楊ゼン変態版 白ずきんちゃん(死)
ある広い森の中に、赤い屋根の小さな家がありました。
そこには、白い頭巾をかぶったロリな男の子(笑)とお母さんの玉鼎が住んでいました。
その男の子の名前はかわいい頭巾から『太公望師叔』と呼ばれています。(何故。)
今日も太公望は平和におもしろおかしく暮らしていました。そんなある日・・・
「太公望、ちょっと頼みがあるのだが。」
太公望が時代考証も何もかも無視してF○]をしている時、玉鼎は籠を持って
後ろに何時の間にか立っていました。どうやら太公望に頼みごとをしたいようです。
もちろんいい子の太公望は考えるまでもなく、
「嫌だ。」
0.1秒で断りました。(自己記録第2位)
「いや、とても簡単なことなのだが。」
「嫌だ。」
「しかも人のためだし。」
「めんどい。」
玉鼎は太公望の意外な反撃と強情さにどうすればいいのか分らなくなってしまいました。
これではまったく話が進みません。
「・・・本当に行ってくれないのか?」
「うむ。」
「このままだったら話が進まないのだが。」
「知らぬ。」
太公望はどうやらボス戦中らしく、テレビに目が釘付けです。
(・・・・・・・これだけは使いたくなかったが・・・。)
玉鼎は溜息をつき懐から最終兵器を取り出しました。
「・・・桃3個でどうだ?」
「行くv」
・・・こうして、いい子(?)の太公望は快く玉鼎の頼みを受けることとなりました。
「それにしても限りなくめんどくさいのう・・・・・。」
今日は湿度も高くなく、気温もちょうど良い日です。
そんな中、太公望は桃を齧りながら本当にめんどくさそうにぽつりと呟きました。
太公望はあの後、玉鼎からしっかり桃をもらい、籠を受け取りました。
玉鼎の話によると、どうやら森の奥に住んでいるおじいさんにこの籠に入っている
薬丹を届けなければなりません。
太公望は手に打神鞭を持って心地よい森の中を歩いていきました。
すると、10分ほど歩いたころでしょうか、
「・・・・・・む?」
太公望は目の前の草が揺れていることに気付きました。
「さっさと行くか。」
しかし気付いただけで考える間もなくシカト決定です。
何故なら彼は何といっても超面倒くさがり屋だからです。
がさがさっ!
「ちょっと待ってくださいっ!!」
とっとと立ち去ろうとした太公望に慌てて草むらの中から茶色い物体が出てきました。
それはなんと狼の着ぐるみ楊ゼンでした。この展開にはさすがの太公望も立ち止まります。
「・・・・おぬしは、不審者か?」
「は?」
太公望は狼の着ぐるみ楊ゼンになかなか意味深な問いをしました。
しかし、肩で息をしている狼(中略)楊ゼンはいきなりのこの発言なため対処できません。
「そうか。おぬしは変態の不審者でストーカーにコスプレイヤーか。」
なんか大量に増えてます。
「ならば疾っ!!」
しゅばっ!!
太公望は変質者には何の躊躇いもなく打神鞭を振り下ろし、
油断していた狼(中略)楊ゼンに攻撃しました。
「げふうっ!?」
太公望の渾身の一撃に、(めんどいから省略)楊ゼンは心地いいほど
見事に飛んでいきます。
そして、周りの木々に3回ほど衝突し、やっと止まりました。
「・・・・死んだか?」
太公望はてふてふと止めを刺しに(非道)打神鞭を構えながらピクリとも動かない
楊ゼンに近づきます。すると、
「太公望師叔っ!!」
がばっ!!
「ぬおっ!?」
いきなり楊ゼンは腹筋だけで起き上がり(怪)、太公望に抱きついたのです。
これにはさすがの太公望もビックリしました。対応できません。
「ああ・・・・僕の太公望師叔・・・・(悦)」
(ぬう・・・やばい・・・・・本気で変質者か・・・・。)
太公望は楊ゼンが本気で変態だと理解し、打風波零距離射撃をした場合、
自分に被害は無いかと真剣に考えた瞬間、なんと奇跡(?)が起こったのです。
ひゅっ・・・ガンっ!!!!
