銀葱日記
あぁ〜。世界はこんなにきれいだったんだ。
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6月30日
考えるって凄いと思う。
時間を越える事も空間を越える事もたやすく出来るんだから。
6月29日
人の気持ちのすれ違い。悲しい時には、単純作業がはかどる。
6月28日
すっごく空気が澄んでいた日。遠くの山まではっきり見えた。
だからと言って遠くの山から私は見えないんだ。(笑)
6月27日
パソコンからかなりの電磁波が出てるという。
私なんか、電磁波 あびっぱなし。あびまくり。あぁ、今日もよくあびた。
6月26日
今日、空気のにおいが夏になった。森も、水辺も、夕暮れの空気も。
短い北国の夏が今日から始まるんだ。でも、目をつぶれば冬景色。次の冬はもうそこまで。
6月25日
電話のベルが鳴るか鳴らないかの一瞬で受話器を取るという得意技がうまく決まったとき、相手は戸惑う。(笑)
6月24日
でたらめは、「出鱈目」と書く。デタラメな当て字だと思う。
6月23日
人とぶつかりそうになり、右によける。相手も同方向に。
それじゃ左に。相手も同方向に。
この状態に陥ると何度か繰り返さなきゃ抜け出せない。
6月22日
車を走らせていると、偶然パトカーがぴったり後ろに付く。
曲がっても曲がっても付いてくる。いやでも模範運転者となる。
6月21日
夜更かしをする。次の日は決まって朝寝坊する。その心地よさ。
6月20日
寝溜め、食い溜めができればなぁ。
6月19日
「困ったときにお読み下さい」という説明書がない。
「困ったときにお読み下さいという説明書がなくて困ったときにお読み下さい」
という説明書ないかな。(笑)
6月18日
酔っ払いが2人、つり革に全体重を預けて声高にしゃべっている。
私は、念を送る。「つり革切れろ、つり革切れろ。」
6月17日
オニゲシという見るからに毒々しい切り花を貰う。絵を描く。
これって、もしかしてア○ンの原料のっていう・・・?
6月16日
窓ガラスに付いた水滴で絵を描く。
誰の目にも触れないうちに傑作が流れていく。
6月15日
森の空に飛んだヘリコプターを見上げていると、足を藪蚊に刺されてる。
かゆい。
6月14日
思い出せないという現象がある。
素晴らしい考えだったのに!確かに一時は存在したのに消えた・・・。
そういう 記憶、考え、思考は、何処に行ってしまうんだろう。
6月13日
たこ焼きを買ってお釣りを受け取り、帰りかける。
「お客さん。たこ焼き忘れてるよ。」 はいはい。
6月12日
「メガネ何処に置いたか知らない?」
「メガネをかけて探せば見つかるよ。」
「だから、そのメガネを探してるんじゃないか!」わざと言ったんだよ。冗談だよ。
6月11日
歯を磨いた。サッパリする。この感覚は、他の動物には判るまい。
6月10日
掃除機が音をたてて何かを吸い込んだ。何だろう?
取り出して調べる程の気持ちにはなれないが、気になる。
6月9日
間違いFAXは、紙とインクが こっち持ちだ。
しかも、電話代を掛けて相手に知らる親切な私。度重なって少し怒り気味。
6月8日
髪を切った。
美容師の半魚人のような顔が面白くて鏡で半魚人の顔ばかり見る。
6月7日
夜更かしをする。寝るきっかけを失い窓を見ると・・明るい!
あわててベットにもぐり込む。
6月6日
凄く太った人がお菓子を買っているのを見た。
「やめればいいのに。」つぶやきそうになる。余計なお世話。
6月5日
こらっ!爺さんっ!私の車の前に飛び出すなっ!
飛び出すなら他の車にしてくれっ!
