180910 (MON)  因島探訪

 ポルノにどっぷりハマって19年目、いつか行きたくて、いつでも行けそうで、
でも実際にはなかなか行けなかった因島を初めて訪れることができました。
 たった1日だったけれど、あんなに濃い1日を過ごすことって滅多にない。
 とは言え、思い返せば自分の記憶など全く当てにならないわけで(^^;
 そこは幸い便利な時代で、持ち歩いているスマホやタブレットがしっかりと
道程の記録をしてくれていたのと、撮った写真のタイムスタンプから記憶を
掘り起こし、簡単にですが旅行記としてここに当日の思い出を残しておこうと
思います。

1.因島大橋を渡っていざ上陸!

 宿泊していた福山市の駅前からバスに乗って、いざ因島へと出発。
 幸い昨日までの雨はあがり、晴天とは言えなくとも観光には十分な天気。

 因島大橋を渡る少し前あたりから、8日のライヴで流れていた、昭仁が
因島を案内する映像を思い出して、「彼らもいつもここを通って里帰りするん
だなぁ」なんて、それだけで感慨深くなりました。
 橋を渡ってすぐ、10時半頃に大浜パーキングエリアへ到着。

 ここに因島在住の島娘さんが迎えに来てくださっていて、ここからはずっと
島娘さんの車で島中を案内していただきました。
 エリアの片隅にポルノとはっさくんの3ショット特大パネルが飾ってあって、
そこで写真を撮っている方々がいました。なんとこのパネル、島内に4つも
あるとか。

2.中庄経由で土生まで

 国道317号沿いに走り、中庄へ。
 プラザオカノの前を通ったところ、外までものすごい人だかりができていて、
昭仁の伯父さまが外に出てファンの方々とお話しされていました。
 そのままプラザの前を通過し、続いて青影トンネルをくぐって土生まで。
 着いてまず島娘さんがペーパームーンを覗いてくださったのですが、ここも
やはり混んでいて、とりあえずまた後でと移動。

 車を土生港の駐車場(ポートピアはぶ)に置いて、まずは因島観光協会へ
伺いました。本来は港湾ビルの2階だそうですが、この日はファンがたくさん
集まるということでポートピアの1階に出張されていて。
 入口には大浜PAにも飾ってあった、ポルノとはっさくんが写るパネルが。
 中にはポルノに関する新聞記事の切り抜き等が掲示されていたり、地産
品の販売をしていたり、皆が大きな布に寄せ書きをしていたりで、とにかく
ポルノファンでいっぱい。
 さらに観光協会の方がINNOSHIMA FAN MAPという観光マップを無料で
配布してらっしゃいました。ノートにどこから来たのか(都道府県)と名前を
書いて、自分でマップの表紙にその日の日付を押印。マップには通しNo.が
入っていて、私はNo.01724でした。多分、その日の1724人目っていうこと
だと思うのですが、一体あの数日間だけで何人のファンが因島を訪ねたの
かしら……

 ポートピアはぶの西側の開口部から出ると海です。
 左手が土生港。ここにもポルノ関連ツアーのお客さんと思しき方が何人も。

 頭の中はもちろん『Jazz up』(笑)
 ここから土生商店街の南東側半分くらいをぐるっとそぞろ歩き。
 月曜日の割に静かなのは今やどこの商店街も同じかな。

3.新藤フルーツ

 歩いているうち、目の前に総合病院が。
 そうか晴一のお母さんはここに勤めてらしたのだなぁと思っていたら、その
向かい側に新藤フルーツさん発見!
 叔母さまはもうお店をしまわれたと聞いていたのですが、看板はそのままで
中は簡易ポルノ博物館みたいになってました。こちらも当然人の山でしたが、
奥の方でファンの方々の対応をされている男性がいて、後から島娘さんに
お訊きしたところ小丸さんだったそうです。
 「おお、あの小丸さんだったんだ!」としみじみ感慨深いものがありました。
 小丸さんのホームページのおかげで、今の私のポル友繋がりができている
のだもの、お礼を言ってくるんだった(>_<)
 っていうかすごいな、直接ファンの対応とかしてくださってるんだなぁ。

