1. | Search the best way | 8. | リビドー |
2. | 天気職人 | 9. | ライオン |
3. | 夕陽と星空と僕 | 10. | メリッサ |
4. | 蝙蝠 | 11. | 黄昏ロマンス |
5. | マシンガントーク | encore | |
6. | More Than Words | 12. | アポロ '04 |
7. | シスター |
実に11ヶ月ぶりの生ポルノ。
しかも「ふたりポルノ」を初めて生で拝ませていただくのがライヴハウスでの
ファンクラブイベントとは贅沢の極みでございます。
整理番号はCR-423。
現金なもので、前までは下手側狙いだったくせに、今回は右ブロックだったことを
ラッキーなんて思ってたりするのよね(^^;
広島店で受付作業が押してしまったことから、それ以降の店では受付時間を
14時からにしてくれていたので、あきさんと一緒に14時過ぎにさっさと受付を
済ませてしまってから札幌駅前に戻り、さらに16時半のグッズ販売開始時間を
めがけて再びZeppへ。
グッズはカレンダーとグラス狙い。
他はペンダントヘッドは「実物を見て悪くなければ買おう」、キーホルダーは
「実物を見て良かったら買おう」という算段で行ったのですが、実物を見たら
トートバックが可愛いやんか……
で、最終的にはカレンダーとグラスとペンダントヘッドとトートバック。
ペンダントヘッド、思ったよりも小さくてめんこかった。普段しても平気っぽい。
キーホルダーは逆にちょっと……ね(^^;
さて、開場は18時40分くらいから始まりました。
私はCRブロックの左後ろあたりに陣取って、ちょっと後ろのバーにもたれる
感じでのスタンバイ。うーん、もうちょっと背が欲しい(涙)
開演もなかなかスムーズで、19時半を2、3分過ぎたあたりでSEが。
やはりそれは『CLUB UNDERWORLD』。いよいよ開店です。
前回同様、白シャツ黒パンツ姿で登場した昭仁と晴一。このシンプルな
格好が似合うのだなぁ、また。
サポメンさんの服は黒基調なので、その前列で白シャツが映えます。
客席へ両手をあげつつ、それぞれポジションへスタンバイ。
昭仁は早速ギターを手にしてます。
そしてまずはいつもの挨拶から。
アキ:「こんばんはっ! わしらがポルノグラフィティじゃ!」
これを聞くと安心(?)するなぁ。
アキ:「寒い中、待っとってくれてありがとう。またね、雪を降らせて
しまったようで、すみません」
もうみんな慣れてるよ、多分。降らない方がおかしいかも?
なんでも今回のイベントのテーマは「リラックス」だそうな。ライヴハウスで
リラックス……それもなんだか面白い話ね(笑)
そしてポルノグラフィティの歴史を振り返るような内容にしていくとのこと。
ちなみに私、人と人の頭の間からちょうど昭仁と晴一、その間にポンプさんが
見えて、昭仁の横にちらっとNAOTOさんが見えるかなという、なかなかベストな
ショットが見える位置でした。
1曲目は 『Search the best way』。いきなりそれで来ますか(>_<)
しょっぱなからガッツリくらったわー。
私の勘違いじゃなければ、2番のサビ、途中で1番のサビになったような
気がしたけど(^^;
イベントということで、1曲演ってはMCという構成。これまたいつもライヴとは
違う雰囲気で、それこそリラックスムードです。
アキ:「次の曲はラストに口笛が入っとって……」
基本的に今回のMCは曲について。そして昭仁はもっぱら曲名を言わずに
話を進めるので、MCを聞きながらその曲名を考えるのも楽しかったりして。
口笛だと最近のにあったな……えーと、あ、『天気職人』だね。
なんでもレコーディングの際、歌い終わっての後奏に合わせて昭仁が適当に
口笛を吹いていたのだとか。
アキ:「歌い終わっての開放感みたいな」
それを本間さんが「それだ!」と拾い上げ、実際に口笛レコーディングを行う
ことになったらしい。ちなみに昭仁がそこで、本間さんが「それだ!」と昭仁を
