止めた。
結局両者とも戦闘不能になりこの勝負は引き分けという形で落ち着いたのだ。
この後このモビルスーツ試験場の人がモビルスーツ試験場の責任ということでデスサイズの全面修理をする約束をしてまなぶ軍曹に謝りこの場を収めた。
まなぶ軍曹もデスサイズを直してくれるのなら問題はないということでこの場を去った。
BUN軍曹は一度は正気に戻ったがバトル終了後に強度の疲労に襲われ一週間ほど寝込んでしまう。
このバトルを見ていたモビルスーツ試験場の研究員達は今の状態ではまだ今回試した薬物は使えないが
改良を加えれば強力な人間兵器を作ることができると密かに考えていたのだった。
今回の勝負は引き分け
まなぶ軍曹・−4 BUN軍曹・−3
今回のバトルはいかがでしたでしょうか、楽しんでいただけましたか?
今回は初めて引き分けという結果になりましたね。ポイントを見れば1ポイント差でBUNさんの勝ちだと言う方もいるかもしれませんが
ポイントが0になれば戦闘不能で勝敗は意味がないと思うので引き分けにします。
今回も6ターンという早い段階で終わりましたがなかなかいい勝負にだったと思います。
BUNさんは一度はデスサイズの必殺技をガードできましたが二回連続の必殺技はさすがに予想できませんでしたね。
もし最後の必殺技をガードできたら完全にBUNさんの勝ちでした、相手の必殺技や威力の大きい技をガードできるかできないかがこのゲームの面白さだと思います。
あとストーリーを作っていて思ったのですが、デビルガンダムはタイプ2通常攻撃だけでタイプ1通常攻撃はほとんど必要ないのではないかと思ってしまいました。
初期値はタイプ1攻撃よりタイプ2攻撃の方が威力が高く攻撃範囲も広いとくればタイプ2攻撃ばかりを使うのもしょうがないですよね。
という訳でまたもデビルガンダムの技表を変えます、何回もデビルガンダムの技を変更してホント申し訳ない(汗)
それと今回で機体耐久ポイントが30だったのを止めて次回からは40にします。
ストーリー面では、BUNさんが今回その他欄に「DG細胞」という言葉を使って欲しいという希望があったのですが使いませんでした。
僕も最初はDG細胞という言葉を使おうとしましたがGガンの世界観を引きずることになってしまうので申し訳ありませんが今回のBUNさんの希望は却下しました。
∀の黒歴史のようにG・W・Xは全てつながっているとはこのゲームでは考えていません、モビルスーツだけを借りてあとの世界観はオリジナルというかパラレルワールドという
考え方でストーリーを作ってます。ですので「DG細胞」を「薬物」と置き換えました。
今後投稿される方はテレビシリーズの言葉はその他欄に記入しないようお願いします。
まなぶさん、BUNさんまたの投稿をお待ちしております!
今回の対戦データ
対戦者 |
まなぶ軍曹(3)・ガンダムデスサイズ |
BUN軍曹(2)・デビルガンダム |
戦闘エリア初期値 |
第十六戦闘エリア |
第五戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ1通常攻撃1+急接近 |
タイプ2通常攻撃 |
第二ターン |
タイプ1通常攻撃2+ノーガード |
タイプ2通常攻撃 急接近 |
第三ターン |
タイプ1通常攻撃1+ガード |
タイプ2通常攻撃 ノーガード |
第四ターン |
タイプ1通常攻撃2+ガード |
タイプ2通常攻撃 |
第五ターン |
必殺技+ノーガード |
タイプ2通常攻撃 ガード |
第六ターン |
必殺技+ノーガード |
タイプ1通常攻撃1 急接近 |
第七ターン |
タイプ1通常攻撃2+ガード |
タイプ2通常攻撃 ガード |
第八ターン |
タイプ1通常攻撃1+急接近 |
タイプ1通常攻撃2 ガード |
第九ターン |
必殺技+ノーガード |
タイプ2通常攻撃 |
第十ターン |
タイプ1通常攻撃2+ノーガード |
タイプ2通常攻撃 |
(2000年11月18日)
今回のバトルフィールドは宇宙空間。
たかいっぺ軍曹は地球から宇宙コロニーへ物資を送り届けている最中である。
コロニー内は常にあらゆる物資が不足してしまう情況にあり、地球にいる側の人間にとって
物資を送り届ける仕事は割合安全で金になる仕事なのである。
大気圏を突破するための戦艦や宇宙船の確保など初期費用はかかるが、それ以上の見返りが当然期待できるし
物資の配達人は地球・コロニー両代表者によって身の安全を保障されており、配達人を襲う人間はそうそういない。
しかし、配達物資を強奪できれば当然名は上がり貴重な物資も手元に入るという事で物資を狙う宇宙海賊もいないわけではない。
無事に大気圏を突破し楽な仕事だと思っていたたかいっぺ軍曹だがその目の前に一体のモビルスーツの影が見えた。
最近廃墟と化したコロニーをねぐらにして付近を荒らし回っていると噂の宇宙海賊の紋章を機体に付けたガンダムエピオンであった。
エピオンのパイロットであるボール軍曹は近頃手応えのある相手と戦う機会がなく危険を覚悟で物資配達船を狙い襲ってきたのだ。
ボール軍曹は宇宙船に手応えのあるモビルスーツ乗りがいることや、貴重な物資を手に入れることなどさまざまな欲望を胸に抱きながら待機している。
エピオンを見たたかいっぺ軍曹は急いでガンダムヴァサーゴチェストブレイクに乗り込みエピオンを迎撃に出た。
戦いが始まる!