6月4日
雨。雨。雨。今日は晴れる予定だったのにぃ〜。まっいいか。雨もまた、たのし。
6月3日
午前中しゃべりすぎたので、午後は人と逢わずに黙って過ごした日。
6月2日
絵の具を使えば、手足を絵の具だらけにする私。
今日、使ったのはペンキ。当然手はペンキだらけ。しばらくは青い手。
6月1日
地下鉄の向かい側に座った人が、凄く太った人と、とても痩せた人。
気が付いたら熱心に観察している私。
5月31日
目立たない所で装甲車が立ち往生していた。
見つかりたくなかったろうね。でも、見つけちゃったんだ。
5月30日
間違い電話って、二度続けて来る事あるよね。
そして、二度続けて同じ所に間違ってかける私もいる。
5月29日
とんとん拍子に事が進む。今までそんな事に合ったことがない。
これからもこんな事はないだろう。そう思っててちょどいい。
5月28日
待ち合わせに遅れそうになって、思いっきり走る。
着いた頃には、息が切れて、話が出来る状態ではない。
5月27日
木々の緑が日増しに濃くなっていく。初夏。
木漏れ日の中で、スズメバチと対峙する。
5月26日
画材を買いに街へ出る。次の創作に想い膨らむ。(20%offだったし。ラッキー♪)
5月25日
何処から飛んできたんだろう。玄関前は、花びらの吹き溜まり。
一面のピンク色を踏み、外出する。
5月24日
何か忘れているような・・と思いながら床に着く。
寝かかって思い出し飛び起きる!犬の餌、忘れてる!!
5月23日
どうせなら車が激しく往来する時に赤信号になればいいのに。
車の流れが切れた時に赤信号。
5月22日
口にいっぱい、ほおばっている時に電話がかかって来る。
もごもごになる。
5月21日
小石を蹴飛ばしたつもりが、飛んでいくスニーカー。
5月20日
蝦夷春蝉(えぞはるせみ)鳴く森にて、大あくびする。
5月19日
牛乳を一気に飲み、溺れかける。
5月18日
野の中で、冗談を思い付き、ひとり笑った。
足元のタンポポが揺れた。
5月17日
傘を持たずに出て、雨に降られる。 濡れるのが嫌で走る。
しかし、次第に雨の中、走るのが面白くなってくる。
5月16日
炎天下の中、スケッチをする。ひからびかける・・・水くれ・・。
5月15日
気持ちよさそうに鴨が泳いでる。と、思うのは人間の勝手。
「ちっ!魚には、逃げられるし、今日の人間はパンをくれないし、
雌には嫌われるし、ろくな日じゃねぇや。」と思って泳いでるかも。
5月14日
山菜取りのおばさん。そこら辺は、さっき犬が小便した所だよ。
5月13日
プリンタが壊れた!と思ったらインク切れだった・・。
ガソリン切れに気付かず、車が壊れたと言ってるようなもの?
パソコンが壊れたと言って電源入ってなかったようなもの?
5月12日
ガソリンメーターが0を指している。
それから結構走れるのを知っている。同乗者は嫌がるけど。(笑)
5月11日
蠅。窓を開けるが馬鹿な蠅は、出れない。
逃げたい蠅と、逃がしたい私。しかし逃げられない蠅。
5月10日
絵を描く。目をつぶってイメージを固める。
瞬間、寝かかってる私・・・。(笑)
5月 9日
犬の冬毛が抜け、生え替わる。その抜け毛を雀がくわえて飛んで行く。
巣材に使うらしい。ほぅ、犬の抜け毛が役に立っているのを目撃。
5月 8日
ストーブ。火をつければ暑いし、消せば寒い。そんな季節。
5月 7日
強風の向かい風の中を飛ぶカラス。
なかなか進まない姿を見つけて笑う私。
5月 6日
水芭蕉の花が終わると葉が異常に大きくなる。
巨大化したチンゲン菜に似てる。食べられればいいのに。
5月 5日
快晴の中、火を囲み、肉を焼き、笑い、語らう。
5月の風が吹き抜けていく。
5月 4日
そんなにスピード出して抜かしても赤信号で追いつく。ほらね。
5月 3日
道路が込み合っている。人はどうして群れたがるのだろう。
閑散とした山に身を置く。
5月 2日
雨。1日中雨。雨音を聞いてる内に夢の中。
5月 1日
犬の餌入れの中に花びらひとつ。季節の始まり。
4月30日
桜の花の満開の下。死体が埋まってる想像した男がいた。
桜吹雪の中に身をまかせて、坂口安吾を思う。
