ある朝。 【Q名人】 (日刊お風呂新聞を読んでいたが、急にそわそわし始める。) 「ちょっと、出掛けてくる。夕飯までには帰ってくる。飯は手抜きしないように。」 【み・住み込み見習い】 「はい。お気をつけて。・・・・・何処へ行ったんだろう。 新聞を読んでから急なお出掛けだったな。どの記事かな・・・・。 う〜ん・・あれ?これはもしかしたら、お風呂連盟の会長の写真かな。 すると、この横に写っているのは、会長のお孫さん・・・ 綺麗な人だな。美人だな。あぁ今、地元にいらしてるんだ。と、言うことは、名人は、お孫さん目当てに・・・。 うん。考えられる事だな・・・・まぁ、私は、勉強と夕飯の準備をしよう。」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【Q名人】 「だだいま〜♪ 飯〜。」 【み・住み込み見習い】 「お帰りなさい。ご機嫌ですね。」 【Q名人】 「え? いや、そんなことはない。おかわりっ。」 【み・住み込み見習い】 「はぁ、相変わらず凄い食欲ですね。」 【Q名人】 「え? もぐもぐ。そう? 俺は、大食らいなのさ。」 〜〜翌朝〜〜 【み・住み込み見習い】 「おはようございます。あれ?名人どうしたんです? 昨日、食べ過ぎましたか?」 【Q名人】 「なんか・・・。 だるい・・・。 熱あるかな・・・。」 【み:住み込み見習い】 「湯冷めですか?」 【Q名人】 「うっ・・・。そんな馬鹿な。これが外に漏れたら1級挑戦資格を失いかねない失点だ。 湯冷めであってはならないのだ。お風呂は体に良い事づくめでならなければいけない。 湯冷めとは、お風呂後のケアが行き届いてない証拠だ。 俺は、ただの風邪だぞ。わかったか。断じて風邪なんだ。」 (外出先で風邪引いたのか?いやぁ、会長のお孫さんに逢えたし、話しも出来たし。 あの外出は収穫があったからなぁ。美人だなぁ。かわいいなぁ。 しかしこの風邪はやばいぞ。試験が迫ってるというのに。) 【み:住み込み見習い】 「私は、消化の良い料理を作ります。寝て下さい。早く治って下さい。心配です。」 【Q名人】 「うん。わかった。そうする。」 【み:住み込み見習い】 「あれだけ注目を浴びてる名人が体調万全で出場出来ないとなると、大変な事だ。 名人もまだまだ勉強もしなくてはならない身だし。私の指導もして欲しいし。 せめて精の付く食べ物を作って上げよう・・・出来た! 名人、出来ました。起きてたら食べて下さい。部屋に入りますよ。」 【Q名人】 「おう。」 【み:住み込み見習い】 「名人!何やってんですか!布団を頭からかぶって、パソコンにしがみついて!寝て下さい!」 【Q名人】 「や!」 【み:住み込み見習い】 「そんな事言ってないで。今日の日刊お風呂でも注目されてるんですよ!」 【Q名人】 「あっ、そうか。俺は注目の1級挑戦者だった。やっぱり寝るか。」 (会長のお孫さんに良いとこ見せるチャンス。期待してますわ。って言われたし。うふふ。) 【み:住み込み見習い】 「当たり前です。ここに料理置きますから。パソコンは私が終了させときますから。」 【Q名人】 「わかった。」 【み:住み込み見習い】 「あっ・・・!あれ?????ん?およよ?????」 【Q名人】 「どうした?」 【み:住み込み見習い】 「名人・・。どうしましょ。パソのデータが半分程、吹っ飛んでしまいました・・。」 |