先手を取ったのはチェストブレイクだった。宇宙船から出るとすぐにたかいっぺ軍曹はクロービーム砲を発射した。
両腕から出たビーム砲はエピオンめがけて発射された、そのビームを受け止めようとボール軍曹はビームソードと取り出した。
チェストブレイクから発射された2本のビームをボール軍曹は同時にビームソードで受けるつもりでいたがほんの少し防御態勢を取るのが遅かったため
左腕から発射されたビーム砲は受け止めることができたが右腕から発射されたビーム砲はエピオンに命中してしまった。
先制攻撃を喰らったボール軍曹はこの場にいるとビームの餌食になると思い戦闘エリアの移動をした。
たかいっぺ軍曹・40 ボール軍曹・37
たかいっぺ軍曹は続けてビーム砲を撃とうとしたがエピオンが移動を始めたので照準が少し狂ってしまった。
相手の守りが不完全な今なら急接近をしかけても相手は対処できないだろうと思いチェストブレイクはエピオンめがけて急接近をした。
急接近をしながらもチェストブレイクはエピオンにクロービーム砲の照準を合わせることを忘れてはいなかった。
チェストブレイクが急接近してきたのを見てボール軍曹もチェストブレイクに向かって急接近をしてきた。
どうせ守りが不完全なら相手の力を利用してカウンターを喰らわそうとボール軍曹は考えたのだ。
エピオンの急接近に驚いたたかいっぺ軍曹だが今更後に引くことはできずクロービーム砲を発射した。
ビーム砲は狙い通りにエピオンに命中したが、エピオンも構わずにビームソードで攻撃をしてきた。
急接近の勢いもありチェストブレイクは逃げることもできずにビームソードの攻撃を受けてしまう。
そしてお互いの戦闘エリアの位置も逆になる形になった。
たかいっぺ軍曹・33 ボール軍曹・32
今までのエピオンの戦い方を見てたかいっぺ軍曹はエピオンの攻撃範囲をだいたい予測した。
それ程攻撃範囲は広くなく遠距離からの攻撃を続ければ勝てるだろうとたかいっぺ軍曹は思った。
そう思ったらすぐにクロービーム砲をエピオンに向けて発射した。両腕から発射されたビームはエピオンめがけて一直線に進む。
またもクロービーム砲攻撃をされたボール軍曹は、やはりビームソードでビーム砲を受け止めようとする。
避けてかわすのは宇宙海賊として情けないし他に宇宙海賊としてふさわしい防御方法が思い浮かばなかったからだ。
素早くビームソードを構えクロービーム砲に備えるが、ビーム砲の威力やスピードは予想以上であり
さっきと同じく片方のビームを防御するので精一杯であった。もう片方のビーム砲をまともに喰らいエピオンはダメージを負う。
それとは対照的にチェストブレイクは防御のことなど考えずに攻撃だけに専念し、しかも相手からの攻撃を全く受けなかった。
たかいっぺ軍曹・33 ボール軍曹・26
遠距離攻撃で相手にダメージを与え続けようと思っていたたかいっぺ軍曹だが、クロービーム砲のエネルギーがほとんど無くなったことに気づいた。
不本意ではあるが接近戦を挑むしかないようだとたかいっぺ軍曹は思い、エピオンに急接近を仕掛ける。
当然遠距離からの攻撃が続きと思っていたボール軍曹はチェストブレイクが急接近してきたのに驚いた。
とっさの防御ができずチェストブレイクのストライククロー攻撃をまともに受けてしまう。
しかしエピオンの装甲は硬く、チェストブレイクの攻撃を無防備のまま受けても体勢を崩すことなく攻撃に移ることができた。
ボール軍曹は相手が近くにいるのを最大のチャンスと確信しシールドについているヒートロッドを全力でチェストブレイクに振り回した。
鋼鉄をも切り裂く威力を持つエピオンのヒートロッドはチェストブレイクの両脚を切り裂いてしまった。
たかいっぺ軍曹・21 ボール軍曹・20
両脚を失い身動きができなくなってしまったたかいっぺ軍曹だが、まだ希望は捨ててはいなかった。
至近距離では分が悪いがチェストブレイクの最大最強の武器であるトリプルメガソニック砲が切り札として残っていたのだ。
