Prologue






「本艦とストライク突入角に差異!!このままでは降下地点が大きくずれます!!」












このまま燃え尽きてしまえばどんなに楽だろう
















「キラ!!応答してキラ!!」












このまま消えてしまえばどんなに楽だろう















「アークエンジェルのスライダーなら使えるでしょう!?」
「だめです!!間に合いません!!!」











「くっそぉぉぉぉ!!!」
警告音が鳴り響くコクピットの中、キラは必死でキーボードを叩く。
このままでは焼け死んでしまう。
何とか無事に大気圏突入するために何か手段を講じなければ、と。
キラは遠ざかるアークエンジェルを視界に入れながらなんとか機体をアークエンジェルのほうへと寄せようとするが、
このまま無理に近づけようとすると機体が耐えられず空中分解してしまう。
大気圏突入マニュアルを開き、とにかくやれることはやった。
あとは信じてもいない神に祈るのみ。

もう一度アスランに・・・・会いたかったな・・・・

薄れゆく意識の中、キラは最後にアスランの顔を思い出して口の中で呟いた。
3年前の桜・・・ヘリオポリスでの突然の再会・・・ラクスを抱きかかえたまま自分に差し出された手・・・・
全ては闇へと吸い込まれていく。








「ストライク・・・・・ロスト」
絶望的な言葉がノイマンの口から零れ出た。