「楽しみをわが子にも」


待ちに待った本が出ました。ハリーポッターの3巻目です。久々にわくわくする本に出会い,首を長くして待ってました。いったい何度読みかえしたでしょうか。3巻目も期待を裏切らず3回読んでしまいました。頭の中に広がるハリーの世界は、ともすると私の日常にも忍び込んできて、思わずはっとすることもしばしばです。なんとなく何が起こっても不思議じゃない気がしています。夢中になる本や,映画に出会うと、中学1.2年の頃の担任を思い出します。その頃,何にもわからず,無知な私にある本を薦めてくれました。読んでしまうと先生と感想を話したり、次の本を薦めてくれたりしました。その頃映画もいろいろあって、先生や友人とよく何がいいとか話したものです。そんな時、一人のクラスメートが良い本や映画は何度見てもいいと、私には理解できないことを言いました。先生は,このことについて皆で話し合わせました。私はこの頃,新しい出会いにわくわくし、次から次ぎと読んだり見たりしていたので、何人もの人がいいものは何度も見たくなると,言うのがわかりませんでした。一人、今はいろんなものに出会うときだとか言っていたのを思い出し,恥ずかしくなります。それでも先生は皆に意見を出させて勉強じゃなかったので、大いに盛り上がりました。今は良い映画に出会うと何度でもテレビにくぎずけです。好きな作家や映画に出会うとこのときの話し合いを思い出し担任の消息が気になります。子育てもずいぶん楽になり、本を読む時間が出来ました。図書館に通うようになり、あー私は本が好きだったと思い出しました。本に会うきっかけを中学の1年生で作ってもらい幸せです。この楽しみを我が子にも伝えたいのですが、なかなかうまくいきません。もう少し時間が必要なようです。

ゆのみ NO7 8月30日
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