テイキング・ライブス
アンジーは相変わらず美人でカッコよかったです。
それだけの映画です。
「キミノカワリニ、生キテアゲル」
キャッチコピーが一番良かったですね。これにビビッと来たワタシですが、それが山場でした。
次々にターゲットを変えて殺人をし、殺した相手になりすまして生きる。アンジーはその犯人を捕まえようとFBIから派遣された、特別捜査官。
話の筋は悪くないんだけど、誰がみても「あ、きっと犯人はコイツだ」と判るような作りはどうなのよ。スリルもワクワク感も全然ないじゃん。だいたい、アンジーの他にメジャーな俳優はイーサン・ホークしかいないじゃん(笑)。イーサン・ホークがこの役で終わるかよ〜って思った瞬間、結末が悲しいくらい見えちゃうのよね。
アンジーのファンなら大人しくお金払うけど、そうでなかったら複雑な気分になるかも。とってもデキの良い、日本の2時間サスペンスドラマみたいな印象。デキの良いテレビドラマになら1800円かけてもOKな方なら楽しめるでしょう。
犯人の心理状況設定があまりにも稚拙。猟奇殺人なら最後までその路線でいったほうが、まだよかったんじゃないの?ラストに至っては、イーサン・ホークが哀れなくらいアホ男に見えて笑えたわ。
別人になり済ます過程も不鮮明で、ホモ関係の恋人がいる男に化けてるのに、バレないはずないじゃん!描くべき部分を大幅にカットし、どうでもいい場面を丹念に描くあたり、「模倣犯」を思い出してしまった。さすがに、トラ鬚危機一髪はなかったが、似たようなモンかも。
でも、アンジーが好きだからワタシは暴れませんでした。
バイオ・ハザード2
アリス、かっけー!!!!! 以上。
え?ダメ??それじゃ、だめ????
見終わったあとのワタシと友人の会話。
ワタシ「ミラ・ジョヴッチ、好きだわ。超カッコよかった」
友人「うん。カッコいい〜。面白かったわ」
ワタシ「バレンタインもカッコよかったけど、アリスは別格だね」
友人「そうそう。ルポライターの女の人は、きっと死ぬなって思った」
ワタシ「ああ、あの人ね。あれは死ぬ役でしょ。途中からウザい〜って思ったもん」
友人「でも、まだ続きそうだね」
ワタシ「2の評判が良かったら3を作る気満々だね。意欲を感じたわ」
この会話が全てなわけですが、1と違い、舞台が街で空間が広いので、不気味さや怖さは抑え気味。アクションがメインですね。なんたって、アリスとバレンタインがカッコ良すぎ。ひょっとして監督がキャメロンに替わったんじゃあるまいな、ってくらい女性が強くてカッコいい。強いオンナが大好きなワタシには、もうたまんなーい。
間違いなくバスオハザード3を狙った作りになってますが、カッコいいアクション物として楽しめます。細かいツッコミ場面は山のようにありますが、アリスのカッコ良さで全部許せます。だいたい、バイハザードに、細部にわたった理論の裏付けを求める人がいるとは思えない。
原作はゲームソフトのようですが、プレステのようですね。としたら日本製?ゲームの世界には全く疎いワタシは、エンドクレジットにプレステの文字を見つけ、「ああ、それで作品中に使われたノートPCがソニーのVAIOだったのか」と合点したのでした。
ワタシには、悲しいことにゲームのセンスも才能も全くないらしく、120%向いていないようなのです。過去に2度、プレステにトライした経験があるのですが、面白いと評判のファイナル・ファンタジー8。オープニング映像に見とれ、ラスト映像を切望しながらも全く進めない。なんだか知らないけれど、何かが起こる前に、主人公を死なせてしまいそうな予感がするのである。
ワタシのようなユーザーのために、主人公ではなく、敵になれる選択方法も入れて欲しいと、切実に思ったファイナル・ファンタジー8。未だオープニング映像しか知らず。
この手のゲームは無理だと悟ったワタシ。「名探偵コナン」のソフトを購入。事件を解決していく内容で、事件は2つ。最初の事件は無事に解決したハズだが、誤認逮捕をしている予感大。天下の江戸川コナン君が犯人護送車を見送りながら「本当にこれでよかったのだろうか」だなんて呟いているのだ。コナン君のそんな台詞を聞いたのは、ワタシくらいのものだろう。
2つめの事件は、悲しいことに事件現場までたどり着けずに終わってしまった。事件が起こる前に、道に立ちふさがったイノシシに殺されそうだ。ワタシは断言したい。イノシシをサッカーボールで殺すのは不可能だと。
というわけで、ワタシにはゲーム全般にわたって才能が皆無らしい。
いろんな映画がゲームになっても、残念ながら手が出せない。殺されても次から次へと出てくる、敵になってゲームを続けられる作品を、誰かがワタシのために作ってくれる日を、畳の目を数えながら待っていよう。