孤独の光景
音はない
光しかない
雑音があるのみだ
孤独な自分の網膜に
庭の木々の葉の
その色とそれに反射する光の白と影の黒が 映る
ハーモニー 調和
孤独だから見えた調和
孤独だから見えた光景
木々は別に そんな調和を見せる気はない
ただそこにいて
何事も無い光景だけを与える
自分の孤独に
心はそれを発見した
誰一人いない 自分もいない心に
網膜から脳へ そして心へ
何事も無い ハーモニーを
孤独と光は
送り続ける
孤独な世界に
送り続ける
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