久方ぶりに、風邪を引いた
手を伸ばせば、そこに
ふと、太公望は目が覚めた。
時間はわからなかったが、窓を見ると暗かったため結構寝ていたらしい。
「・・・・・・・・ケホ」
思っていたより声は掠れていて、長時間寝た後のけだるい倦怠感が体を支配していた。
太公望は痛む喉を押さえ、暗い部屋の中、半身だけ起こす。
「ん・・・・・・」
すると、ちょうど足元で何かがもぞり、と動いた。
「楊、ゼン・・・・・?」
同居人(楊ゼンは恋人で同棲だと主張するが)の姿に、太公望の意識は一気に覚醒する。
看病していた途中で眠気が襲ってきたのか、彼は椅子に座ったまま眠ってしまったらしい。
楊ゼンは太公望の足元で上半身だけうつ伏せになって、胸を上下させている。
ふと手を伸ばしてみると、彼の蒼髪が手に触れた。
いつも傍にいてくれる彼。
いつも手を伸ばせば触れる位置にいる彼。
「・・・・・・・・・」
太公望は薄く微笑んで、彼の長髪を手に取った。
「・・・・・師叔」
「えー・・・ほら、手に取ったらやりたくなったっていうか」
「・・・・・手に取ったなら責任も取ってください」
「それをこの病人のわしに頼むのか・・・・・?」
「知りません。てか、この位置を僕一人でほどくのはなかなか難しいんです」
その後、楊ゼンの髪をぐちゃぐちゃに結んでしまったのを、ぶつぶつ文句を言いながら直す太公望がいたとかいないとか。
強制終了
はい、封神SS「手を伸ばせば、そこに」でしたっ
それにしてもこの尻切れトンボはなんなんだろう・・・
書いている時は、ほぼ寝ながら自動筆記しているためにあとから見てビックリすることもしばしば(笑)
・・・・まじめにこれだけです。
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