 サイン色紙がたくさん飾ってある松愛堂さん(因島本店)をちらっと覗くなど、
また商店街をぶらっと歩いて車に戻り、さらに島の南の方へ。

4.因島公園

 天狗山を上っていくと途中に「ホワイトハウス←」の看板がありました。
 これ見たらもうタマちゃんの顔しか頭に浮かばない(笑)
 さらにまっすぐ山道を上って行くと、因島公園。
 こちらにあるホテルいんのしまのレストランで昼食をとってから、さらに
山の上方へ。途中からは歩きにて辿り着いたのはテレビ塔展望台。
 高い場所だけあって、ここからの景色は見事でした。

 このベンチがあるのはテレビ塔のすぐ傍。
 二人がテレビのインタビューを受けた場所だと島娘さんにお聞きしたので、
帰宅してからDVDを引っ張り出して見て「おー、これだ!」と感激するとともに、
NHKのスタッフさんも機材担いであの坂上ったのねと、思わずそっちに感心
してしまいました(笑)。駐車場からてっぺんまでそんなに遠いわけじゃない
けど、結構急だったので。

5.折古の浜

 天狗山を下り、島の南側をぐるっと東へまわりこんで、折古の浜海水浴場へ。
 手前の階段の所で「おお、昨日ライヴで映像に映ってた、昭仁が撮影してた
場所だ!」とテンションが上がりつつ浜辺におりてみると、あちらこちらでファンの
方々がとても楽しそうにはしゃいでいて。その様子をほのぼのと眺めていたら、
誰かが砂に書いたメッセージをうっかり踏みそうになって焦りました(^^;

 考えてみれば今まで北海道以外で海辺に行ったことなくて、知識でだけは
知ってたんだけど、やっぱり北の海とは全然違うなーと思いましたね。
 海の色がどうのとか言う以前に、砂の色が違うの。北海道の砂浜は乾いて
いても黒いのですが、瀬戸内の砂は白くて綺麗でした。

6.大山神社経由で因島市民会館へ

 三庄を抜け、途中から西へ曲がり、因島南中前を通って大山神社前へ。
 晴一のお祖父さまの名が記された玉垣を拝見して(神社へ入ったわけではなく、
道路沿いなので勝手に眺めただけ)、さらに走って行きついた先は因島市民会館。
 市じゃなくなっても「市民」会館っていう名を残してあるって素敵ね。
 前日までは自治体の方がいらしてホールの中を見せてくれていたらしいのですが、
この日は残念ながら休館日ということで中に入ることはできず、建物を外からだけ
眺めてきました。

 草に覆い隠されそうになってはいたけれど、象さんの滑り台も見えました♪

7.奥山ダムの昭仁桜

 再び南中の方へ戻り、大山トンネルを抜けて奥山ダムへ。
 豪雨の際の土砂崩れの影響で途中から車は入れなくなっていたため、徒歩にて
しばらく進むと、昭仁の名が記された桜の木が。向かい側には昭仁のお父さんの
名が記してある木もありました。
 中庄の皆さんが一帯に植樹してらっしゃるそうで、これはいつか春に来なくちゃと
思わされました……が、この後、「ここには今度夏に来たい!」と思った場所なども
あったりしたので、因島を春夏秋冬コンプリートしなくちゃダメかも(笑)

8.白滝山

 島内を北上し、続いては白滝山に到着。

 山頂付近の駐車場へ車を停め、そこからは階段をずーっと上って、頂上の
展望台まで行って来ました。山頂まで7分と案内板には書いてあったけれど、
脚力不足でもっとかかったと思う……
 山の上には石仏がたくさん(700体!)並んでおり、必ず自分の顔と似ている
像があるという話でしたが、探すだけの体力の余裕はありませんでした(^^;

