遊園地



夢の中
遊園地を壊していた
誰もいない
動いている物もない
奇妙なマスコットたちが 全く動かず
立ち止まっている
そんな所を壊していた
愛らしさも 何も感じさせない
原色の無機質なマスコットたちは一切抵抗せずに
壊されていった

それは幼児性だった
幼児性は壊されるのに抵抗しなかった

もう出番はないだろうから
それを知った時に壊されるのを選んだのだ

そんな夢を見た



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