私の体の中にいる 男は 体の中にいる 女に歓喜し 私の体の中にいる 女は 体の中にいる 男にキスをした 私の体の中 男と女は交わり続ける 男で女の体の 女で男の体の 私の体には 俗に言う ふたなりの私の体には 二人の男女が入っていて 愛し合う 境界も無く 区別も無く 溶け合い 体を溶かしあい 陶酔し 互いに陶酔しながら 私の体ような ふたなりの体をより所に 神聖なる交わりを 永劫 続ける 祈りにも似た 二人の性欲は尽きない 二人の男女は たがいに体を溶かし 体を無くし 二人の溶け合う 炎の炉から 全てが生まれ 私も生まれた ふたなりの私 彼と彼女の性愛の結晶 そして性愛の 高次元の睦みあいの 快楽以外の快楽の 言葉に変えられない 二人の世界の 私は変えがたい 象徴 私の体の中 二人は交じり合い 祈りあう 多くを創造するため 互いの快楽のため そして さらに混じり合うため |