 展望台からの眺めは言うことなしの絶景です。頑張って上る甲斐はある!
 展望台の横には鐘楼があって、鐘突き棒がついている大きな鐘がさがって
いたので一突きさせていただくと、遮るもののない景色の中にゴーンという
鐘の音が吸い込まれていって、とても満たされた気持ちになりました。

 駐車場から車で山を下る途中、春に綺麗に咲き誇るという除虫菊畑の場所も
見せていただきました。
 うーん、桜は3月下旬〜4月初旬だし、除虫菊は5月初旬。
 一口に「春に来たい!」と言ってもこりゃなかなか悩ましいぞ(>_<)

9.因島アメニティ公園&しまなみビーチ

 因島の北にある、アメニティ公園。
 大きな白い恐竜像が見守る先に、バーベキューやキャンプができる広場が
あり、プールがあり、そして綺麗に整備されたビーチがあり。なんて素敵!と
感激しました。ここ、絶対夏に来たいとこだ……
 この頃には大分天気も良くなってきていて、空も海も青くて、腰をおろして
ボーっと海を眺めているだけでしみじみ幸せな気分。
 ここで日がな1日、のんびり本を読んだりしたいなぁ。

10.因島大橋

 はっさく屋さんの前を通って、因島大橋のたもとへ。
 ちなみにこの日は、はっさく屋さんは定休日でした。
 残念だけど仕方ない。次回リベンジしなくては!

 ここを渡って来たのねと思いながら眺めました。
 いつかいつかと言いながら、自分が本当に因島大橋を渡る日が来るとは
あまり現実的に考えてなかった気がします。
 1日中、島内をあちこち見て歩いたのですが、大橋を眺めるとあらためて
「ああ、私因島に来たんだなぁ」と実感しました。

11.松愛堂中庄店で小休憩

 中庄へ戻り、松愛堂中庄店でお茶をすることに。 

 隣のテーブルにいたファングループの方々とお話をしていたら、「祖母が稚内に
いるんです」とおっしゃる方がいて驚き。こういう偶然があるんですねぇ。

 瀬戸田産のレモンを使ったスカッシュが売り切れていたので、アイスティーと
どらソフトのセットをいただきました。このソフトの上に乗っているはっさくマーマ
レードがとてもおいしかった(>w<)
 お店の在庫はこれまた売り切れだったので、この後島娘さんに近くのJAさんに
連れて行ってもらって、マーマレードを買って帰りました。
 後日、これを使って自作したパウンドケーキもめちゃうまでしたよ♪

12.プラザオカノ

 あらためてプラザオカノへ舞い戻ってまいりました。
 時刻はすでに17時近く。さすがに午前中ほどとは言わないものの、それでも
まだまだ人がたくさん。

 お店の中をじっくり拝見して、昭仁の伯父さまともお話をさせていただいて。
 1日中ずっとファンの皆とお話しされていてきっとお疲れだったと思うのですが、
全くそんな素振りを見せることなく、笑顔でお話をしてくださいました。
 私は昔から写真に写るのが苦手で、こうして旅行をしていても自分が画角に
入るような写真はほとんど撮らないのですが、「ここだけは!」と思って昭仁の
伯父さまと島娘さんとスリーショットで1枚撮っていただきました。撮りたかった
だけあって、自分で言うのもなんだけど過去最高にいい顔で写ってます私。
 また絶対、今度は母を連れてここに来たいと思ったし、伯父さまにもそう伝えて
来ました。「私以上に昭仁のファンなんです!」って(笑)

13.再び青影トンネル経由でペーパームーンへ

 青影トンネル、そういえば午前中に通った時には写真撮ってなかった!と
思い出して、車の助手席からパチリ。ここ車以外で抜けるの絶対怖いわー。
 っていうか、昭仁や晴一が高校生の頃の因島高校は今の南中の場所に
あったと聞いて、よく3年間毎日自転車で通ったな昭仁……と感心しちゃい
ました。
 そりゃあ晴一も「よう自転車で来るなぁ」って言うし、昭仁だって曲つくるわ。
 その後大山トンネルが開通したので、今は中庄から土生へ行くのも昔より
便利だそうです。大山トンネルは歩道もあって、そんなに怖くなさそうだしね。