4月29日
桜満開の中、友人が訪ねてきた。話がはずんでたちまち時間が過ぎる。
帰った後、私の気持ちに変化があるのに気が付く。桜の見せた幻想かも。
4月28日
私の視野には私は見えない。
しかし、ある情景を思い出しているときは、自分は居るんだよね。
なんか不思議。
4月27日
南の方から目撃証言が北上してきてついに北海道も桜が咲いた。
北海道が終点の様な気がするのは、間違いだよね。
樺太へ、そしてもっと北へ桜前線は北上するんだよね。
4月26日
デジカメが先着3名様に、安売りするというので、
朝8時半に店に並んだ。しかし、他の客は開店時(10時)に現れた。
4月25日
4日前が27.5度。今日が3度。
ふざけんなー!と天をにらみ半袖Tシャツをしまう。
4月24日
大勢の前でしゃべる機会有り。
間違えても、とちっても、笑いに変えて乗り切る神経。
4月23日
ウグイスが「ほけきょ」。いきなり話しかけられた。
なんて返事しようかと迷ってると、「かぁ」とカラスが鳴いた。
4月22日
足元を見ると蟻。久しぶりに逢ったのに忙しそうだった。
まぁ、退屈な蟻なんて見たことないけど。
4月21日
気象庁始まって以来4月の札幌の高気温27.5度。
7月中旬の暑さ。草・花・虫があわてているのが見える。
4月20日
スカイダイビングって、あれは落ちてるんだよね。
凄い勢いで地面が近づいているんだよね。
飛び降り自殺みたいなモンだよね・・・絶対やらない。
4月19日
雪解け水で冷たい水の中、水芭蕉がちょうど見頃。
別名”へびのまくら”ともいう事についても、花は何も言わない。
4月18日
私は少々、茶髪にしてる。自分で脱色してみた。
あれ? ちょっと茶色すぎた? 飼犬と同じ色?
4月17日
スーパーの店員がレジの計算を間違えた。
私は、間違いを指摘したが彼女は聞き入れず、結果千円以上得した。(笑)
4月16日
水辺でカワセミのつがいを見たよ。背中と頭が青緑色で腹側がオレンジ色。
見えなくなるまで立ちすくんでたよ。
4月15日
日だまりの中、玄関先の犬があくびで迎える。
4月14日
蛙の産卵の声を3日前に聞いた。今日行ってみると蛙の卵があった。
日陰にまだ しつこく残る雪と対称的な風景。北海道の春。
4月13日
久しぶりの雨。傘が壊れてるのを発見する。
4月12日
パンク発見。大風の中 タイヤ交換をする。
ついでに4本とも 夏タイヤに交換。
おぉ。雪よ。しばらくは さよならだ。季節の変わり目の行事。
4月11日
去年はあの辺にヘールボップ彗星が。夜空をを見る。
4月10日
氷がおおかた溶けた冷たい池に鴨が泳ぐ。平気な顔をしている。
4月9日
友人にとっても頑張ってる人がいて、話を聞く。
頑張っていない私は、腕組みをして唸るばかり。そう、いつかはと思いながら。
4月8日
九州から桜の写真が添付されたメールが届いた。
それを見ながらビールを飲む。デジタル花見。
4月7日
急に春めいて気温17度を記録する。
2ヶ月前には−17度だったのに。 その差34度。
4月6日
日当たりの良い土手は雪が溶け、今年始めてみる ふきのとう。
そのまぶしい薄緑の命に、犬が小便をする。
4月5日
カラスによってゴミ集積所にゴミが散乱。
人が通ると、どうだとばかりに見返すカラス。
4月4日
割れていた玄関のガラスを直す前に、ガラスの割れ目から記念写真。
4月3日
夕焼け。凄く久しぶりに見る気がする。深呼吸する。
4月2日
話題のラブロマンスを見ても感動しない私。かわいくねー。(笑)
4月1日
なごり雪。名残惜しがってる訳じゃないのに、なごり雪。
3月31日
朝起きて鏡を見る。髪が総立ち。ロッカーみたい。これはこれでいいかも。
3月30日
猫柳が膨らんでいるのを発見。風が優しい色に見える。
3月29日
坂でもなく、石があるわけでもなく、氷が張ってるわけでもない。
そういう所で転ぶ特技を持ってる。
3月28日
犬の足の裏の肉球を触る。ぷわぷわ。触るのはいいが、犬は迷惑そう。
触った後は、犬臭い。犬はそんな事 知るか、という顔をしている。当然だ。
3月27日
なんか眠いぞ。春眠暁を覚えず、ことわざ通りの現象か?
