甘い一日2
とある住宅街にある赤い屋根の小さなおうち…
旦那様は楊ゼン、奥様は太公望という幸せに暮らす夫婦がいました。
楊ゼンは太公望を溺愛し、太公望も楊ゼンが大好きです。
今日もいつものように日が暮れていきます。
*
6時になりました。そろそろ旦那様が帰ってきます。
太公望は急いで夕飯の支度をしていました。
「ムゥ……タイムサービスを待っていたらすっかり遅くなってしまった…急がねばっ」
ぐつぐつと鍋が煮立つ音が聞こえます。
そう、今日の献立はカレーです。
「あとはサラダ用の野菜を切ってっ」
ガチャ
「ただいまー。」
そうこうしているうちに旦那様が帰ってきてしまいました。
太公望は慌てて鍋の火を止め、エプロンを付けたまま玄関へ向かいます。
「おかえり楊ゼンっvv」
帰ってきた楊ゼンに太公望は思いっきり抱きつきました。
楊ゼンも太公望の小さな体を抱きしめ
「ただいま師叔vv」
と額に軽いキスをします。
「夕飯はもう少しで出来るからちょっと待っていてくれ。」
「はい、じゃあ着替えたら手伝います。」
楊ゼンがスッと体を離した時、太公望は大変なものを発見しました。
「口紅……。」
なんと、楊ゼンのYシャツの胸付近にキスマークなるものを発見したのです。
「……楊ゼン……。」
「はい?」
楊ゼンはのん気に件のYシャツを脱いでいましたが
太公望に呼ばれ後ろを振り向くと、
「す……師叔?」
太公望が目に大粒の涙を浮かべて立っていたのです。
「どうしたのですか師叔!?」
楊ゼンはビックリして駆け寄ると太公望は楊ゼンの抱きしめようとする腕を
するりとかわしてうつむきました。
「おぬしのYシャツに口紅が付いておる……。」
「……?ああ、エレベーターで付けられちゃったのかな。」
楊ゼンは何ともなさげに(実際何もないけど)答えますが
「楊ゼンの浮気者ぉっ!!(泣)」
どうやら太公望は本気にしてしまったようです。
「師叔!?」
楊ゼンはやっと事の重大さに気が付きますが太公望は近くの部屋に駆け込み、
ばんっ!!と勢いよく戸を閉めてしまったのです。
「師叔!開けてくださいっ!!本当に浮気ではありません!!」
楊ゼンはどんどんと戸を叩きますが、返事がありません。
「師叔………。」
楊ゼンが何度も呼んでも返事がないので楊ゼンはその戸の前に座りこみました。
「師叔、聞こえていますか。師叔が僕の話を聞いてくれるまで
僕はここを1歩も動きませんからねっ!!」
*
30分が経ちました。
楊ゼンは宣言通り、1歩も動かず太公望が話を聞いてくれるまで待ちます。
「師叔……そろそろ話を聞いてください。」
懇願を交えながら。
すると彼の誠意が伝わったのか
カタ………
太公望はやっと楊ゼンがもたれかかっている戸の反対側に
彼と同じようにもたれかかったようです。
「楊ゼン………。」
「師叔……本当に僕はあなただけなのです。
信じてもらえないのですか?」
「……ふえ……」
「泣かないで師叔……何故泣くのです…?」
楊ゼンはスーツがしわになるのにも関わらず、体を反転し、太公望が寄り掛かっているであろう
扉を愛しそうに撫でる。
「だって……わしはいつも家かスーパーだがおぬしは会社だとか
付き合いでいろんな所に行くであろう?
