富山の薬売り(笑)

 

夜。

今日も武王が執務室に監禁…もとい仕事を始めてから3時間が経っていた。

武王にはどうしても気になることがあった。

友人からもらった大切な『薬』を太公望の部屋においてきてしまったのだ。

(あの薬…どうやって回収しよう…。)

自分の机の上には3日前からためていた仕事が大量にのっている。

それにいつも脱走しているため、扉の前には兵士がつくようになってしまい、

そうやすやすと部屋を出ることが出来ない。

しょうがなく、自分の近くで見張りとして自分の宝貝を手入れしていた天化に

「太公望の机の上にある粉薬を取ってきてくれ。」

と、頼んだ。太公望の机の上には武吉が差し入れしてくれたもう一つの薬が

あるとは知らず…。

 

              *

 

「ふぅ…。」

太公望は一人ため息をつく。

仕事はだいぶやったはずなのに机の上にのる書類・資料の数は全然減っていない。

「疲れたのう…。」

たらたらとだが、また仕事を再開する。

なんだかんだ言いながらも結局彼は仕事をするのだ。

トントン

「楊ゼンか?」

「はい。用件は何ですか?」

先程呼んだ青い髪の青年が太公望の部屋に入ってくる。

楊ゼンは聞かなくてもわかっていた。仕事が終わらないから手伝って欲しいという事を。

まあ、一応は聞いておいたが。

「いやー…1人でやってもやってもぜんぜん仕事が終わらなくてのう…。

手伝ってくれぬか?」

「いいですよ。少し机の上を空けますから一緒にやりましょう。」

「うむ。」

机の上を埋め尽くす大量の資料を床においていく。

すると…

「あれ?この薬はどうしたのですか?」

楊ゼンは机の上においてあった薬に気付いた。

「ああ、それは武吉の母親からの差し入れだ。武吉が

持ってきてくれて、栄養剤だかなんだか…。」

「ふーん…飲まないのですか?」

「わしは薬が苦手だからのう。」

その時、楊ゼンが太公望の頬を撫でる。

「………楊ゼン?」

太公望は不思議に思うと

「師叔、なんだか仕事のし過ぎで顔色が悪いから飲んだ方がいいんじゃないですか?」

と、楊ゼンは心配になったのか太公望に薬を勧める。

「むー…。」

「飲んで身体に悪いものではありませんし。」

結局楊ゼンは太公望にあとで桃という約束のもと飲ませることに成功した。

 

               *

 

仕事が一区切りした後太公望は薬包紙に包まれている白い粉末を半分まで飲みこむ。

「うえぇ〜まづい…。」

しかし、途中で止めてしまったのだ。

「良薬口に苦し、っていうじゃないですか。」

と楊ゼンはにこにこと太公望が薬を飲むのを見守る。

そんな様子の太公望がかわいくてしかたないらしい。

「おぬしは見てるだけだからそんなことが言えるのじゃ!!」

太公望は咳き込みながら楊ゼンにくってかかる。

「そうですか?」

「そうじゃ!!おぬしも飲んでみい!!!」

と、楊ゼンに自分の飲みかけの薬を渡す。

楊ゼンは水をがぶ飲みする太公望を尻目に平気な顔で残りの薬を一口舐める。

「別に…普通ですよ?」

「おぬしの舌は狂ってお…」

ドクン

太公望は楊ゼンに毒づこうとした時、身体の変調に気付いた。

(おかしい…体が…熱い…)

「師叔?どうしました?」

いきなり呼吸が荒くなり前かがみになった太公望をみて楊ゼンは

びっくりして熱があるのではないかと額に手をあててやると

「やあ…っ……!!」

「え?」

あてた手を振り払う。

別に何をしたという訳でもないのに太公望は過敏に反応した。

(もしかして…。)

楊ゼンはあわてて先程の薬をもうひと舐めする。

さっきは何気なく舐めたため、味も何もなかったが

(これは…媚薬…!?それもかなりキツメ…)

「よぉ…ゼぇン……」

「師叔!?」

考え事をしていると太公望は薬のせいでかなり大変なことになってるらしく

普段は絶対しない自慰モードになっているではないか!!