びっと人差し指で指差すの図、及び口調を真似してました(本当に本間さんが
その時にそうしたのかは不明)。
アキ:「わしもね、口笛くらい簡単簡単、ああ、いいですよみたいなこと言って
やることにしたんじゃけど、これが難しいのよ(涙)」
スタジオが乾燥していることもあって唇が乾き、なかなかうまく吹けずに
苦労したとか。
アキ:「ぶぶぶって変な音になったり、息しか(録音に)入ってなかったりして」
しかしそうか、あの口笛は昭仁だったのね。
アキ:「今からその曲を演るんじゃけど、ちょっと最後に口笛吹いてみようと
思います。でもまた、ぶぶぶってなるかもしれんし。まあ、だからみんな、
なんとなーく見とって」
なんとなーく、って(笑)
そうして『天気職人』が始まり、いざラストにさしかかると昭仁は客席に向かって
両手を広げ、まあまあ、みたいな手振りをし。
ああ、綺麗綺麗。最後に高く音があがるところまで素敵に響きました。
口笛を吹き終わった昭仁、安心したって感じの笑顔になって、「良かったぁ」と
その口が動くのがわかりました。
アキ:「みんな見るね(笑)」
そりゃそうよぅ。「なんとなーく」なんて無理無理。
3曲目はイベントに先駆けて実施した「やってほしい曲」ファン投票の1位だそう。
何かなぁと思っていたら、流れ出したメロディは 『夕陽と星空と僕』。
会場からはちょっと意外という感じの反応が。うん、確かにちょっと意外。
でもこの2番のサビがすごく好きなので、それを生で聴けるのは嬉しかったです。
続けてピアノソロが入り、『蝙蝠』へ。
ぜひ生で聴きたくて投票した曲だったので大喜びしちゃいました。
ピンク色の照明がちょいと雰囲気怪しげでいい感じ。
……でも昭仁ってば歌詞間違ったしぃ。1番の最後、「触れてもいいかな?」で
歌ったよね?(^^;
2曲を歌い終わって昭仁曰く、『夕陽と星空と僕』は締め切りなどが関係ない時に
つくった曲で、詞をつける時には「歩道橋」という言葉を入れたかったのだとか。
で、語呂的に道路は「二車線」か「五車線」のどっちかだなと悩み……
アキ:「二車線で歩道橋っておかしいじゃん? それなら普通に道路渡れば
いいじゃんっていう話じゃけ」
という理由で五車線道路にかかる歩道橋となったそうです。
まあ、札幌には二車線で歩道橋かかってるけどね。
『蝙蝠』も投票で人気の高かった曲だとか。
アキ:「じゃあこの曲について、どうぞ。何か話して下さい。
まだ今日いちどもしゃべってないけね」
そう話を振られたのはもちろん晴一くん。
いきなり「ちぃーっす!」とやたら高音攻撃開始(笑)
ハル:「やっぱりね、出ちゃうね」
何がじゃ?
ハル:「この……大人な感じが。歌詞に」
うわっはっはっは。
自分が詞を書いた曲には動物(生き物)のタイトルが多いよねと言って、指折り
数え上げてます。
『蝙蝠』、『アゲハ蝶』、『ライオン』、『狼』……あとは?
客席から「猫!」という声があがり、「猫?」とふたりして首をかしげ。
ハル:「ああ、歌詞にね。やっぱり出ちゃうんよね……この、動物愛護の精神が」
アキ:「スゴロクから発する動物愛護の精神が」
ハル:「おまえ、(動物タイトル)ないよね?」
アキ:「……ないねぇ」
すかさず客席から「Sheep!」の声。
アキ:「ああ、Sheep。でもあれは羊っていうよりも臆病者っていう意味じゃけ」
ハル:「やっぱ出ちゃうね。動物愛護の精神のなさが」
アキ:「いやいや。動物好きじゃし。犬大好きやし」
あなた方ふたりでしゃべってると、オチのない漫才みたいなんですけど(^^;
ハル:「自分の内面がにじみ出てしまうって……あのね、『蝙蝠』じゃなくて
違う曲の話なんだけどいい?」
アキ:「違う曲。はい」
ハル:「おまえの話なんじゃけども」
アキ:「俺の?」
インディーズ時代の『デッサン#1』の話を始めた晴一。
昭仁が「ああ(^^;」とこれから話される内容に思い当たった様子で苦笑いしてます。
当時、昭仁が彼女と別れそうだという話を基にして晴一が詞を書いたのだけれど、
大サビの部分のみを昭仁本人に「書いて」と渡したのだとか。