あっ、喉も痛い。頭も。なぁんだ風邪だよ。
3月26日
電気店で、寝ぐせ発見。
あちこちにビデオがあり、自分が映ってるから。
3月25日
レンタルCDを返却する。期限まであと1時間だった。 ふぅ。
3月24日
「おはようございます。」と私が言うと「こんにちわ。」と返ってくる。
朝寝坊すると人々と時差が出来る。
3月23日
「焼き うどん」って「野球丼」と聞こえるんだけど。私だけ?
3月22日
森を歩くと鳥がひっきりなしに鳴いている。
鳥の世界も忙しそうだ。いろいろ伝えなきゃならない事があるのだろう。
3月21日
夢を見た。ずっと昔の。何で今頃。 しばし懐かしむ。
3月20日
時間がない! 早く出かけなくちゃって時にかかってくる電話。(もぉっ!)
3月19日
お風呂に入ってから気付く。石鹸ない・・・。
3月18日
落ち込んだ時。人よりも、蒼く光る月に励まされる。
3月17日
釣銭には無頓着な方だ。
今日、財布の中に長野五輪記念500円玉コイン発見。
3月16日
筋肉痛。筋肉って すじにく なの? 肩肉、内もも肉が筋肉痛。
筋肉痛になって、自分の肉を食肉のように分けて考てみる。
3月15日
出先で車の鍵をなくす。
とても困った状態なのに割と平気な私。
3月14日
「CD-ROMカバー。あなたの大事なCDを ゴミ・ほこりから守ります。」
そういう説明文を読み、悪口に思える。ゴミ・ほこりの部屋に住む。
3月13日
犬も年を取ると白い毛が多くなるのを発見。知ってた?
3月12日
ご飯ってさ、植物だから野菜なのか、と思ったらいけないのかなぁ。
3月11日
とても腹立たしい事があった。それと、凄くうれしい事があった。
あのね。1日にひとつずつにして欲しいんだけど。
3月10日
玉葱で涙する。玉葱の涙なんだってば。
3月9日
宇宙で、水が水でいられるのは、奇跡に近い事だ。大抵は氷か水蒸気になってしまう。
ならば、私が私でいられるのも、奇跡に近い事だ。
3月8日
風呂場の電気が切れる。わずかな明かりの暗い中、湯船に入る。
夜の海の人魚の気持になる。
(夜の沼のカッパの気持ちでもいいんだけど。)
3月7日
太陽の寿命があと50億年。今は半分まで来たらしい。
こんな事を知ったってなぁ。知らないより世界を広く感じるけど。
3月6日
北国でも日差しは、強くなってきている。
季節は確実に夏に向かってる。ほんとは夏と冬しかないんだよ。
間を春と秋って言ってるだけなのさ。
3月5日
指先から文字が生まれる。
時々自分でも気が付かなかった本音が出る。
3月4日
昨日の暖かさが、「うそうそあれ間違い」って言わんばかりの今日の寒さ。
3月3日
氷割り= | 北海道地方で見られるこの季節の風物詩。 |
|
家の前の固まって氷と化した雪を割る作業の事。 |
|
水割り= | お酒を水で薄める事。 | | | |
点ひとつで、こんなに違う言葉の面白さ。
3月2日
きゃ〜。太った! 20kgも?あれれ?どんどん増えていく・・。
壊れてるよ。体重計・・。(ほっ)
3月1日
時々見かけるんだけど。
犬の散歩で、犬をだっこしてる人。
2月28日
酔っぱらってすべてが2つに見える。
2月27日
昼、目が覚めた。
あれ?寝てたのかぁ。
2月26日
葉書きに張ってあった切手にハンコが押されてないのを発見!
