長いことSMAPファンだったワタシは、ドームでのコンサートは慣れっこになっていて、入れ物が大きくても楽しめるということを身を以て体験しているので、何の心配もせずに参加しました。
 広くても大丈夫?という気持ちより、全国の関ジャニ∞ファンと同じ場所で楽しめるという期待のほうが大きかったかな。

 雑誌でヨコが言っていたように、どの席も当たりでした。ワタシは今回はスタンド前方、中ほど、上段を経験したんですが、本当にどの席でも楽しめました。
 上段では、ペンライトの美しさや照明の様子、レーザー光線が幻想的で感動したくらいです。セットは全く無かったけど(笑)、光りの演出は綺麗でした。それがスタンド上段だと、とても良く見えるし感じられるんです。
 因みに、レーザー光線が一番綺麗だったのは、レンジャー登場シーンだったんですけどね(笑)。

 京セラドームは音割れが想像していたより無くて、その点も良かったです。
 3公演参加しましたが、メンバーはよく走ってましたね。全員揃っていたのは数えるくらいで、ほとんどバラけてました。外周が途中で低くなっているため、よく離脱して客席に行っていたのがヨコと亮ちゃん。ヨコは本当に客席に行っていて、スタンド上段のファンに手を振ったり、色紙を投げたりしてました。
 どの曲も場面も良かったし楽しかったです。

 すばちゃんの歌はやっぱり、心に響くというか滲みるというか。ヒナちゃんがよく「運命の人とは、思ってなくても出会ってしまう」と知り合いに言われたことを口にしてますが、そんな感じですね。ただ、運命の人ではなく(笑)、運命の「声」ですけど。
 すばちゃんの歌は、ワタシにとってそんな気がしました。この声が、ワタシをここまで呼んだんだろうな〜って思います。
 今回、意外なくらい良くなっていたのが亮ちゃんのソロでした。冬コンで聴いた時は、ツアーが始まって間もなかったこともあり、まだ荒削りかな・・・という印象だったのが、見違えるくらい深みを増していたように感じました。歌いこむってことは大事なことだと思いました。
 たつよしのソロはそろそろ完成された頃ではないかと思うんですが、これはワタシ何故か毎度、毎度泣けて困ります。そんな曲じゃないんですけど、しなやかに伸び伸びと魅力を振りまいている姿を見ていると、「立派になって〜」という気持ちがこみ上げてしまうんですよ。艶やかな華を咲かせたたつよしが、愛おしくてたまらなくなりました。
 冬コンから、各人のソロだったり松竹ソロ組だけの曲が歌われているんですが、アルバムの初回特典でもいいから、ソロ曲もCDに入れて欲しいと切望してます、テイチクさん。少しくらい高くても大丈夫ですテイチクさん。お願いしますテイチクさん!!
 ヨコのソロは中居君っぽい部分が強く、ワタシのようにスマコンも毎度行っているようなファンには、どうしても中居曲の二番煎じが拭えない気持ちがあり、それが惜しいと思います。そうでないファンには関係ないわけですが。
 バラード→コミカルな応援ソング→VTRの路線が共通で、インパクトが強い構成な分、どうしても比較対象となり出来が良いだけに損をしてしまう。
 三兄弟での作詞で伺えるように、隠れた才能は豊富であると思うし新たな魅力開発も狙えると思っているので期待しています。意外にバラードがいけると思う。ヨコならではの、やさしい雰囲気のバラードを聴きたいものです。本人は楽しいコミカル調をやりたいのでしょうが、レンジャーであれだけハジけていたら、ソロではガラリと変えて「こんなことも出来るんですよ」のほうが効果的かも。
 ヒナ、マル、ヤスでの曲は、なかなかバランスも良く、それぞれの空気も織り込まれ良かったです。


 そしてバツクを努めた大好きなカンジュ君たちは、MCにも登場させて貰えたり、レンジャーやらコーナーを貰えたりと大活躍。GWには城ホールでのコンサートも決まり、ようやく一歩を踏み出したわけで頑張って貰いたいという気持ちを込めて、敢えて書きます。