だからおぬしはいろんな人に会うからきっと目が移……」
「師叔。」
楊ゼンは少し怒気を含めた声で太公望を呼んだので太公望は
思わず言葉を止めました。
「僕は先程あなただけだと言ったでしょう?仕事の付き合いも
結婚する前を足しても数えるぐらいしかありません。
それでもまだ信じてもらえませんか?」
少しの沈黙。
がちゃり
戸の鍵が開く音がしました。
そしてやっと太公望が中から出てきたのです。
「楊ゼン……すまぬ……。」
太公望は申し訳なさそうに顔を伏せています。
しかし、楊ゼンはふっと微笑み、太公望の小さな体を抱きしめました。
「いいのです…。こうしてまた抱きしめる事が出来たから……。」
楊ゼンは更に太公望を抱きしめる力を強くします。
そして……
「…楊ゼン…?」
楊膳はそのまま抱えるよう廊下のフローリングに太公望の身体を
倒していきました。
「ちょ…ちょっと待て楊ゼンっ(汗)」
太公望は焦って止めようとしますが
「いいでしょう?」
と服を脱がされながら耳元で囁かれたものだから
もう、抵抗する事も恥ずかしさも忘れてしまいました。
楊ゼンの手は首にかかっているエプロンを通りすぎ、
そのままズボンと上の服を脱がせ愛撫を始めてしまいます。
太公望にとってその姿はかなり恥ずかしいため、こんな姿のまま
こんな所でしなくても…と抗議を口に出そうとした時
「こんな姿こんな場所でするからいいんですよ。」
と、先に言われてしまい太公望は閉口するのみでした。
楊ゼンの手は太公望のしっとりと吸いつくような肌を滑るように撫ぜ、
胸の突起に触れてやります。
「……っ……!!」
太公望の身体は毎夜楊ゼンに愛されているので
楊ゼンから与えられるちょっとした刺激にも簡単に感じてしまいます。
楊ゼンの手はかなり慣れた手つきで太公望の肌を蹂躙していきます。
「は…ぁ……っ…」
太公望の口から熱い吐息と声が漏れました。
楊ゼンの愛撫によりぷっくりと勃ちあがった胸の突起の一方を手で弄び、
もう一方を口に含んで舌の先端で周りをなぞります。
「あ……ん……っ…」
太公望は愛撫に応えるかごとく扇情的な喘ぎを漏らし
楊ゼンを更に増長させました。
突起を舐めていただけのが甘噛みに変わり、撫でていただけだった手も
それをぎゅっと摘みます。
「や……っ…」
「嫌ではないでしょう?」
太公望のちょっとした抗議もいとも簡単に否定されてしまいました。
楊ゼンと手と口はどんどん下に降ろされていきます。
もちろん、背中や腰の愛撫も忘れません。
楊ゼンの手が目的の場所へとたどりついた時、その太公望のかわいい蕾は
ヒクヒクしていて楊ゼンを欲しがっていました。
それを見た楊ゼンは少し意地の悪い笑みを浮かべ、その周辺を指でなぞります。
「楊……ゼぇン……っ」
太公望はおねだりをするように楊ゼンの名を呼びました。
楊ゼンはお願いされたとおり、おもむろに指を差し入れます。
「はぁ…っ…あ…っ……ん…」
「ほら……師叔の中はもうこんなに濡れていますよ?淫らな人だ。」
楊ゼンはグチュグチュと中をかき乱しながら少し意地の悪い事を言いました。
「ばっ…バカ者……っ…」
「何ですって?」
楊ゼンは赤くなったり顔を隠したりする太公望の反応を楽しみながら
更に2本、3本と指を増やしていきます。
「痛ぁ…っ……」
太公望の目に生理的な痛みからか涙がにじみます。
楊ゼンは舌でその涙をすくい、そのまま深い口付け……
太公望の口からどちらかかわからない細い筋がながれました。
楊ゼンは息がだんだん苦しくなり、ぎゅっと目をつぶった太公望の呼吸を
助けるため一度口を離してやると、彼は楊ゼンの舌技により
熱にうかされたような、なんとも恍惚とした表情でした。
「楊…っ…ゼぇン……」
「師叔……もう、挿れたい……っ」
楊ゼンもひっきりなしに聞こえる喘ぎと太公望の一糸まとわぬ姿に