へへっ、上手に剥がそうっと。
2月25日
くたくたに疲れた日。魚を貰う。ありがとう。
2月24日
ごくごくと喉を鳴らして水を飲む。
この音には自信がある。コマーシャルに音だけ参加希望。
2月23日
山に餌がなくなると、ヒヨドリが、私に向かって「ぎゃー」と鳴く。
あわててそこらの木にリンゴを刺す。
毎年、野生の鳥に催促される私。
2月22日
バナナの皮で滑ってころぶ。
そんなシチュエーション現実には、見たことないぞ。
2月21日
今日、私は真理を悟った。
人生は勘違いと誤解と思いこみで成り立っている。
2月20日
外で飼ってる犬は毎日野宿なんだよなぁ。
明日、気温はマイナス13度の予報を聞いて、改めて犬を思う。
2月19日
ちくわの穴。ドーナツの穴。マカロニの穴。
穴がなくても別にいいんだけど、あったほうがいいね。
2月18日
スケートの後のカレーうどんは、うまい事を私は知っている。
テレビでスケートを見てカレーうどんを思い出す。
2月17日
時間を忘れて本を読みふける。
わっ、2時過ぎてるよ。
こんな日が続いて実はへろへろ。
2月16日
待ち合わせは本屋に限る。
待たされても、待たしてもさほど気にならないからだ。
時間ぴったりに行き、相手も時間通りに来ると
「え〜っ、どうしてぇ?」と思う事がある。
2月15日
空が、どうかなったらしい。壊れたとしか思えない。
降り続いてやむ事を忘れた雪。音もなくただ降り積もる。
犬の頭にも降り積もる。
2月14日
犬と山に行った。目の前を2匹のキツネがじゃれながら通り過ぎた。
犬が後を追った。3匹はたちまち見えなくなった。
追うことも戻ることも出来ずただ雪原に立ちすくんでいた私。
雪まじりの冷たい風が吹いて木が揺れた。
2月13日
真冬なのに気温が0度まで上がった。暑いと感じた。
真夏に0度なら寒くて震え上がるだろう。
体感温度の不思議さ。
2月12日
月と太陽を同時に見れる日。
今頃、地球の反対側では、太陽も月もみれないんだろう。
その反対の立場は、ちょっとくやしい。
2月11日
お腹がすいて目が覚めた。もう10:30だ。随分寝た。
夕飯が7:00に食べたから15時間半も何も食べてない事になる。
2月10日
うつぶせ寝が好きだ。
2月9日
スポーツの世界大会は毎回必ず新記録が出る。
記録が伸び続けるという事などないと思うんだけどなぁ。
2月8日
ストーブの前でぬくぬく暮らす。
今冬一番の冷え込み。
2月7日
雪原に足跡が残ってる。ウサギとキツネとリスの足跡。
私のいない間の事がわかるから冬は面白い。
2月6日
人混みが苦手だ。
私も人混みを形成してる一員なんだけど。
2月5日
人参は、オレンジ色だと気付く。
しかし、オレンジは人参色とは言わないのだ。
2月4日
一日を振り返る。今日、何かいい事あったかな?
あっ、上弦のおぼろ月が見れた事。
2月3日
重い物を持ち上げるのに友人が「よいしょっ」と言った。
手伝う気もない私は声だけ「よいしょ。」と言った。
2月2日
玄関に置いた卵が凍った。卵が凍るとカラが割れるんだよ。
でも凍っているから中身が出ないの。
2月1日
今日はストーブの前でトド・アザラシになっていた。
1月31日
「あっ」と思った時は、だいたい遅い。
コップは割れ、寝過ごし、連絡ミスに気付く。
明日も私は「あっ」と言ってるに違いない。
1月30日
夜、滑って転びそうになりながらも、星を見ながら犬を散歩
させている人を見かけたら、それはきっと私です。
1月29日
空をあおぎ見る。無数の雪が私めがけて降りてくる。
雪だからあおぎ見るんだけど。雨やヒョウなら空をあおぎ見ないだろう。
今、冬ど真ん中。
1月28日
私はギョウザが好きだ。
とても好きなので、あまりおいしくないギョウザまで好きだ。
1月27日
昨日の天気予報では、27日は大雪と予報した。
「いや、明日は晴れる!」何の根拠もなく私は強くそう思った。
結果は、ふふふっ私の野生の勘の勝ちだ。
1月26日
ボイラーが壊れて、玄関のガラスが割れて、車のバッテリーが交換で。
次は、何が壊れるの!(怒)
1月25日
寝なくても平気な日もあれば寝ても寝ても眠い日もある。
今日は眠い日。
1月24日
ぽたん、ぽたんと水道の蛇口から水の落ちる音が
ちょうど聞いていた音楽にぴったりと伴奏の様に合う。
♪ろんがんわいでぃんろぅ〜♪ (ビートルズだよ)
1月23日
月はだんだん地球から遠ざかっているらしい。
とすると、古代の月は今より大きかった。
