拾い物はなんですか?・・・を読む前に。

   今回初の試みとして、ATE(Active Time Ebent)を取り入れてみました。
  文のところどころにATEという文字があります。それをクリックすると、それと同時進行で起こっているイベント(ショートストーリー)を
  読むことができます。もちろん読まなくても話はわかりますが、色々と内情を知ることもできます(意味深)
  ATEを読み終わった後はプラウザバックでお戻りください。














アスラン・ザラは考えていた。
どうしたらキラをを手篭・・・・じゃなくて地球連合軍の魔の手から救い出すことが出来るのだろうかと。
(キラは頑固にもこっちの言うことを聞いてはくれないし、あっちのナントカは大事なキラを絶対狙っている。
そんな所にいつまでもキラを置いておくことは出来るだろうか!!)
しかし、いくらザフトに誘っても彼は一向に頷いてはくれない。
(こうなったら・・・・・!!)



拾い物はなんですか?
〜ザラ襲来〜



キラ・ヤマトは本気で悩んでいた。
(・・・こんなに悩んだのは両親に連れられていったレストランでカレーライスにするかオムライスにするか悩んだ以来かも)
意外と庶民派なキラは目の前の物体を前にかれこれ10分ほど悩みつづけている。
キラはラミアスより艦の周囲を索敵するようにと命令され、それとなく飛び回っていた。
しかし、この展開は予想していなかった。
確かに自分はよく落し物を拾ってくる。
ヘリオポリスにいた時は50m間隔でお金やら鞄やらを拾っては交番に届けていたし、
つい先日だってザフト軍の重要人物であるラクス・クラインを拾って、無事にアスランに渡している。
だからといってここまで大物を拾うとはお釈迦様だって予想できないだろう。
目の前の物体・・・なんとイージスガンダムがふよふよと漂っていたのだ。
いつもは悪趣味なぐらい真っ赤なイージスガンダムが、ディアクティブモードになっていて妙に生白いところが何気に笑える。
とにもかくにも気になるのは中身だ。
(お腹に傷があるやつは中身があるんだっけ?)
キラは恐る恐るイージスに近づき、遠慮がちに足に触れて回線をつなげた。
こうすれば、会話の内容がザフト艦にもアークエンジェルにも漏れることはない。
「アスラン・・・・?」
そっ・・・と控えめに搭乗者の名前を呼んだ。
『・・・・・・・・・・・』
しかし返事がない。回線もつながっているはずなのだが画面にも映らない。
キラは首をかしげた。
ザフトがこんなところにイージスを捨てていくはずがない。
かと言って落し物かと言われればまたそれもそんなことがあるはずがない。
熱源はなく、ダミーのようだがストライクのメインモニタは確かにイージスと判断していた。
「また・・・・・拾い物?」
嫌すぎ・・・・とはアスランに失礼なので言わなかったが、キラは目の前の物体を前に立ち尽くした。
またフラガ大尉にからかわれれると思うとなんとなく目眩がして頭を抱える。
頭の上からビーと鳴り響くアークエンジェルからの呼び出し音がその考えを肯定するかのように
むなしくコクピットに鳴り響いた。
                                           ATE





「・・・・で、結局坊主はまた拾ってきたわけだ」
マードックはキラが拾ってきたイージスガンダムを目の前に、大きな溜め息をつく。
ちなみにその拾ってきた本人はここにはいない。
これを拾って帰ってきた後、ラミアスに呼び出されて今ごろ艦長室で怒られているだろう。
それもそのはず、もともとは連邦軍のガンダムとはいえ、普通なら敵機を母艦に持ってくるという
行為はあまりにも危険なのだ。
もしかしたらザフトの罠で、わざとアークエンジェルに回収させて自爆させるという手段も
考えられなくもない。
まあ幸いにも自爆装置はセットされていなかったが。
「中身・・・・は入っています?」
心配そうにサイ達はマードックを見上げる。
「開けてみないとわからねぇな。ま、一応開けてみるけどよ」
マードックは少し緊張した面持ちでハッチの緊急開閉レバーに手をかけた。
その瞬間。
ぷしゅ。
「へ?」
マードックは突然空気の漏れたような音を聞いた。
そう、いつもキラが帰ってきてハッチを開けた時に聞こえるような・・・
「キラ!!」
「ぐはっ!!」
マードックはいきなりのことで対応することが出来なくいきなり開いたハッチに弾き飛ばされてしまう。
中から出てきたのは言わずとも知れたアスラン・ザラだった。
「キラキラキラ!!!俺のキラは!?」
アスランはかなり興奮しているらしく、ヘルメットを脱ぎ捨てるや否や、彼の想い人の名前を呼ぶ。
しかし、少し落ち着いて見回したが彼の視界にキラがどこにも入らない。          ATE

