人はたまに「この時間が止っていて欲しい」と思う時があるだろう。だが本当に止ったら何を感じることも何を考えることができないだろう。ところが僕は時間が本当に止まる。 なんで止っていることがわかるかって? 僕は五感が働いて物を考えれて時間が止まることを何回も経験しているのだ。羨ましがる人がいるかもしれない。 だがこれほど最悪な物はない。 ラーメンの汁がかかって熱い思いを停止している間ずっと感じなければいけないし、 停止している間くさいにおいを鼻をつまむことも顔をそむけることもできずずっとかいでなくてはいけない。しかも僕の場合全く制御がつかない。 しかし今、ずっと止っていてほしくもありほしくなくもある状態だ。 どういう状態かと言うと目の前に暴走トラックの正面があるのだ。 |