クロービーム砲とは別にエネルギーを充填しておいたので絶体絶命の今こそ使うときだとたかいっぺ軍曹は思った。
エピオンがヒートロッドを再び振り上げようとする前にチェストブレイクは胸部の外装が開き胴体が伸びだした。
ビーム砲が3つ既に発射可能状態でエピオンをとらえている。今からではヒートロッドでとどめを刺す前にビームを撃たれてしまうと思ったボール軍曹は
ビームソードを取り出しチェストブレイクのトリプルメガソニック砲が発射される前にチェストブレイクを突き刺し粉砕してやろうと考える。
エピオンが無防備状態のチェストブレイクにビームソードを突き刺したが攻撃した箇所は3つあるビーム砲のうち1カ所でしかなかった。
残りの2つでチェストブレイクはエピオンを攻撃する。威力は2/3になったがビーム砲1つの威力が戦艦を撃ち抜くだけの威力があるので
目の前にいるモビルスーツ一体を破壊することなどチェストブレイクにとってはたやすいことだった。
至近距離でトリプルメガソニック砲を受けたエピオンは無惨にも粉々に砕け散ってしまった。
かろうじて脱出ポッドで逃げることに成功したボール軍曹は砕け散った愛機エピオンを見てつぶやく
「まさか・・・俺のエピオンが・・・・」
エピオンを何とか退け輸送船を守り抜いたたかいっぺ軍曹だが、勝利の余韻に浸る間もなくすぐにこの空域を脱出する。
また同じ様な宇宙海賊が現れたら今度は勝つ自信が無いからだ。
その後、輸送中に宇宙海賊が現れることなく無事に宇宙コロニーへ物資を届けることに成功した。
地球側・コロニー側の両方から報酬をもらいすぐにチェストブレイクの修理に取りかかった。
しばらくはこのもらった報酬で休めたらいいなと思っていたたかいっぺ軍曹だが、今回宇宙海賊を退治したことにより
他の宇宙海賊の標的になっていた。まだたかいっぺ軍曹の受難はしばらく続くだろう。
今回の勝負はたかいっぺ軍曹のガンダムヴァサーゴチェストブレイク勝利
たかいっぺ軍曹・12 ボール軍曹・−1
今回のバトルばどうでしたでしょうか?
今回から機体耐久ポイントを40にしましたがそれでも第五ターンで終了しちゃいましたね。
エピオンのビームソード攻撃が何回か空振りしたのがボールさんにとっては痛かったですね。
当然ビームソード攻撃をするときは急接近をした方が確実ですが相手も急接近をした場合は次回の攻撃は空振りする可能性は大なんですよね。
ビームソードと急接近をペアで使い続けるのも作戦だと思いますがダメージも1ポイント余計に受けることになるので難しいです。
なお次回からこの戦闘記録を大幅に変更すると思います。
今まで僕がそれなりに頭を使ってストーリーを作っていましたが、特に反応も無かったのでもう少し省略した形で戦闘記録を作ろうと思います。
本当は休止にするつもりでしたが最近は投稿も少なくなってきたのであえて休止にする必要もないかな〜と思って。
期待はしていませんが何か感想や要望があったら掲示板にカキコして下さい、それでは!
今回の対戦データ
対戦者 |
たかいっぺ軍曹(3)・ガンダムヴァサーゴチェストブレイク |
ボール軍曹(2)・ガンダムエピオン |
戦闘エリア初期値 |
第七戦闘エリア |
第2戦闘エリア |
第一ターン |
タイプ2通常攻撃 |
タイプ1通常攻撃 第10戦闘エリアに移動 |
第二ターン |
タイプ2通常攻撃急接近 |
タイプ1通常攻撃 急接近 |
第三ターン |
タイプ2通常攻撃ノーガード |
タイプ1通常攻撃 |
第四ターン |
タイプ1通常攻撃急接近 |
必殺技 ノーガード |
第五ターン |
必殺技ノーガード |
タイプ1通常攻撃 第4戦闘エリアに移動 |
第六ターン |
タイプ2通常攻撃ガード |
タイプ1通常攻撃 ガード |
第七ターン |
タイプ1通常攻撃ガード |
タイプ1通常攻撃 急接近 |
第八ターン |
タイプ2通常攻撃急接近 |
必殺技 ノーガード |
第九ターン |
タイプ2通常攻撃 |
タイプ1通常攻撃 |
第十ターン |
タイプ2通常攻撃 |
必殺技 |