アークエンジェルのクルー達が自分に銃口を向けているのだが、そんなことなどアスランにとって大した問題ではなかった。
(・・・・せっかく潜入したのにキラがいないなんて、これじゃあ意味がないじゃないか!!)
アスランは頭を抱え、体全体でこれ以上ない苦悩を表現する。
その悩める姿が見事に決まっていて流石アスラン・ザラというべきか。
「・・・・・変態だな」
「・・・・・変態よね」
トールとミリアリアは悩めるアスランを見上げて2人で呆然と呟く。
「2人ともぼーっとしている場合じゃないだろっ!?早く取り押さえないとっ!!」
唖然としている2人をサイは諌めるが、いかんせんまったく説得力が無い。
何故なら、サイ自身も近寄りたくないらしく一歩も足が進んでいなかった。
ふと、サイがキラを探すアスランの目に止まった。
「おい!そこのっ偽ジョン・レノン!!」
「に・・・ジャン・レノ?」
ズビシ!!と指を指されたサイは聞きなれない人名に眉を寄せる。しかも偽ときたもんだ。
「俺のキラ・ヤマトはどこだ!?」
さりげなく、所有権を主張するアスランにすっかり毒気を抜かれてクルー達はとまどうばかり。
「キラなら艦長に呼び出されていたから艦長室かも・・・っておいっ!?」
アスランの勢いに押されてサイがうっかり答えてしまった瞬間、アスランはすたすたと格納庫から管制区のほうへ向かって歩いていく。
そう、アークエンジェル艦内の地図などとっくにリサーチ済みだ。
引きとめようとして走り寄るクルー達を余裕で振り切り、アスランは艦長室のあるブリッジ方面へ一直線だ。
そこへ現われたのが、
「おいおい、一体何の騒ぎだこりゃ?」
今までの騒ぎなどまったく知らなかったらしく、寝ぼけ眼でアスランの前に現れた。
アスランは自分の前に立ち塞がった天敵フラガをきっ、と睨みつけながら彼の名前を必死に脳内倉庫で探し回っていた。
(A・・・該当項なし・・・B・・・・該当項なし・・・・)
あんなにキラキラとうるさかったアスランがフラガを目の前に睨みつけていることに、アークエンジェルのクルーは
フラガがまた何かしでかしたのかとさらに混乱していく。
実際のところフラガは徹夜明けで脳が働いていなく、アスランは脳内殺したい奴リストをアルファベット順に検索しているのだけなのであって、
2人はべつに睨みあっているのでもなく、ましてや見つめあっているわけでもない。
(待てよ・・・脳内殺して宇宙に放り出してビームライフルで跡形も無く消したい奴リストかも?)
Sの項まで検索していたアスランはふと思い直し、もう一度先ほどのリストより一段階アップしたリストの検索を始める。
(A・・・該当項なし・・・B・・・・該当項なし・・・・)                ATE