ハル:「そうしたらね、別に昭仁にはおまえの話だとか言うたわけじゃないんよ。
それなのに、えーと……『君と僕との幸せを考える それは僕自身を
切り刻むことなんだ』って書いてきて」
まさに今の昭仁の状況そのものだと、晴一は当時のその、別れそうだった昭仁の
彼女に「これフィクションじゃって言うた」らしい(^^;
それをまさに彼女の実名を出してばっつりしゃべるあたりが晴一よね。
アキ:「ああ……懐かしいね。ありましたね」
昭仁も彼女の名前を口にして苦笑。その彼女の名前、前にも確かどっかで晴一の
口から聞いたことがあるなぁ。
ハル:「やっぱりね、自分の中身がにじみ出ちゃうものなんね」
アキ:「人をネタにして話をするな(笑)。昔から(晴一とは)一緒ですからね、
もうプライバシーも何もあったもんじゃない。全部知られとる」
『デッサン#1』の詞が昭仁ネタだというのは知ってたし、インディーズの歌詞も
知ってはいたけれど、昔の大サビは昭仁が書いてたというのは初めて知りました。
ふぅん、そうだったんだ。ちょっとトリビア。
さて、今まで6回大きなツアーをやった中で、いちばん多く演っているのは
当然というべきですが『ジレンマ』。その次に多いのが、『アポロ』 『ミュージック・
アワー』 『サウダージ』 『センラバ』(忘れたけどなんか他の曲名も言ってたかも?)、
そして次に演奏する「これ」なのだとか。
演る回数が多い分、そのたびに色々とアレンジをしていて、今日のはなんと
「ハードロックバージョン」ですと言って始まったのは、『マシンガントーク』!
これをハードロック! なんかね……面白かった(笑)
歌詞が入っている箇所とそれ以外の箇所がちょっとだけテンション違う感じ。
歌詞が入るとどうしても 「ハードロック」とは微妙にずれてる印象になるんだけど、
間奏とかはバリバリ晴一のギターソロが入っていかにも「ハードロック」で。
いやはや、珍しい曲を聴かせていただきました。
次に昭仁が話し出したのは、ポルノグラフィティという名前の由来について。
アキ:「みんな知っとる?」
客席から「テレビで見た!」という答えがあり、「テレビで!?」とびっくりする昭仁。
アキ:「テレビでしゃべったことあるか? ……あ、あったわ」
ええ、ついこの間。
エクストリームというバンドのアルバム名から拝借したという話から、晴一が
先日、そのエクストリームのギタリストであるヌーノ・ベッテンコートと会って来たと
いう話に。
ブルーノート東京で行われた、ヌーノとTOTOのギタリストであるスティーブ・
ルカサーのステージを見に行ったらしいのですが……
ハル:「いつもはね、後で楽屋にどうですかって誘われても、いえ、いいですって
断ってるんじゃけど、今回はもう。
『すみません、ポルノグラフィティでっす。ぼっくらっの〜♪です』って」
アキ:「歌ったんか(^^:」
そうして楽屋へ入れてもらい、もうすっかり舞い上がってしまった晴一くん。
昔、ギターマガジン等で見ていたヌーノのギターがすぐそこにあるのを発見し、
「さわらないから。見るだけ。Just looking!」などとまくしたて、はしゃぎすぎて
段々とヌーノが「うざったそう」な感じになるのがわかったそうな(笑)
ハル:「何しゃべっても、『oh, oh』って(ただ相槌をうつ)感じ」
それでも写真を一緒に撮ってもらったらしい。
アキ:「その写真、俺も見たけど……」
ハル:「え? いつ見た?」
アキ:「勝手に見た(^^;」
ハル:「ダメ」
アキ:「いやぁ、ギターのケースに大事そうに入れてあったけ、こっそりと
見たんじゃけど、本当に嬉しそうな顔で。子供みたいな、童心に
かえったような顔で映っとったわ」
そりゃあ、うちらが昭仁や晴一の楽屋に入れてもらって、一緒に写真を
撮ってもらったようなもんだもんね。嬉しいだろうなぁ。
アキ:「で、言ったの? ポルノグラフィティって」
ハル:「言えるわけないじゃん」
右手を「あらちょっと奥さん」的に振って、あっさりとそう答える晴一(笑)
アキ:「言ってないんか(^^;)。それは言っとけよ」