「げふうっ!?」
「ぬおっ!?」
いきなり何か風を切る音が聞こえたと思った瞬間、楊ゼンの後頭部に素晴らしく
植木鉢がクリーンヒットしたのです。
これにはさすがの楊ゼンも堪らず、スローモーションで後ろ(何故)へと倒れていきました。
マトリックスも吃驚です。
「な・・・・何が起こったのだ?(汗)」
解放された太公望は何が起こったのかわからずその場に立ち尽くします。
しかし、これは逃げるチャンスだと思い目を回している楊ゼンを置き去りにして(酷)
その場から立ち去っていきました。
「おーいじじー生きているかー?」
太公望は歯に衣着せぬ性格なので余裕で身も蓋もない言い方をします。
ようやく着いた小屋は少々ガタがきているらしく、なかなかボロボロでした。
しかも何か、出そうです。
「ううう・・・嫌だのう・・・・・・。」
太公望はかなり腰が引けていました。彼は変態も殺人鬼も平気でしたが、どうしても
幽霊だけが大嫌いでした。ちゃちな背景の『怪談 百物語』も見ることが出来ません。
なぜかというと変態も殺人鬼も彼の打神鞭で攻略できますが、幽霊は効かないのです。
とにかくはやく仙丹を渡してしまおうと、太公望は意を決して扉を開けようとしました。
その時です。
「ちょっと待ったぁぁぁ!!!」
いきなり、前庭の植木から先ほどの変態狼楊ゼンが現れたではないですか!
しかも何気にじいさんルック!
「ぬおっ!?」
当たり前のように驚いた太公望は慌てて飛びずさり、距離を取ります。
「生きておったのかっ!?」
「人を(狼を?)勝手に殺さないで下さいっ!!」
驚きポーズで固まる太公望にジャストタイミングで楊ゼンは突っ込みを入れました。
このコンビは吉本デビューしてもきっと大ヒットして食べていけるでしょう。
それぐらい彼らのボケとツッコミは絶妙でした。
まあそれは置いておいて。
「つーかなんつー格好をしておるのだおぬしはっ!コスプレーヤーなら狼するか
じじいするかどっちかにせいっ!!」
狼す:サ変終止形。語彙:狼の格好をすること。ただし場合によっては変態を指す。
ずびしっ!と指をさす太公望さん。しかし楊ゼンも負けてはいられません。
「あんたが歩くの速すぎるからじゃないからですかっ!競歩やってるんじゃないんだから
花畑とか寄り道ぐらいしてくださいよ!!展開が追いつきませんってば!!」
そう、セオリー通りにいくとなれば太公望は花畑などいろいろ寄り道をするはずですが、
いい子の太公望はお使いの途中に寄り道をするなど、と妙なプライドを持っていました。
道の脇に咲く野花など目もくれず、歩く速さも途轍もなく速かったのです。
「なにおうっ!花など摘んでどうするというのだ!?食えんではないか!!」
花は愛でましょう。
「とにかく!大人しく僕に食べられてくださいっ!!」
切羽詰った楊ゼンはなんとか物語を進めようと、とうとう開き直ってしまいました。
「食われてたまるかっ!!」
襲い掛かる楊ゼンにのしかかられながらも太公望は必死で抵抗します。
食われるのに大人しくしているやつなどいるわけがありません。
しかも楊ゼンが言うとなかなか違う意味に聞こえるため、太公望は足でげしげしと
死ぬ気で楊ゼンの膨らんだ腹(綿詰と思われる)を蹴りつけます。
「ぬおっ!?何故に服を脱がすのだっ!?」
ほら脱線。
(やばいやばい!!!これはもう裸で大気圏突入するぐらいやばいっ!!)
↑そこまで。
このまま太公望は楊ゼンに食われてしまうのか・・・・・っ!!というところで
突然新たな展開が起こったのです。
「望ちゃ・・・じゃなくて白頭巾危ないっ!!!」
ターン!!