未来の月のなんとつまらない事。
月を見て時間を飛ぶ。
1月22日
モナ・リザを模写する。
眉毛、ないんだね。
1月21日
例えば海で遭難してイルカに助けて貰う。ウミガメに助けて貰う。
マンボウに助けて貰う。山で遭難して飼い犬に助けて貰う。
動物に助けて貰うのに憧れる。と人に言ったら
「助けて貰うのはいいけどその前の遭難がイヤ。」と言った。
そうかなぁ、動物に助けて貰えるなら、遭難してもいいけどなぁ。
1月20日
冬の道、道路が込み合い左車線へ移るタイミングがつかめない。
どうなるんだ私。何処へ行くんだ私。
1月19日
レトルトカレーを絞り切り、それでも名残惜しいのか吸う人。
1月18日
眠くて眠くて、そして寝るのは気持ちがいいね。
それと凄くお腹がすいた状態で物を食べるのもいいね。
1月17日
「洗い長いも」という言葉を見かけた。
最初「洗い、長い、も」と読んで何だか解らなかった。
すぐに「洗い、長いも」と知った。
1月16日
冷えた朝、車に乗ろうとドアを・・・。んっん〜っ
開かない・・・。凍ってしまった・・・。
1月15日
東京の大雪警報のニュースを北海道の人間は全員冷ややかに見る。
1月14日
野良犬、野良猫が車通りの多い道路を渡るのを見かける。
道路の向こう側にどんな用事があるんだろう。
1月13日
図鑑を見ると動脈が赤、静脈が青で表示されている。
なんだか半分は青い血が流れてるみたいじゃないか。
1月12日
車の運転中に信号待ちで止まった時、隣に止まった車に
「ルビンゲルマ」って書いてあった。
一瞬「ハルマゲドン」と書いてるように読めた。
よく見たら「マルゲンビル」と書いてあるのを車体の右側に逆から
書いてあるものだった。
でも、一瞬そう見えるでしょ。
1月11日
トイレのノブが壊れる。
人が入ってる時に。閉まったまま。
1月10日
年末に、いつもお世話になってるプロバイダさんに年賀状を出した。
今日、お返しの年賀状が届いた。
コンピューター関連と思えないひどく地味な年賀状だった。
1月9日
いまだにダイヤル式の電話を使ってる。
ダイヤルが戻ってくるのを待つ間がいい。
その間に話す内容が変わる時がある。
1月8日
犬の散歩。いつもと違う道を歩く。
雪かきしている知らない爺さんが、「ちっちっち。」と
舌をならして犬を呼び、ポケットの中の煮干しを犬にくれた。
通りかかるかどうかわからない犬の為に、あなたのポケットは
いつも煮干しが入っているのか?
1月7日
寒い。というか気温がこうも低いと痛い。
雪は青いし、月は白い。
雪が音を吸ってしまって世界は静か。
厳寒の北海道のただ中。
1月6日
電話の相手が尋ねる。「今、何してる?」
私は答える。「電話。」
1月5日
目が覚めると、久しぶりの大雪だった。
家を掘り起こし、車を掘り起こし、犬を連れて山へ行く。
膝を越える雪をかき分けて進む。長靴に雪が入って冷たい。
こういう時は犬がうらやましい。
1月4日
おみくじで大吉をひく。
病気治るが、長引く。待ち人、来るが遅れる。
失せ物、出ずらいので、無くさぬように。
これの何処が大吉なんだぁ〜。
1月3日
正月は曜日がわからなくなる。
カレンダーを見ずに即座に答えられる人は、もう仕事を始めている人。
1月2日
鏡もちって、雪だるまを連想させる。
目鼻を付けたくなる。
1月1日
今日は、お正月。きのうは、年末。
本当は何も変わらないんだけどね。
区切りをつけて、新しくなったふりをする。
12月31日
新聞で、尋ね人の隣に、尋ね犬。
12月30日
座布団の四隅のふさふさってどうしてあるんだろう。
それと中央のふさふさ。
12月29日
車を運転中、ちょろちょろする人間に本気で腹を立てる。
「あぶないなぁ、飛び出すんじゃないよ。」
歩行中、行き交う車に本気で腹を立てる。
「乱暴な運転だ。本来、道は人のためにあるんだぞ。」
その時は矛盾に気付かない私。
12月28日
道路が凍っている。少しでも気を抜くと転ぶ。
雲を見ながら歩きたいのに
月を見ながら歩きたいのに
足元を見ながら歩く・・・つるっ・・うわっ、痛ぁ〜。
12月27日
有料駐車場から車を出す。
自動支払機の所に”落とし物”と札がついて、何かがぶら下がっている。
何だろう?・・・カーテンを束ねておく紐状の物・・・。
こんな所にそんな物落とすか?普通。
断言しよう。落とし主は、絶対、現れない。
12月26日
行列を見かける。宝くじの購入らしい。
ふん、あんなもの当たらないよ。
え?買わなくちゃ当たらない?