ハル:「言えんわぁ。せいぜい、I'm your big fanとか言うくらいで」
それでも、自分がそうして好きなアーティストに会ってすごく嬉しい気持ちに
なるように、自分もこうしてファンのみんなにそういう気持ちをあげることができると
いいなと思ったと言っていました。
ということで、ここでそのエクストリームの曲を1曲。
高校生の頃にすごく流行っていて、このギターラインは誰でも弾けたという
『More Than Words』を。
このバラードは半分くらい目を閉じて聴いてました。
もちろん演奏している彼らを見たいのもあるんだけど、聴いているうちに自然と
目を閉じてしまうんですよ。良かったなぁ。
良いロックバンドには良いバラードがあるものだというトークに続いて、昭仁が
「ポルノグラフィティも5周年を迎えまして」と話し出すと客席からは拍手が。
アキ:「ありがとうございます」
今回は大体1曲ごとにMCが入るので、歌い終わって後方へ喉を湿らせに行き、
ステージ前方へ戻ってくるたびに昭仁が「ありがとうございます」って両手を
あげてたイメージがあるなぁ。
ということで、次はポルノがリスタートを切った曲です。
アキ:「……と行きたいんじゃけど、まだチューニングが終わってないようで。
ここはもうちょっとしゃべらなあかんかったかな」
晴一がまだ懸命にチューニングをしている最中でした。その作業を続けつつ、
ハル:「いやぁ、『More Than Words』のメロディが出来た時は
やった!と思うたね」
アキ:「いいメロディだ!このまま続けろ、みたいな」
ハル:「これでいけるぞ! ……けどデビュー曲は『アポロ』じゃったね」
ほーらほーら、つっこみがいないぞ〜。
チューニング終了で、ちょっと口調をあらためて晴一が話します。
ハル:「まあ、ほら……あったじゃないですか」
何がじゃ(さっきもそんなことを言ったな)。
しかしそこでトラブル発生。
アキ:「ああ、それを落としたということは、またチューニングし直しじゃ」
どうやら今せっかくつけて調整したばかりのカポを落としてしまった様子。
再びチューニング作業に勤しむ晴一くん。
ハル:「あの、皆さんに色々とご心配をおかけしたじゃないですか」
曲を出せることはいつでも嬉しいことではあるけれど、特にあの時は曲を
出したかったし、出せることが嬉しかったという晴一。
アキ:「それ、4カポだったか?」
ハル:「え?」
カポの位置について昭仁から言われ、ギターのネックを確認する晴一。
ハル:「ええんよ、これで」
アキ:「そうか、よかったか」
ハル:「ああ、もうチューニングなんか適当でええわ、こんなん(>_<)」
アキ:「いや、それはダメじゃろ(^^;」
そうしてようやく 『シスター』へ。
アキ:「次の曲は久しぶりにやるんじゃけど……楽譜がありまして。
それに98年11月6日って書いてあるんよ。もう6年前ですね」
それが本間さんと初めて一緒に取り組んだ曲なのだとか。
アキ:「インディーズの頃は、タイトルを『Tokio Graffitti』といいまして。
まあ、田舎モノなんでタイトルだけでも都会的にと思ったんよね」
都会的……ね(^^;
えーと、確か『Tokio Graffitti』のメジャー版というと、私のすごく好きな
曲だったはずなんだけど、なんだったっけかなと考えつつ。
初めて本間さんに会った時の話を昭仁がしてます。
アキ:「プロデューサーっていうと、すごいこう、イメージがあって」
椅子にふんぞり返って座り、「ああ、君たち、いいね」みたいなイメージで
想像してたらしい(笑)
アキ:「それが会ってみたら、そん時は夏だったんだけど、半パンに
白いTシャツで。子供がこれから虫取りに行くぞみたいな(笑)
その瞬間に思ったね。この人、すげぇぞって」
いいキャラクターですね、本間さん(^-^)
そのまま本間さんネタで笑いをとろうとした昭仁でしたが、次の瞬間なんとも
致命的なミスを犯しました。
アキ:「今日もね、このZepp Sendaiの楽屋で……」
……Sendai? 仙台? どういうことかなそれは?