 さて、プラザオカノで私を待つ間、島娘さんが一組のカップルさんとお話し
されたところ、そのお二人は島に着いたばかりだそうで、今のところまだ
青影トンネルとプラザオカノしかまわっていないとのこと。そこで、「じゃあもし
よければ」と島娘さんがお声掛けをして、お二人も一緒にペーパームーンへ
向かうことになりました。
 まだやっていればいいねと土生に着いてまずは因島観光協会の出張所へ
お邪魔してみたのですが、残念ながらすでに営業時間終了……
 しかし午前と打って変わってすっかり人の姿がなくなっていたため、入口の
ポルノ&はっさくんのパネル前でゆっくり記念撮影ができました。

 そうして17時半過ぎにペーパームーンへ到着。

 本当は16時くらいで閉店する予定だったそうですが、ファンがひっきりなしに
訪れるため、そのまま営業を続けてらっしゃるという状態でした。
 お店の方が「まさか今日もこんなにファンの人来るなんて思ってなかったわ」と
笑ってらしたくらい。そうだよね、平日だし、昨日のライヴ中止だったし、普通は
みんなもう帰っちゃうと思うよね。

 レモンスカッシュがメニューにあったので、それをいただきながら、お店にある
色々なポルノデータをむさぼるように眺めてきました。
 カップルさんとも相席で色々とお話しをさせていただいて、楽しかったです。

14.離島

 この日の宿泊地は三原。
 旅行の予定を最初にたてた時には、またバスで本土に戻って、尾道からJRで
三原までかなと思っていたのですが、計画途中で島娘さんから「船で直接三原に
行けますよ」とアドバイスをいただいていたので、船で戻ることに。
 ペーパームーンでカップルさんとお別れして、車で重井港まで送っていただき
ました。途中で車窓から見た万田発酵のHAKKOパークがすごかったなー。外が
すっかり暗くなっていたのでライトアップされていたせいもあるんだろうけど、通り
すがりにパッと見ただけなのに「あそこに何か面白そうな建物がある!」と非常に
興味を惹かれる存在感でした。
 今年の8月にオープンしたばかりらしいですが、工場見学ができるし、子供を
集めてイベントしたり、後でホームページを見てみたら足湯なんかもあるらしい。
 ここもいつか行きたいな。

 そうして、重井港から19時過ぎの船に乗って島を離れました。

15.実際に因島へ行ってみて思うこと

 9時間弱の滞在でしたが、島娘さんに案内していただいておかげでとっても
中身の濃い観光をすることができました。
 日頃からのことも含め、島娘さんには本当に感謝してもしきれません。
 昭仁の伯父さまも島娘さんのことを「いつもこの人が色々と気をまわしてくれる
から、本当に助かっているし、とてもありがたい」とおっしゃっていました。
 島を巡っている間も、観光に来ているファンの方が困っている様子だったら
「どうしました?」と声をかけてらっしゃいましたが、その様子が本当に自然で。
 そういう気遣いは他の島民の方々にも言えることで、特に今回はいつも以上に
一気にファンが押し寄せて、疲れただろうに、大変だろうに、昭仁の伯父さまも、
観光協会の方も、小丸さんも、ペーパームーンの方も……皆さん、島に来て
くれたポルノファンに楽しんで帰ってほしいという気持ちが溢れてました。
 土地柄なのかわからないけれど、これだもん、昭仁だって晴一だって、島を
自慢したくなるに決まってる。こういう所で生まれ育ったから、決して驕らない
今の彼らがあるんだなって、身を以て実感しました。

 想像していた以上に土地も人々も素敵で、一度行ったらまた行きたくなる
場所でした。花も見たいし季節ごとの色々なお祭りも見てみたいし、各季節に
行ってみたいけれど、まずは何よりも「母と一緒に泊まりがけで行きたい!」と
いうのがいちばんの夢です。
 絶対叶えなくっちゃ。