アスラン脳内検索中の間、いきなり目の前にザフトの制服を目の前にしたフラガは、2度寝するため部屋に戻ることも
リアクションをとることもなんとなく出来ず、ただ立ち尽くすのみ。
「・・・・・ああ」
時間にしては1分ほど悩んでいたアスランはふと、Eの項でそれらしい該当項を発見した。
「そこをどけ!エヴァンゲリオンの鷹!!」
「俺は人型凡用兵器か」
この2人の会話はあまりに高度すぎて理解できない。クルー達はそう思った。
「おまえさんザフトだろ?何やってんだここで」
果てしなく今更だが、フラガの言うとうりここはアスランにとって敵陣のど真ん中。
常識的に考えて銃1丁に仕込み武器のバタフライナイフ一つでこの場にいることは普通に異常だ。
しかし、
「キラ救出大作戦に決まっているだろう!!いいからはやくキラを出せ!!」
「はあ」
フラガは間抜けな生返事。
さすがはアスラン、既にこの場を見事なほどアスランペースに引き込んでいた。
現にフラガだって、
(坊主救出作戦ってばらしてもいいもんなのかねえ?)
ほらこの通り。
「そんな出せっつっても俺今起きたばかりだから坊主がどこにいるのかなんて知らなえし。
坊主の部屋にでもいるんじゃないか?」
ふと、フラガのとある単語にアスランが反応した。
(・・・・キラの部屋?ということはそこにはキラの私物があってキラの(自主規制)があるのかっ!?)
なかなかヤバイ考えに達したアスランはすごい勢いで回れ右をしてアークエンジェルのクルー達の前から走り去っていった。
「なんなんだありゃ・・・?」
結局、フラガはあっという間に点となったアスランをぼんやりと見送るしかできなかった。

                                          ATE






「結局ラミアス大尉が何を言っているのかわからなかったなぁ・・・・」
なんとか艦長室から抜け出すことに成功したキラは自分の部屋へ向かって居住区をてふてふと歩いていた。
ちなみにストライクや拾ってきたイージスがある格納庫とはまったく逆方向。
つまり、キラはとっくに拾い物のことなど忘却の彼方へと消えていたのだ。
(何か大切なことを忘れているような・・・・)
その”何か”を思い出そうと考えているうちにいつのまにかキラは自室の前に到着。
「・・・・・あれ?」
扉のロックを外そうとモニターに触れると、すでにロックが外されている事に気づき首をかしげる。
(ロックし忘れたのかな)
あくまでもお気楽極楽なキラは自室で何が起こっているかなど露知らず、無防備に扉を開けて
「・・・・・・・・・・・・・・・」
固まった。
キラは精神的救いを求め、一度扉を閉めて部屋番号を確認する。
223。キラ・ヤマト。
確かに自分の部屋だ。キラは大きく深呼吸をしてもう一度扉を開けた。
(大丈夫。このごろ出撃が多くて疲れているんだろうし)
先ほど見た”物体”が少々オーバーワーク気味な自分の脳が見せた幻覚である事を願って。
しかし、無情にもやはりそれはいた。
「・・・・・・・アスラン」
今までたくさん大変なことがあってひっそりと物陰で泣いていたのだが、キラはここにきて本気で泣きたくなった。

3年前に別れ、敵となってしまった親友が胸元にごっそりと自分の下着やら私物を詰め込んでいる姿を見て。

(・・・・・・・助けて百太郎!!)
キラは思わず救いを求めてしまった。
どうして彼がここにいるのだろうか?そういえば先程生白いイージスを拾ってきたな。
どうして彼が自分の部屋にいるのだろうか?きっとこの前気づいて握りつぶしたトリィの隠しカメラからの情報を駆使したんだ。
どうして彼は自分の下着を胸元に入れているのだろうか?確かアスランは変態だったからか。
どうしてアスランは変態なんだろう?それはアスランだからだ。
色々な疑問と答えがキラの中で泡のように浮かんでは消え、浮かんでは消え、なんとか冷静を保とうと回転を始める。
「キラぁ!!!vvvv」
自分の存在に気づいたアスランが立ち上がると、嬉しそうに駆け寄ってくる彼のパイロットスーツから
自分のアンダーシャツが落ちる。
「アスラン」
キラはにっこりと微笑んだ。