昭仁がはっと言葉を切ったのと、客席から「えーっ?」という声があがるのが
同時。あーあ、やっちゃったー。
アキ:「ごめん」
客席からは狼狽する昭仁めがけてさらに「あーあ」というブーイングが。
っていうか、客席みんな昭仁を追い詰めて楽しんどる感がある(笑)
アキ:「すみません、ほんまにすんません」
必死に土下座する昭仁(笑)
ハル:「おまえはもう、明日? いや、明後日?に心が行っとるんじゃ」
アキ:「いや、そんなことはない」
ハル:「ここ(札幌)は適当にすませとけって感じか」
アキ:「違う違う(汗)。ほんまに申し訳ない」
ひたすら謝り倒してから、ようやく話の続きへ。
本日サポメンさんの楽屋にて、バルーンアートが流行っていた(?)模様。
ピンクのバルーンをねじって、細長いぞうさんの鼻みたいな、うにょんと延びる
部分を残した帽子のようなもの(ナンちゃんがステージ上で実物を見せてくれた)を
つくり、NAOTOさんがかぶって笑っているところへ本間さんが登場。
俺もそれかぶりたい〜(>_<)とご所望なさったそうな(笑)
その時NAOTOさんが上半身裸だったので、本間さんにもそれをかぶるなら
上を脱がなきゃダメですよって言ったら、昭仁曰く「頼んでもないのに」下まで
脱いで下さったとか。わはは。
あと、晴一が「何故ホンマなのにhommaと書くのか?」とか言ってた。
それだと「ホムマ」じゃないのかと。で、昭仁が「その方がカッコいいから?」なんて
答えてたっけ。
最後に昭仁はPA席に向かい、「すみません、色んな意味で」と謝ってました(笑)
さて、話は本題に戻りまして、本間さんと初めて一緒に作業した曲のことです。
アキ:「この曲はプリンスみたいにしたいねって言って」
そこで詞もそういうのを意識して書いたとか。
『Tokio Graffitti』って……ああ、確か 『リビドー』だったはず。
そう思い出したところで、まさに昭仁が「このタイトルって、本来の意味は
性的衝動って意味なんですけど」と。おお、合ってた。
アキ:「でもここで皆に性的衝動を出されても困るんで、まあ何かそれ以外の
衝動を外に出してって下さい」
うーん、久々の『リビドー』、いいねぇ♪
投票の時に最後までどうしようか悩んで、入れなかったことをちょっと後悔した
曲だったので余計に嬉しかったです。
9曲目は『ライオン』。
『リビドー』に『ライオン』って、ライヴで聴くと音が太くてすごく好き。
あれ、『ライオン』についての話ってなんかしたっけ……覚えてない(汗)
昭仁が「森男!」って振って 『メリッサ』のイントロへ。
やっぱりあれはベースのラインから、ぱんっと弾けるようにサビへ繋がるのが
気持ちいいね。
アキ:「えー、もう去年の話なんですけど、『ミュージック・ステーション』で
六本木ヒルズの屋上から歌ったことがありまして」
綺麗な月で締めた映像、あれは忘れられませんな。
アキ:「あの時は、いつものように天気があまり良くなかったんよね。
雨は降ってなかったけど、曇りで風が強くて。それでもまあ曇りでも
仕方ない、ええかって。風で髪が横分けになりながら。今もまあ
横分けになってきてるけども」
前髪横分けネタは、少し前にもどっかの曲の後に言ってました(^^;
歌って動いてるうちに、段々横分けになっていくのよね、昭仁の前髪。
アキ:「それが、本番で演奏している間に少しずつ雲が流れていって。
自分たちは見えないんじゃけども、少しずーつ雲の切れ間が
見えてきたらしくて。最後に曲が終わるのと同時にさーっと月が
出てきて、そこでレコード会社のスタッフの人がカメラさんに、
『あれ、撮って下さい! 月、抜いて!』って。
だからあれは、本当にその場でのアドリブだったんですよ」
そういう風にまわりのスタッフさんたちの力もあって、自分たちはこうして
いられるのだと言っていました。
昭仁が「最後の1曲となりました」と言った途端、会場からはそれを
残念がる声がしきり。
本当に楽しい時間はあっという間です。
アキ:「えー、新曲なんですけども。えーと……これ、もう言うてもええんかな」
ハル:「いいんじゃないの?」
アキ:「いいの?」
ハル:「え、何?」
昭仁、上手の袖の方へ視線をやってスタッフさんに確認を取っている様子。
さらに晴一のところまで行ってこそこそっと耳打ち。
そして。
アキ:「『黄昏ロマンス』、今週第3位です!