来ている服が肌にこすれるのも快感になるのか自分から上着を脱ぎ始め、肌を露にし…

「楊…何とか…してぇ…っ」

プツン

楊ゼンの…何かが切れた。

「すうすぅ!!」

がばっ!!と思いっきり太公望を押し倒す。

楊ゼンは呼吸の荒くなっている太公望に口付けをする。

舌をつっ、と口腔をなぞり手はぬぎかけの服の中に忍ばす。

「っふ…ぅ…ふ…」

そして、小さな胸の突起を舐めるかのようにひとなですると

「……………………!!!!!」

くたっと太公望の力が抜けた。

楊ゼンはそれを見て太公望の耳元に出来るだけ口を近づけ、小さく…

そして出来るだけ低い声で

「…胸だけでイクなんて…淫らな人だ…。」

「ち…ちが……っあ……ぅ…」

顔を赤くし否定しようした太公望の口は楊ゼンによって塞がれる。

口の中で蠢く舌となおもしつこく胸を責める手で与えられる快感に耐えられず

しなやかな細い身体をよじらせた。

「い…やぁ……っ…う…」

「ほら師叔…腰が逃げてますよ…?」

楊ゼンは太公望の腰を引き寄せ、すでに勃ちあがっている師叔の先を軽く

下衣の上から触れてやる。

「は…ぁ…っ…あ…」

じらすように下衣の上をなぞってやると先走りで楊ゼンの指が濡れた。

そしてゆっくり、わざと布が肌にこすれるように脱がせる。

「はや…く…ぅ…」

太公望は楊ゼンの髪を力なく掴んだ。

「わかってます…。」

掴んだ手を優しく離し、指のまたを丹念に舐め、さらに興奮を誘い出す。

太公望の身体が全て楊ゼンの目の前にさらされる。

薬の効果で太公望の身体は汗ばみ触れると過剰に反応する。

「師叔…かわいい…」

足を大きく開かせ、何の前置きもなく猛る楊ゼン自身を太公望の中に挿しこんだ。

「…やぁ…いた…ぁ…」

楊ゼンも自覚はないが舐めた薬により幾分性急になっている。

もう少し、太公望を傷つけないために優しくするつもりだったが

自分自身はもう太公望の嬌声を聞いているだけで達しそうになっていた。

我慢できず、かなり早く挿れている。

しかし、既に太公望の中はかなり緩くなり、苦痛もひどくはない。

その少しの痛みも与えられる快感で殆ど感じられなかった。

「動きますよ…。」

楊ゼンはなんとか残る理性で太公望に断りをいれて、額についばむような

キスをする。

「はぁ…っ…よぉ…ゼ…ぇン…」

太公望も息を荒げながら楊ゼンにしがみついた。

最初はゆっくりと、だんだん激しくなる動きに太公望の細い身体は

大きく揺さぶられる。

「よぉ…ゼン…よぉ…ゼぇン…!!」

「師叔…」

太公望は襲い来る快感の波に耐えきれなくなり

「っああああああああっ!!」

「っくぅ…」

太公望も楊ゼンも同時に果てた。

                *

楊ゼンと太公望の息が入り混じる。

もう薬は大体抜けたらしい。

太公望は朦朧とする意識のなか、そろそろ楊ゼンは自分の中から

出てくれるだろうと身構える。しかし

「楊ゼン…?」

楊ゼンはいつまで経っても自分の中にとどまりつづけている。

太公望は不思議に思うと、

いきなり楊ゼンは太公望に口付けを…いや、口移しで何かを飲ませた。

「……?」

飲まされたほうは唐突なことで思わずそのまま飲みこむと

(…この…苦さは…!!)

「楊ゼンおぬし何…を…っ…」

太公望の身体がまた火照ってくる。

楊ゼンはにっこりと笑い、また愛撫を始めながら

「さっきの薬です♪」

と、いけしゃーしゃーと答えた。

「僕もさっき舐めたでしょう?まだ抜けてませんからv」

「お・ぬ・しぃーーーー!!!」

「逃がしませんよvv」

そして今だ元気な楊ゼン自身はまた太公望の中を荒らし始めたのだった…。

                              終

 
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