「ぐはっ!?」
いきなり楊ゼンが現れた反対側の草むらから猟師が飛び出して発砲したのです!
弾は綿詰であろう腹に当たったので致命傷には至りませんでしたがその衝撃で
楊ゼンは強制的に太公望の上からどかされました。
「大丈夫!?消毒しなきゃ腐っちゃう!!さあ早くこのエタノールを・・・!」
「エ・・・っエタノールはもう古いわっ!!せめてマキロンをっ!!」(大混乱中)
いきなり草むらから出てきたのは、そう、言わずとも知れた普賢猟師でした。
彼と楊ゼンは犬猿の仲と言っていいほどお互いいがみ合っていました。
何故かは分かりません。
しかしその間にある太公望が関係しているのは確実でしょう。
「いだだだだっ!!!」
おや、今度は太公望の腕を片方づつ持って引っ張りあいが始まりました。
「勝ったら望ちゃんの母親だっ!!」
「おぬしは大岡越前かい!?」
「っていうか産んだんですか!?」
3人のボケツッコミもなかなか息が合っています。
それはともかく、なんとか2人を振り払った太公望はこれ以上引っ張られてたまるかと
いうかのごとく、2人から距離をとりました。
なかなか正しい判断でしょう。
「ちょっと待て!!どうしていきなり普賢が現れて変態と大岡越前をやっているのだ?!」
もっといろいろとツッコミどころは満載のような気がしますが、太公望はずびしっ!と
彼らを指差します。(人を指差すのはやめましょう)
「僕には望ちゃんレーダーがついていて、望ちゃんに危険が及ぶと察知できるからだよ♪」
にっこりと頭の上に浮かんでいる天使の輪を指しました。どうやらそれがレーダーのようです。
「特に・・・変態狼が望ちゃんの半径5m以内に入ると疼くんだよね・・・(微笑)」
普賢猟師から黒いオーラがうっすらと漂い始めました。
「普賢猟師・・・・一回あなたとは決着を付けたいと思っていたんですよ。」
楊ゼンも負けじと普賢を睨みつけ、両者の間から火花が散りました。
なんかもお、格闘マンがのノリです。
「もう知らんわ・・・勝手にや・・・・。」
やっておれ、と言いかけたその時、
ひらり
一匹の蝶が太公望の横を通り過ぎました。すると突然、
「・・・・ピーター!!!!!」
太公望が奇声を発したのです!そして争っている2人を置いて、太公望は蝶のほうへと
駆け出していきました!
「あ!待って望ちゃん!!」
さすがにこの太公望の奇声に異常を察知した2人は走り行く太公望を慌てて追いかけます。
「ピーター!!!!」
「ああっ!あんたはピーター病※だったんですか!?」
※ピーター病:とある高校で芋虫を育てていたが孵化したのが土日だったため人知れず行方不明に。そのため蝶・蛾が目の前を通り過ぎると奇声を発しながら追いかけてしまう奇病。
しかしそのうち時が気まぐれに癒してくれます。(笑)
ひらひらと優雅に舞う蝶。
それを追いかける太公望。
さらにそれらを追いかける楊ゼンと普賢。
午後の一時に、なんとすばらしい光景でしょう。(笑)
これなら『世界の車窓から』に紹介されるのも時間の問題です。(無理矢理)
とにかく、あちら側へ行ってしまわれた太公望を捕まえるために狼と猟師が走り回るという
素敵な光景が展開されるのでした。
一方その頃・・・・
「せ・・・・仙丹・・・・っ・・」
待てど暮らせど来ない仙丹を元始天尊は虫の息で待っていました。
しかし、太公望たちはひらひら舞う蝶を追ってお花畑へ。
太公望はもうなんか本来の目的など忘却の彼方に消えてしまったようです。
どうやら、太公望が心配していた幽霊屋敷はそのうち完成されるようなのでした。
強制終了(笑)
色物楊ゼンシリーズでしたっ。
つーかこれだけのくだらないことを1年かけて書いた私って一体・・・(汗)
ちなみに本当にいました。ピーター。
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