気落ち3

テレビを見る。
みんな笑ってる。
みんな楽しそうに笑っている。
私は笑えない。楽しめない。
テレビの人はみんな幸せそうな顔。
私は辛気臭く暗く沈み込んだ顔。
何も楽しめない。

そして嫌な事をふと再認識する。
もう私はもう35。
どうする事もできず月日がどんどん経っていく。
何もできないで月日がどんどん経っていく。
私はこのまま死んでしまうのだろうか。
怖い。そうなりそうで、怖い。
本当に怖い。
こんな不安そうな顔のまま死んでいきそうで怖い。

私には何もできない。
ただベットの上で薄暗い中不安にかられてじっとしている。
手探りしても何も触れれないからじっとしている。
こうして月日が経っていく。
不安はどんどん大きくなる。
でもどうすればいいのか何もわからない。

薄い壁を透かして笑い声が聞こえる。
頭が爆発しそうになる。
みんな笑う。祝福するように。
でも爆発しそうになる。
何か不安と焦りが頭の中で爆発しそうになる。
もう自分がわからない。

本当に私はいつからこうなんだろう。
もうずっと前から。
気づいたらこうなていった。
だんだん笑えなくなっていた。だんだん疲れてきた。だんだん落ち込みやすくなっていた。
だんだん苦しみやすくなってきた。だんだん眠れなくなってきた。だんだん食欲がなくなってきた。

だんだん…私は疲れてきた。


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