「神を信じるかい?」 「いや、神はいるかもしれないが、もしいたら怒鳴り倒したい」 「僕もだ」 「多分神は人間のことそんなにかんがえていないな」 「ああ、人間のこと考えるなら何かほかの方法があったはずだ」 「だな。死について恐怖感がなければよかったのに」 「人間がこんな進化しないで猿のままだったらよかったのに」 「原始的な単細胞生物のままだったらよかったのに」 「なってしまったものはしょうがないんでけどな」 「ああ…」 「さて、我々二人が地球最後の生物となってしまったんだが」 「いや、腹の中に愛すべき細菌達がいるよ」 「だったな。じゃ人間最後の記録をしておこう」 地球がなくなり現在宇宙空間にいる我々にはもう食料も水もない |