「簡素に豊富に」 |
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まじめに清く美しくなんてとってもやってられないわと言いたくなるようなこのご時世、やっている人たちが沢山います。若い時酪農の実習で入った農家の奥さんに薦められ知ったこの会は、羽仁もと子という人が出した雑誌婦人の友の読者の会であった。活動は私の知りたいこと身に付けたいことばかり。あっというまに引き付けられ、会員になりました。独身の私は青年の集まりに入り、週に1回学び合いました。毎回羽仁もと子さんの著作を読み合い皆で思ったことを語り合いました。昭和の始めに書かれたとは思えない、今にもそのまま通用する内容に共感し、考えを教えられました。周りには主婦のプロが沢山いて困った時は知恵を下さいました。話をしていて地に足がしっかりついている安心感がありました。先行きの見えない不安な今こそこのような考え方や,暮らし方が多くの人に知られ、安心して暮らせる社会が実現できたらいいなと思います。先週私は月1回の会合に出席しました。今回は今週から開かれる講習会の総練習でした。毎年この時期に家計の講習会をして、お客様に来て頂き活動を見ていただきます。家計簿のある暮らし、予算のある暮らし、料理のワンポイント、資源のこと,環境のことと、伝えたいことは沢山あります。どうすればお客様にわかりやすく伝わるか、ポイントをしぼって話します。いつもは本番に行くだけでしたが、練習風景も見られて今回の講習会がさらに楽しみになりました。願わくは,一人でも多くのお客様に来て頂き会を知ってもらい、さらには会員になってもらえたらと思います。私は早来に会員がいないので苫小牧の会合に行っています。仕事もあるのであまりまじめな会員ではありませんが、身に染み付いた友の会の考え方は私の生き方でもあります。家庭は簡素に、社会は豊富に、なんて素敵な言葉でしょうか。 ゆのみ NO13 11月15日 |
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