自身は勃ちあがり、師叔を求めます。
「息を吐いて楽にして……。」
言うが早いか楊ゼンは一気に中に挿しいれました。
「うわぁ……っ…あ…ん……」
いつまで経っても慣れない圧迫感に太公望は眉をひそめますが
だんだん悦くなってきたのか更に快楽を求めるため、自らの腰を
無意識のうちにふりはじめます。
そんな師叔に煽られ、楊ゼンは更に激しく中を突き進みました。
「あ……っ…あ…んっ……」
「……っく……っ…」
楊ゼンが中の壁を擦り付けるたびに太公望の口から声が漏れ、しなやかな
身体が反り返ります。
そのため、中は少し締めつけられ楊ゼンは少し顔をしかめました。
楊ゼンが動くたびにグチュグチュと濡れた音が廊下に響きます。
「はあ…っ……あ…楊…っ…」
「師叔…っ……」
楊ゼンは挿れたまま太公望の身体を持ち上げ抱き合う形にします。
「痛ぁ……っ…」
その形はとても深くまで入るため、太公望は痛みを訴えました。
「師叔、もう少し我慢して……」
しかし楊ゼンは太公望の肩に口をつけ、さらに腰を進めます。
「っ……あ…ん……」
太公望は痛みとそれ以上の何とも言えない快楽で楊ゼンにしがみつきました。
太公望の中いっぱいに埋め込んだ楊ゼンは緩やかに動き出すと
そのたびに太公望の小さい体が大きくしなります。
それを見た楊ゼンがまた更に大きく、腰を揺らし太公望の奥を突き
「ふあああああっ!!!」
「……っく……」
そして、2人は同時に絶頂を極めました。
*
「師叔、師叔、そろそろ起きてください。」
「ん………。」
太公望は眠っていたのか楊ゼンに呼ばれ、目を覚ましたときは
服をきちんと着せられ、ソファーで寝かされていました。
太公望はのろのろと起きあがり、ボーッとする頭を振りかぶります。
体もべたべたしている所がないところから、どうやら気を失っているうちに
楊ゼンが後始末をしてくれたようです。
「大丈夫でしたか?」
楊ゼンは太公望の髪をなで、心配そうに顔を覗きこみます。
「……腰が動かん。背中も痛い。」
と、再びソファーに沈みこんでしまいました。
どうやら体を起こしているのもつらいらしいです。
「すいません。今日はちょっと無理をしてしまいましたね。」
楊ゼンは優しく太公望の柔らかい頬を撫でてあげます。
「……あれがちょっとか……?」
太公望は楊ゼンを睨みますがその当本人は
「ええ、ちょっとです。」
と、平然と言い放ちました。太公望は楊ゼンに言うのを諦めます。
そのかわり溜息をつき
「せっかくのカレーが冷めてしまったのう……。」
と、残念そうに呟きました。
「煮込み料理は一度冷ましたほうがおいしいんですよ?」
「ムウ・……」
フォローをしましたが残念そうな太公望に楊ゼンもさすがに悪いと思ったのか立ちあがり、
「じゃあ暖め直してきますから、出来るまでゆっくり休んでいてください。」
と、太公望の代わりに台所に入っていきます。
すると楊ゼンはあるものを見つけました。
「……師叔、このキュウリとレタスは?」
太公望はサラダ用の野菜を出しっぱなしだったのです。
「ああ、先ほどサラダを作ろうとして出しておいたのだ。
切っておいてくれると助かるのう。」
「……………………。」
しかし返事はありません。太公望が何とか身を起こすと
楊ゼンがキュウリをいやにしげしげと見つめているのが見えました。
太公望は楊ゼンの考えている事を理解し、慌てず騒がずにっこり笑って一言。
「楊ゼン。それを使ってしたら……離婚だからな?」
それを聞いた楊ゼンは慌ててキュウリを放り投げ
「そ、そんな事考えてませんよっ!!」
と手を振って否定します。
しかし、太公望は楊ゼンの額に伝う汗を見逃さなかったのでした(笑)
終
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