これも皆さんのおかげです。ありがとうございます」
おおっ、やったぁ(^-^)v
『黄昏ロマンス』は生で聴くとなお良しですね。いや、どの曲もそれは
そうなんだけど、音が広いなぁとか優しいなぁとか思って。
途中、ただすけさんのフルートが入り、なにぶん下手側が全くと言っていいほど
見えない私は最初それが彼の生演奏だとわからず。
まわりの様子で、「あれ、もしかして?」と一生懸命隙間から見てみたんだけど、
結局フルートの端っこしか見えませんでした。残念。
そして本編終了。手を振って下手へと消えていく姿は、アンコールがあると
思ってもやっぱり淋しい。
アンコールをうながすのは、最初は手拍子。そして例の「ポルノ、チャチャチャ」に
なり、しかしそれが段々ずれていって。
そして再び揃った時には「ポルノ、チャンチャン」って手拍子がふたつに減って
ました(笑)。こりゃまた新しいバージョンやね。
さほど待つことなく、再び両手をあげつつ登場したメンバーたち。
服装は変わらず、昭仁と晴一は白シャツのまま。
アキ:「アンコール、ありがとうございます! やっぱりこうして呼んでもらえると
嬉しいですね。嬉しくて、ちょっと今ここに飲み物をこぼしてしまったん
じゃけど」
そう言いつつ、おへその左側あたりを気にする昭仁。
アキ:「ちょっと染みになっとるかもしれんけど。大丈夫? 見えん?」
多分大丈夫。
それではまずメンバー紹介から。
ただすけさんは「俺、Cupidの時のTシャツ着てるんだけど。まだ(自分が
サポートに)いなかった時の……」と言っててなんだか可愛かったですね。
NAOTOさんとポンプさんは特に語らず。
ナンちゃんは先ほど話題に出たバルーンアートを持って前へ出て来て、上手側の
お客さんに渡すというサービスを。
ナンちゃん:「それ、かぶって」
アキ:「かぶって、だって。そうそう」
私のところからは見えなかったけど、もらった彼女は素直にかぶった様子。
ナンちゃん:「その長いのを前に。あ、俺の言うことは聞いてないのね(^^;」
しかしなんたってそれは晴一の目の前。
ハル:「気が散る〜」
アキ:「気が散るって。ごめん、やっぱり脱いで(笑)」
森男くんの紹介の時は、彼がインディーズの頃に『ループ・ザ・ループ』という
バンドをやっていてライバルだったこと、その彼と今こうして一緒にやっている
ことが不思議な気持ちだと昭仁が言っていました。
森男くんからのコメントは特になかったけど、にこにこと笑顔。
そしてこれも私のところからは見えなかったんだけど、手を振ってくれたらしい。
アキ:「手を振ったぞ、森男が!」
め、珍しいことなんですかね、それってもしかして。
彼はサポメンさんの中でもいちばん(精神的に)大変なポジションにいると
思うので、そういうリアクションをしてくれると安心するっていうか嬉しいんだけど。
サポメンさんの紹介のあとは、ポルノグラフィティのふたり。
アキ:「ギター!晴一!」
ハル:「ちーっす!ちーっす!」
いや、だからアナタ(^^;
でもそれが盛り上がるんだなー。
ハル:「今日は来てくれてありがとう」
最後にボーカル昭仁くん。
アキ:「ちーっす!」
盛り上がる場内。
アキ:「いいなー、これ。簡単に盛り上がるわ。もらおうかな」
ハル:「おまえは『うぃっす!』にしろや」
アキ:「うぃっす!」
またまた盛り上がる場内。ってか、何言われても盛り上がるんですけどね。
アキ:「えー、先ほども言いましたが、今年僕らは5周年を迎えまして。
デビューして5周年ですが、まあ、ポルノグラフィティという名前を
つけてから10年ですね。
最初はよちよち歩きで。5年経って、2本の足でちゃんと歩けるようになって。
10年経って、少しは走れるようになったかな……と、思ってたんですけどね」
ここだったか、どこか本編の途中でだったかも昭仁は、「不本意に、というか、
ふたりになって」という言い方をしていて、前にBREaTHを読んだ時にも思ったけど
本当にタマちゃんの脱退話は昭仁(と晴一)にとって、寝耳に水だったんだなぁと
いう印象を受けます。
アキ:「また今は、よちよち歩きから始めてるような感じだけれど、もういちど
走れるようにやっていこうと思っているので、皆さんどうか支えて下さい、
よろしくお願いします」
泣かせること言ってくれるじゃありませんか。
オイラはまだまだついて行かせてもらいますぜ。
さあ、本当の本当にラストの曲です。
彼らのデビュー曲である『アポロ』。
しかし元々は『ヒトリノ夜』でデビューする予定だったとのこと。
色々あって、ロケットで飛んでいく=わしらも月まで飛んで行くぞくらいの
気持ちを込めて『アポロ』にしたと言っていました。
そこで会場の皆がそれぞれに「ふーん」とうなずきの声を漏らしたのが
1000人以上もいるとなかなか大きな「ふーん」になりまして。
昭仁が「こんなに大きな『ふーん』は初めて聞いたわ。ひとりひとりのが
集まると、こんなにでかい『ふーん』になるんじゃねぇ(^^;」などと、妙な
感心(?)をしとりました。
あと、その時だったかな、ナンちゃんが「へぇ〜」ってトリビアの音を出して、
昭仁がばっと振り返り、「おおっ。びっくりしたぁ。いきなり」って笑ったりして。
アキ:「前に『僕らの音楽』という番組に出させてもらいまして。
すごくいい番組だったんですけど、そこで演奏したバージョンで」
『アポロ '04』は番組で聴いた時にものすごーく気に入りまして。
あのジャジーな感じが素晴らしい!