違うよ。買わなければ、はずれないんだよ。
12月25日
夜の星に擬態するグロウ・ワームという虫の存在を知る。
グロウ・ワームが夜の星ならば、
私は、水面に浮かぶ月になって揺れてみましょうか。
12月24日
2000年も前の異国の人の誕生日がそんなにうれしいか?
心からめでたいか?
そういう私も幼き頃は、大好きだった。
今日は、クリスマス・イブ。
12月23日
町内会の回覧板を見る。
「夕方6時頃、下半身まる出しの男が出没。注意して下さい。」
おー。冬の北海道でポリシーを貫く熱い変態野郎だ。
帰ったら冷えた尻を暖めるのだろう。
12月22日
切れていた体重計の電池を1ヶ月ぶりに入れる。
・・・・・うっ、・・・・・。
12月21日
10m先が見えない吹雪に遭遇する。
10ヶ月ぶりの景色だ。ばしばしばし。頬に当たる雪が痛い。
冬生まれの私には、好きな感覚。
12月20日
演劇を観に行く。友人が出演するからだ。
友人の以外な面を見て、演劇に集中出来なかったが、
だんだん劇に引き込まれて行く。
拍手拍手拍手!
心を込めて拍手するの何年ぶりだろう。うん、なかなかいい感じだ。
12月19日
爪を切る。ぱちん。
「痛っ」
体から離れたとたん、攻撃してきた。
12月18日
忘れ物に気づいた時は、引き返す事が出来ない所まで来た時だ。
「ふふん、まぁいいや。命取られる訳じゃないし。
空は晴れてるし。世界は広いし。」
こうして私は現実逃避していく。
12月17日
髪を切りに行く。ついでにシャンプーをして貰う。
「かゆいところは、ありませんか?」
「・・ないです・・・。」
ホントはあるんだよぉ。てっぺんのちょっと右側の。
言えない内気な私を発見。
12月16日
雨漏りがする。ぴちゃん。ぽちゃん。ぷちん。ぽちゃ。
リズミカルだ。
12月15日
本屋へ行く。
本屋は寝違えて首が痛くて、上を向く事が出来ない者の
行く所ではない事を悟った日。
12月14日
山を歩いてると鴨が死んでいるのを見つけた。死んで間もないらしい。
ふ〜ん、と観察して通り過ぎて家へ帰った。
家へ帰って鴨の事を考えた。滅多に手に入るもんじゃないしな。
羽根の色も綺麗だったな。
絵に描こうと思い立ち、山に拾いに戻った。
目が白く濁ってる迫力に気遅れして、手ぶらで家路に着く。
12月13日
「もにらへきくも」
クリスマスに現れ、じゅうたんをほどいて逃げて行く、もののけ。
友人Sが考案。
・・・・やるな・・・・。
12月12日
犬を放し、山の中を歩いていると水たまりがカチンと凍って
その上に、うっすら雪が積もり、私は足を取られて転んでしまった。
あお向けにひっくり返って見えた物は、青い空にゆっくり流れる白い雲。
あぁ〜。世界はこんなにきれいだったんだ。
起きあがるのがもったいなくて、そのままずっと寝ころんでいたら
犬が大急ぎで私のもとに駆け寄ってきた。
私のまわりは、犬の足跡と野ネズミの足跡。
世界は、こんなに・・・。