「すいませーん、イージス引き取りに来たんですけどー?」                 ATE

緑の髪の少年・・・・ニコルがブリッツから体を乗り出して下にいるAA整備員達に声をかける。
整備員たちも少し戸惑い気味だが連絡は入っているらしく、忙しそうに引渡しの準備を進めていた。
これも艦内でアスランが大暴れしている中、ブリッジと彼らザフト3人衆の極めて冷静かつ迅速に行われた交渉のおかげだ。
ちなみにイザークとディアッカは外で待機している。
彼らに対してナタルが出した条件は引き取った後、大人しく母艦に帰還すること。
また、イージスを引き取る際は1機のみということで着艦を許可した。
しかし、面倒ごとを嫌うディアッカに、自分に陶酔しきっているイザークがこんな面倒なことを引き受けるはずがない。
というわけで、当たり前のようにニコルが引き取りにくる羽目となったのだ。
ニコルは大きくため息をつき、生白いイージスを持ち帰る準備を黙々と進める。
ふと、あることに気づいたマードックが顔を上げ、ブリッツを見上げる。
「おーい、そっちのパイロットが乗っていないけど」
ごく当たり前の疑問。そう、今ニコルがブリッツで引っ張っているイージスに持ち主であるアスラン・ザラが乗っていない。
しかし、そんなこと知っていますよ、とばかりにニコルは微笑んだ。
「あ、いりません。お手数かけますがそちらで廃棄処・・・・」
バタンッ!!!
「俺が悪かったっ!!許してくれキラっ!!!」
「信じらんない!!いきなりやってきたと思ったらなんで僕の部屋漁っているのさ!!!」
帰ってきてしまった。
ニコルは大きくかぶりを振り、ため息をついた。
先程まで騒然としていた格納庫内はこの2人の痴話げんかによって一気に静かになる。
「何故だ!?何故なんだキラ?!どうしてザフトに来ないんだ!!」
「変態なアスランがいるからに決まっているからでしょ!!自覚なかったの!?」
キラは芋虫のごとくぐるぐるに縛られてなお、暴れる続けるアスランをブリッツの前に引きずり出した。
「返品します!蟹と一緒に持って帰ってください!!」
キラはかなり興奮しているらしく、大きな瞳にうっすらと涙を浮かべている。
『『『『激カワ!!!!!!!』』』』』
AA整備員全員+ニコルの心が一つとなった!
「そこの激かわいい人!お名前を教えていただけますか?」                ATE

キラのかわいさに気づいたニコルの行動は素早かった。
いつのまにかニコルはブリッツから降り、芋虫アスランを足蹴にしながらキラの手を握る。
「え・・・・?キラ・ヤマトですけど・・・・」
「キラさんですね。僕はニコル・アマルフィーです。ニコルって呼んでくださいねv」
天使の微笑をうかべて、手をしっかりと握るニコルにキラは少し戸惑い気味だ。
先程まで確かブリッツで作業していたはずの彼が何故瞬時に自分の手を握れるのだろうか、と。
「キラさんは見たところコーディネーターですよね?なら僕らの仲間って事ですよね?」
「え・・・ええ?」
ニコルの質問責めにスローテンポなキラはついていくことが出来ない。
「じゃそこのアスランを置いていきますから、キラさんはもらっていきますねv」
語尾にハートマークなんぞ飛ばしたニコルはさらりと問題発言を残して、キラを抱えあげる。
「ちょ、ニ、ニコルくん!?」
いきなりのお姫様抱っこに慌てるキラ。
「やめろニコルぅぅぅぅぅ!!!!!ていうか連れて行くなら俺も連れて行け!!」
ニコルの言動の黒さに気づいてぐにぐにと動きながらニコルを止める芋虫アスラン。
「嫌ですよ。だってアスランはキラさんの幼馴染で、僕が一方的に不利じゃないですか」
あの細い体のどこにそんな力があるのかと思うぐらい軽やかにキラを抱き上げたままブリッツへ戻るニコル。
いきなりの昼ドラ並みの三角関係という状況にAAクルー達は手を出すことができない。
「ていうか待ってよ!僕の意見は!?人権は!!??」
このまま攫われるのではないかという現実にやっと気付いたキラはニコルの腕の中で暴れ出した。
「うわっキラさん!!」
突然の反撃にニコルは思わずバランスを崩し、キラを落としてしまう。
「キラっ!!!」
なんとか縄を抜け出したアスラン、キラの落下地点に格好よくスライディーング!!
「いてっ」
普通に床に尻餅をつくキラ。
「・・・・・・・・・・」
・・・・外れ?
アスランは呆然と天井を見ながらその言葉の意味を反芻する。
自分の胸にあると予定されていた彼の重みがない。
つまり、あまりにも激しくスライディングし過ぎたためにキラを通り過ぎてしまったのだ。
っていうか先程よりも背中がなんだかいやにスースーしているような・・・・
「・・・・ア〜ス〜ラ〜ン」
・・・アスランの頭の上からキラの地を這うような声がした。
アスランは恐る恐る見上げると、キラが立っていた。
そう、密かに隠し持っていた彼の下着を握り締めて。
自分の名前を呟いた後、キラは無言だったが背中から何かオーラのようなものが出ているような気がしてならない。
アスランは心の中で――キリスト教信者ではないが――十字を切った。