実は先に広島店へ行かれた島娘さんから、この曲を演るという情報を得ていて
楽しみにしてたんです。でも本編では演らなかったので、じゃあアンコールだ!と
心待ちにしていた分、これまた幸せ気分で堪能させていただきました。
ラヴ・E・メールはちゃんとフロム・札幌でした。ああ良かった、フロム・仙台って
言われなくて(笑)
最後はサポメンさんと手を繋いで……のいつものはナシ。
昭仁と晴一がふたりステージに残って、結構長々と手を振ったりピックを
投げたりしてくれてました。晴一が下手側でやたらとピックを投げてて(手に
持ってたのかな?)、それで今度は昭仁が上手側へ行って晴一の使ってた
スタンドについてた予備のピックを取って何枚か投げてくれてました。
それから、最後に生声での挨拶。
アキ:「また会いましょう!」
今度はいつ会えるのかなぁ。今からもう待ち遠しいよぅと思っていたら晴一が。
ハル:「まったね〜!」
うわははは(爆笑)。なんじゃ今日の晴一のその高い声モードは(^^;
ああ、もう色々と楽しませていただきました。満足満足。
まったねぇ(^-^)/~~~
それではレポートの最後に、「どこで話したのか忘れたけどこんなことも
言ってたよ」コーナーを(汗)
曲の中には色々とアレンジしたものがお蔵入りされていたりするという話で、
『サボテン』には4種類のバージョンがあるし、『Mugen』のアコースティック
バージョンというのも実は存在するとのこと。
アキ:「でもあの曲で、ワールドカップの曲で、アコースティックだとちょっとねぇ」
で、お蔵入り。
他にもなんかの曲のこと言ってたなぁ。機会があったら今度聴いてもらうことも
あるかもしれないって言ってたけど……多分なさそうよね(笑)
今回、1曲歌い終わるたびに水分補給する昭仁でしたが、そうしてステージ
前方へ戻ってきた時に客席から「疲れた?」とかなんとかいう声がかかって、
「そりゃ疲れとるわ!」と妙なテンションで返事するヒトコマがありました。
アキ:「いやいや、大丈夫ですよ。っていうか、なんでそこで
逆ギレしてるんだ俺っていう(笑)」
かと思えば、同じように1曲終了後に水分補給をし、トークを再開しようとしたら
何故か第一声の「はい」って言葉がやたらと高い裏返った声になっちゃって、
場内が爆笑したという一幕も。
アキ:「なんか、いきなりそんな高い声出されても困る話よね、そんなん」
困るっていうか、うん、おかしい(笑)。でも楽しいし。
最初に「今日のテーマはリラックス」って言ってたけど、本当にそんな感じの
2時間でしたね。
曲はもちろんバラードからロックまであったんだけど、1曲ごとにMCを入れて
しゃべっている雰囲気とかが柔らかくて。ライヴハウスというサイズのせいも
あるのかもしれないけど、身近さとか、いい意味でのラフさがあった気がします。
タマちゃんがいなくて森男くんがいる、そんなスタイルも馴染んできたように
思えるし、次はホールでのライヴをこのメンバーで見てみたいな。
ひとつ終わるともう次が楽しみってね(笑)