 まず、ダンスをどうにかしないと厳しい。正直、あまりにも踊れていない子が多すぎて、エイト以外に目がいかない。
 どうにか格好がついているのがBADの二人と、ボーイズの数名。バク転より先に、見劣りしない程度は踊れることが先決。
 よく、関東Jrとの扱いなり需要の差を挙げられているけれど、ダンスひとつをとっても差は歴然。使う側ならば、踊れる関東Jrを使いたいのは当然。
 トークが少しは出来たりコメディやコントでもこなせる幅の広さは武器だけれど、Jrはバックの仕事がメインなので、まず踊れないことには始まらない。
 関西在住というハンデを抱えて関東Jrと同レベルで使われるためには、キスマイと同等レベルのダンスに加えて話を回せる話術が欲しいところ。同じ技量なら交通費のかからない関東を使うのはビジネスなら当たり前。
 Jrなりに学校もあり、忙しくてレッスンする時間が取れない等の条件は関東Jrも同じなのだから、地理的に有利な関東組を差し置いて需要を望むのなら、それ以上の努力が必要。
 関西でのコンサートに先輩グループが来たとき、レベルの高いバックを披露すれば、そのグループに付いて来たファンからも認識されるだろうし、認知度も上がる。コントもお笑い要素も無い先輩グループのコンサートでは、踊れなければ致命的なのだから。
 関東に加藤冠が現れたことからも、トークの需要が足りつつあるわけで、そこに割ってはいるには、加藤冠には無い武器を持たなければ。
 春から始まる(らしい)カンジュの番組等で「新たなアイテム保持」をアピールし、かつてのヨコ・ヒナのように関東に頻繁に呼ばれるポジションも獲得して欲しい。Jr時代に重宝されて顔を売ったからこそ、ヨコ・ヒナ・すばるはデビューした時には既に知られていた。
 上を目指して欲しいがための辛辣なことを書いたけれど、カンジュには本当に頑張って欲しいし、おそらくエイトから引き継ぐであろう夏と冬の松竹座も、心の底から嬉しく思ってます。
 だから大智、髪型直そうな。


 さて、5月から47都道府県コンサートが過密スケジュールと共に始まるわけですが、暑い時期の移動はキツそうだし大丈夫かな?という心配はあるんですが、沖縄や四国にも行くということが、とにかく喜ばしいことです。
 やっぱり、子育て真っ最中だとか、学生だったりとか、いろんな理由で外泊の出来ないファンもいると思うんです。
 四国に住む友人が「行ってみたいけど、ジャニーズは四国は来てくれないから」と言ってたのを聞き、ずっと淋しく思ってました。
 確かに、全国ネットのテレビにあまり出ていないので、デビュー組の中でも知名度は低いかもしれませんが、予定会場をみてもほどよい狭さですし、地元ファンが友人知人を誘って丁度いい感じかと。そうすることによって、知らなかった人にも関ジャニ∞のことを知って貰える、という形も有りじゃないかと思います。
 行けない立場にとっては「来てくれる」ということが、どれだけ嬉しいことなのかは、地方の身としてはよく判ります。
 ドームやアリーナ会場で慣れたファンとのコンサートのほうが盛り上がるということも事実だし判ってますが、行ったことのないファンには判りませんからね、小さなホールのコンサートでも十分楽しめるんですよ。
 それに、松竹座からドームまでを楽しませることの出来るエイトですもん、どんな会場だって心配無用。セットが無くても全然平気。
 是非、エイトレンジャーもやり続けて欲しいです。中には、マンネリ化してつまらない、それよりカッコいい曲をという声もあるけれど、レンジャーが希有な個性になりつつあるのだから、大事にするべきだと思ってます。
 レンジャーが出来るから関ジャニ∞なんです。そこが他と違うから、テレビで映像が使われるし新聞にも載るんです。各グループでの個性や方向性があるのだから、そのグループにしか出せない部分や味を大事にして、広げていくのが一番だと思ってます。
 エイトレンジャーをあれほど楽しそうにやれるジャニーズなんて、若手じゃエイトくらいでしょう。先輩達はある意味、喜んでやりそうですが、アイドル、アイドルで行きたい年代であれをやれる気持ちは凄いと思ってます。
 そこが真似出来ない「個性」なんですよ。
 一般受けの心配も要らないでしょう。過去のコンサートで同行した一般の友人、知人の記憶に一番残っていたのはレンジャーですから。そこから覚えるというとっかかりになるものです。メンバーの顔と名前が一致しない人も、レンジャーの色分けから覚えて行くようですし。
 SMAPが、国民的人気を得ても未だにスマスマで色モノをやっているように、やり続けたら「本物」になっていくもんです。
 30歳になっても、エイトレンジャーを全力でやっている関ジャニ∞でいて欲しいなと思います。


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