その後、怒りに燃えるキラが乗ったストライクによってニコル・アスラン両名は彼らの機体ごとAAから強制排除されたのは、言うまでもなかった。


                                                              強制終了



初書きアスキラ。うちのアスランは変態です。
いや、キラがお持ち帰りされる話はいっぱいあるけどアスランお持ち帰りってあんまりないじゃないですか。
微妙なギャグばかりでちょっとご不満。

メニューへ























「花畑って表現は便利ですネ☆」

ガモフ艦内休憩室にて・・・・
「おいニコル、アスランはどこへ行った?」
「あ、イザーク。アスランはさっきお花を摘みにお花畑へ行ってくるって言ってましたよ?
 それにしても遅い気がしますけど・・・・。」
「どーせズリセンでもこいてんだろー?」
「下品だぞディアッカ。せめてマスかいてるって言えよ。」
「どっちも下品ですよ・・・・・(溜息)」
                                









































「GUNDAMクエスト」


アークエンジェル艦内艦長室にて・・・
「ラ、ラミアス大尉っ出してください!!」
ドンドンドン!!
「ごめんねキラ君・・・私モ○ャスでキラ君になりすますことが出来ないけど、隠れていたらまあ大丈夫だから」
「何が危険で何が大丈夫なんですかっていうか作品違いますって!!」
キラ、旅立ちまで後1時間。

                                

































「虫の知らせ」

ヴェサリウス艦内にて・・・・・
ブルッ
「どうなされました?クルーゼ隊長?」
「いや・・・・なんだか寒気が・・・・・」
アスランの怨ね・・・じゃなくて想いは宇宙を渡る。

                                


































「アサクサ名物 MS焼き」

一方、アークエンジェルブリッジでは・・・
『あーテステス。連邦軍に告ぐー貴艦に拾われたと思われるイージスを返品せよー』
『ちょ、ちょっとディアッカもっと真面目に言ってくださいよ!』
『フハハハハ!!地球の重力に魂を引かれた愚民共よ!!高貴なる俺の姿にひれ伏すがいい!!!』
『なにを言っているのかまったくわかりませんイザーク!!』
『交換条件としてー当方「アサクサ名物 MS焼き」の用意ありー』
「誘惑に負けたらだめですバジルール小尉!!」
「バジルール小尉!今日のおやつは「サッポロ銘菓 白い軍人」ですからっ!!!」
「くっ・・・・・!!」
もう大変。

                                

































「お気楽な軍人たちのアフタヌーン」


再びAAブリッジにて。
「平和じゃないけどおおむね平和ねーフラガ大尉?」
「そうだなーなんかザフトのやつが艦内に入り込んでいるけど。お、MS焼き」
「あら本当。バジルール小尉、今日のおやつは『白い軍人』じゃなかったかしら」
「・・・・交渉の結果、得た戦利品であります」
買収されたとも言える。

                                



















































「待ちぼうけ」

AAの中が大変なことになっている頃・・・
「ニコル遅いなー?」
「・・・・・・・・・」
「なっ、何か問題でもあったのかねー?」
「・・・・・・・・・(怒)」
「・・・来ないなー・・・・」
イザーク怒りバロメータ急増中。